経年劣化した Logicool MX Master 2S を再生させる

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はじめに

 2018/02 に購入した Logicool MX Master 2S。
 近頃バッテリーの減りが早いなと感じるようになって来た。Li-Po バッテリーだから充電サイクルからして劣化が始まっている感じなので交換してしまおうと考えた。
 実行に移した結果、作業中に大掃除をした事が原因でホイールの回転が非常に重くなってしまった。
 どうしたもんかなと Ali Express を眺めていたらホイール部分だけ単体で売っているじゃありませんか。

 ポチって 1 週間ちょっと。かなり早く着弾したので交換作業を行い、購入当時の操作感が戻って来たので記事に残しておくことにした。

 本記事で分解、パーツ交換を行っているが、既に保証期間の過ぎた物であり一切のサポートを受けることが出来ない。
 その為、全てに於いて自己責任の上で作業を行う必要があるので要注意。

バッテリー交換を行う

 バッテリー自体は互換品が Amazon に売っていたので、これをポチるだけ。到着もすぐだから待つ事も無く作業に入ることが出来た。

 製品のレビューを読むとコネクタの形状が違うとかなんとか書いてあったが、筆者の個体はそういった事もなかった。
 純正品は 533-000120 と表示があるので、同じ表記のある互換バッテリーであれば行けそうな感じもする。

 MX Master 2S を分解するにはドライバーセットがあると便利。
 最近購入したドライバーセットの PH0 と PH00、T6 の 3 つで全て分解可能であると確認出来た。

 ドライバーセットに付いていたマグネットシートを使ったので、外したネジも無くさずに作業出来た。
 代用品としてプリングルスの蓋など、お菓子のパッケージを使ってしまうのも便利で良い。

 ボディのネジを外してパカッと開けるとバッテリーがすぐに顔を出す。
 この時、端子の向き、ケーブルの極性を間違えないように写真を撮るなどしてしっかり記録しておこう。

 バッテリーが載っているプラスチックパーツもネジを外して取り出す。
 端子から引き抜くときは適当な工具が無かったので、ラジオペンチで力を入れすぎないようにしてゆっくり引き抜いた。

 また、バッテリー本体は土台となるプラチック部品に両面テープでくっ付いており、粘着力もあるので剥がすのに苦労した。
 Li-Po バッテリーの為、過度に曲げたり穴を開けたりすれば発火する可能性も否めないため、ビビりすぎだろうって位に慎重な作業を行った。
 角の少ないアルミ製の定規でペリペリ剥がしたが結構怖いものがあった。

 あとはバッテリーを新品の互換品に載せ替え、端子も元通り間違い無く接続し、どんどん組み上げていくだけ。

そして事は起きる

 MX Master 2S をパカッと開けて中身を見た所、髪の毛や何かしらのカス等々ととにかく汚かった……
 ここまで分解することは滅多にないからとほぼ完璧に近いレベルで綺麗に掃除したら、綺麗になりすぎたホイールの回転が重くなってしまった。
 恐らくグリスといった潤滑剤まで飛ばしてしまったのが原因だろうと思われるが、プラスチックに攻撃性のない「KURE 5-56 無香性」やオイルを添加しても戻らなくて頭を抱えた。

 MX Master 2S の特徴にある SmartShift はホイールの回転速度が一定を超えている間は回転し続けるという非常に便利なもの。
 ホイールが重くなると言うことは一定速度以上で回転している時間が恐ろしく短くなるため、ほぼ意味を成さなくなってしまう。

Ali Express を探せばなんでもあるのかと思ってしまう

 ふと Ali Express で他にも互換バッテリーは無いのかなと探していたら MX Master 2S の中にあるスイッチが付いた基板が売られているのを見つけた。
 それならホイールだけ売ってたりしないかなと検索したら売っていたのでポチッと行っておいた。

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 筆者が購入したショップは、この記事を書いている時点でマウスパーツの取り扱いを止めており、ストア名まで変わっているから他の信用がありそうな所を選ばないと行けないのがなんともな所だが。

ホイールの交換作業と問題点

 10/19 20:40 に注文をしたホイールは 11/01 夕方にポストへ投函された。Ali Express で ePacket を使った配送にしては爆速だ。

 しかし、ホイールは緩衝材さえ一切無くビニール袋に入っているだけで到着した。
 物は大丈夫なのかなーと不安になったけど、それとは全然違うところで問題が発生した。

 以下の写真左側が今回購入した互換 (?) ホイール。右側の汚くボロい物がオリジナルな純正品。
 何かが足りない。

 裏返してみるとこう。
 MX Master 2S の基板と接続するモーターの電源ケーブルが付いていないのである。
 やられた感。

 ちなみに製品ページにある写真はこうなっており、モーターの電源ケーブルは存在する。

 今から返品だなんだって文句言うのも時間が勿体ないので、モーターだけ純正品を使う事にした。

モーターの付け替え

 ホイールのパーツからモーターを取り外すにはネジを 2 つ外してプラスチックのパーツを外したあと、モーターを固定しているネジを 2 本外す。
 そしてモーターの軸に付いているプラスチックのパーツを引っこ抜けば良い。

 同様にして純正品側もモーターだけ取り外し、今回購入した互換品のパーツにモーターを逆の手順で取り付けるだけだ。

ホイールを本体に組み込み

 特に注意したい部品がスプリング。
 純正品底部に付いている小さなスプリングを互換品側に流用しなければならない。
 非常に小さく、スプリングというだけあって良く跳ねる。紛失しないように厳重な管理をしておこう。
 スプリングを互換品に移す作業は、基板へホイールを載せる直前に行うのが良い。

 組み立て時に基板を仮止めした辺りで動作確認を行う。
 MX Master 2S の電源を入れて左右クリック、ホイール動作、ホイールクリック全てが違和感無く正常動作する事を確認しよう。
 問題があった際には各ケーブルの接続確認など、自分が行った作業を振り返って見直すと良いかも。

 全て組み戻したらここまでの作業は完了となる。
 新品と同じ様なホイール操作が戻っているのでご機嫌になれる。

ソールも交換する

 なんども分解している関係上、底面のソールも同じ回数だけ剥がしているのでボロボロになっている。
 マウスの滑りに不満は無いが、なんかみっともない感じだったので Amazon で MX Master 2S 専用のソールをポチッとした。

 1,080 円したけど 2 セット組だからまたボロボロになってもすぐに交換出来るのが良い。

 当然、全てのソールを一旦剥がし、無水エタノールを付けた綿棒でぐりぐり掃除しておいた。

 ここに購入したソールを寸分の狂い無く貼り付ける。

 ソールの保護シールを引っ剥がす。

 ソールの質感はこんな感じ。

 削れてツルツルになった純正ソールから、この製品に貼り替えたところ若干重く感じるものがあった。
 接地面積が増えた影響と思われるが不快感は無い。しっかりマウスパッドを捕らえている感じがする。

おわりに

 日本の通販だけでは済まない部分もあって時間がかかるが、調子が悪いところは互換品なりに交換してしまえば蘇るというもので。
 保証が切れた後の悪あがきとしてはなかなか実利ある試みだと思われる。

 これでまた延命できたので、末永く使用して行ければと思う。
 何れは MX Master 3 あたり欲しいものだが。

記事更新履歴

記事更新履歴
  • 2021/11/01
    22:42
     初版
  • 2021/11/02
    09:50
     ホイールパーツの純正品と互換品の比較画像 2 枚に文字を入れた物へ差し替え。
  • 2021/11/04
    01:20
     記事タイトルに入れた「リノベーション」は建築用語をイメージしちゃうので変更した。
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著者プロフィール
ぶっち

本格的に PC へ触れ始めてたのは 1990 年位から。
興味は PC 全般。OS は Windows と Linux などを嗜む。
プログラマやネットワークエンジニアを経てフリーに活動している 2 児の父なアラフォーのおじさんです。

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コメント

  1. 記事を参考にMX ERGOトラックボールの電池交換しました。Li-Poバッテリーはしっかり妊娠してました。バッテリーを両面テープから外すときに金属製のピンセットを使ったせいかしっかり火花が飛びましたが、燃え上がるほどではなかったのが幸いでした。絶縁物(プラやセラミック)の道具を使うのが良さそうです。交換後は無事動いています。ありがとうございました。
    ロジクールには「せっかくUSB端子付いてるんですから有線マウス(トラックボール)としても使えるようにしてくれ!(内蔵電池はヘタらないモードも欲しい)」と意見を述べておきました。

    •  コメントありがとうございます!
       Li-Po が妊娠するほど長く使われていたのですね。そうなるとピンセットの場合、外装を突き破ってしまうこともありそうなので、確かに導電性の無い道具を使うのが良いですね。
       それにしてもバッテリー式は購入当初なら良いかも知れませんが、経年劣化を踏まえて長期的に考えるとニッケル水素電池を使ったような製品の方が良いのかもですね。

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