サブマシンの PC ケースを大掃除しながら交換してみた

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はじめに

 先々月にメインマシンの PC ケースを Corsair 550D から Corsair iCUE 465X RGB に変更した。
 余っていた 550D は置く場所が無いのでキッチンの片隅に放置していたけど流石に「邪魔」と言われてしまったので、重い腰を上げてサブマシンのケースと交換する作業を行うことにした。
 サブマシンのケースは Antec ThreeHundredTwo AB という今は無き Coneco.net の体験レビューで 2012/04 に提供頂いた物なのでかなり長いこと使って来たもので。

サブマシンの分解清掃

 兎にも角にも分解していかないとお話にならないので、狭くて汚い自室に作業スペースを作りサブマシンをバラしていくことに。

 こうして WesternDigital の HDD を 3 色並べるってのもした事なかったなーと並べてみた。2, 3, 4TB で合計 9TB になる。Green 2TB は使用時間 6 万時間超で SMART はノーエラーだけど流石にリプレースを考えないといけない。

 電源ユニットも保証切れてるから開けて中の埃くらい取っておくかなーなんて気軽に開けたらマジカオス

 もうこれ掃除機入らないしブロワー噴いても埃が奥に詰まっていくだけだし火噴いたら危ないわ!! で廃棄。2012/05 からこれも長いこと使って来た良い電源だった。
 そこで代わりにメインマシンのお下がりで 7 年物の Corsair CMPSU-850AX を突っ込むことにした。フルロードさせたところで 150W にすら届きそうにない Ryzen 5 2400G マシンに 850W とか頭がちょっとおかしい感じがするけど、適度な容量の予備電源が無いので仕方が無いのである。何れ Corsair RM550x あたりが欲しいなと。

 分解しながらお掃除したりでかなり時間が掛かったところで CPU クーラーの取り外し。スッポン知らずでさっくり取れた。
 グリスは一部固化していたりと劣化している様子が見受けられた。こういう機会でもないとグリスの塗り直しとかやらないから丁度良かった。

 CPU グリスのお掃除には KURE エレクトロニッククリーナーがかなり便利。各種基板の掃除にも使えるので一本持っておくと良いかも。

組み込み作業

 ばらし終えた後は一息入れて組み込み作業を開始した。

 マザーボードを先に載せ、忘れずこの時点で EPS12V をさしておく。

 以前購入した Novonest のスリーブ延長ケーブルを使うときがやっと来た様で。ちなみにサイドパネルを閉めたら中は見えないので余り意味は無い。

 (赤が在庫切れだそうなので代わりに白いのを紹介)

 次は CPU にグリスを塗る。こだわりのマスキング塗り。

 ちょっと世間で騒がれてる熊グリス。こちらは当然本物を使用。

 マスキングテープが 0.1mm 厚なのでグリスの塗り厚も多分 0.1mm。
 このくらいの面積をカバーしておけばちょっと伸びて良い塩梅になると予想。
 熊グリスの性質上、マスキング塗りは伸びが悪いので結構難しい物がある。次は猫グリスにしようと思う。

 あとは一気にパーツを組み込んで配線を行っていくのみ。

完成の図

 Corsair 550D は蓋をしてしまえば中身が全く見えないので、配線に関しては手抜きが出来る
 サイドパネルがクリアならファンコンで使うペリフェラル 4pin は絶対裏に回すけど見ないならマザーボード側に放置しておいても良いかなー! で放置

 裏配線はケーブル本数が少ないこともあって楽だった。SATA ケーブル辺りをもうちょいどうにかした方が良いかなと思ったけどまぁ良いかとこちらもまた手抜き。
 やはり電源ユニットはフルモジュラー式だとケーブルの本数削れるので組みやすいなと思った。更にスリーブケーブルだと尚良いんだけどね。

電源投入でトラブル

 ただ組み直しただけでも何か問題があれば動かないのでちょっとドキドキ
 設置して配線して電源 ON で BIOS が POST しないもんで更にドキドキ
 マザーボードである MSI B350 TOMAHAWK の Debug LED を見ると VGA が点灯。「VGA って APU だから内蔵なんだけどなー」と思いつつも、過去に同じ現象があったなと。
 それは PCI スロットのデバイスに原因があるという事。
 Earthsoft PT2 の接触不良を先ず疑ったので、PT2 を抜いて電源 ON したら正常に起動が行われた。
 「これだ!」ということでもう一度 PT2 を慎重に差し込んで固定。電源再投入としたら正常に起動してくれた。
 過去に同様の問題に遭遇して切り分けて解決していたから経験が役立った。即時解決。
 ということで原因は PT2 の接触不良だった―― ということで。

静かになったサブマシン

 元のケース Antec ThreeHundredTwo AB はゲーミングケースを冠しており、とにかく穴だらけでエアフローの確保が楽な物だった。
 それだけにファンのノイズがモロに伝わってくるので 24 時間稼働しているサブマシンの横で寝ると偶にうるさいなーと思うときがあった。
 Corsair 550D はエアフローの確保も出来て尚かつ防音加工までされているので静音性も確保出来てるかなり良いケース。古いけど。
 ケースを交換してケースファンの調整を行った途端、今度はメインマシンがうるさく感じる位に音がしなくなってくれた。
 目的は 550D にして静かにさせることだったので、見事目的達成と相成った。

 ちなみにグリスの塗りがどうだったかも気になったので、IntelBurnTest VeryHigh を回してみたら Tdie のピークは 72.6 度になった。Ryzen 5 2400G 購入時のレビューでもおおよそ同等だったので問題は無かったと言う事で。

おわりに

 「PC の中身を別のケースに移動させるだけ」と文字にしてみればたったこれだけなんだけど、いざやってみると大半の時間を掃除に費やすことになってしまった。特にケースファンや CPU ファン、パーツに積もった埃等々。
 作業開始から撤収完了まで 4 時間 45 分ほど掛かってしまったが、中身は凄い綺麗になったし静音化という目的も果たせたので良い作業だったなと。

著者プロフィール
ぶっち

本格的に PC へ触れ始めてたのは 1990 年位から。
興味は PC 全般。OS は Windows と Linux などを嗜む。
プログラマやネットワークエンジニアを経てフリーに活動している 2 児の父な 40 代半ばのおじさんです。

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