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AMD は既存の GPU 部門を再編し、新たに「Radeon Technologies Group」(以下 RTG) を設立して日も浅いが、RTG の最初の成果物となる Radeon Software が発表された。既存の Catalyst Software Suite を置き換えるべく刷新される
Radeon Software の最初のバージョンである Crimson Edition とは 2015~2016 年で用いられるメジャーバージョンを表す。続いて Year.Month の形式でマイナーバージョンが付与される。
表記としては次の図の通り 2015/11 にリリースされると仮定すれば「Radeon Software Crimson Edition 15.11」になる。
Radeon Software の特長としては、大きく 3 つのポイントがある。
Radeon Software は .NET Frameworks ではなく Qt (C++ 用の Toolkit) を用いた開発により起動時間が 10 倍以上高速化されている。Catalyst では起動するのに 8 秒かかるところ、Radeon Software では 0.6 秒になると言うようなレベルでだ。
次に UI 周りの変化。Windows 8 で採用されたような Modern UI に則ってきている。Catalyst よりもシンプルで視覚的に分かりやすく、直感的な操作もしやすそうだ。
Radeon Software で設定できる主な項目を抜粋して紹介する。
GAME MANAGER はゲームタイトル毎に細かなセッティングを管理できる。
更にはゲームタイトル毎に GPU を OC させる事も可能に。重いゲームでは OC をしたり、逆に軽い物であれば性能を落として省電力化を図ることも可能だろう。
VIDEO では Profile が多数あるので、それを切り替える事で Fluid Motion や Steady Video、Sharpness、Brightness の ON/OFF や調整が可能となる。
DISPLAY では複数枚のディスプレイが接続されていれば、ディスプレイ毎に FreeSync や VSR、スケーリングの設定が行えるようだ。
SYSTEM では PC の主要な所を見やすく表示してくれる。ワンクリックでコピーする事も可能に。
スライドを交えて駆け足で紹介するのみに留まったが、現行 Catalyst は「確かに重い」ので起動速度が速くなるだとか UI が変わるだけでもかなり良い刺激になるとおもう。
願わくば Fluid Motion や VSR 等の固有名詞的な物を無理に日本語にせず、そのままにしたローカライズだと嬉しいなとも思って見たりする。
2015 年中にリリースされるとのことだが、今年も残り 1 ヶ月と 20 数日しか無いし、そう長々と待つこともなさそうなので楽しみにリリースを待とう。
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