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この度 Claybox Limited より FHT-P2 / 非接触型体温計のご提供を頂いたのでレビューをお送りする。
本製品は赤外線を照射する事により、直接触れずとも体温及び物の表面温度を計測する事が可能な非接触型温度計である。
パッケージ及び付属品
非接触型温度計本体と動作に必要な単三電池 2 本、取扱説明書が付属する。日本語の記載も当然あるので困る事はないだろう。
スペック
計測距離 | 3~15cm |
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計測範囲 | 体温 : 32.0~42.5℃ 表面温度 : 0~100℃ |
計測精度 | ±0.3℃ |
操作環境 | 温度 10~40℃、湿度 85% 以下 |
サイズ | 149 x 77 x 43mm |
重量 | 実測 172g (電池込み) |
使い方
本製品側面にあるスイッチ/ボタンで動作モード及び設定を行い、トリガーを引くことで温度を計測する事が出来る。
体温計測
側面の切り替えスイッチを Body 側にした状態で、額から 3cm 以上 15cm 未満の適切な距離でトリガーを引くとすぐさま計測が完了する。
実際に体温を測る前に、普段使いの脇下計測タイプの体温計との差を把握し、本製品のオフセットモードにて誤差を入力すると脇下タイプの体温計に合わせることが出来る。
オフセットモードに入るにはトリガーを引いて電源を入れたあとに Set ボタンを 2 秒ほど長押しすると、液晶に F1 と表示されるのでさらに Set ボタンを押して F3 と表示させる。液晶に F3 と表示された状態で + 若しくは – ボタンを押せば 0.1℃ ずつ +/- する事が出来る。
体温計測時、発熱しているとどうしてもおでこ表面が汗ばむが、そう言った状態では汗により表面温度が低下しているので正常に計測出来ない場合もある。ちょっとおかしいなと思ったら、脇下タイプの体温計で再計測する事をオススメする。体調基準で発熱の判断を行うと良いだろうと思う。
表面温度計測
側面の切り替えスイッチを Object 側にした状態で、温度を計測したい物へ垂直に向けてトリガーを引くと温度を計測する事が出来る。
対象物が鏡面仕上げだったり反射する物だと、照射した赤外線が反射して正常に計測する事が出来ない場合もある。アイロンの「かけ面」に対してこれをやり、火傷した等と間抜けな事をした過去がある。要注意だ……
おわりに
非接触型温度計という事で、直接触れることをせずとも温度を計測する事が可能だから、素直に体温を測らせてくれない子供の体温計測には打って付け。下の子が保育園に行く前の毎日の検温とかは戦争になるので……
しかし、用途は体温計測だけに非ず熱を持ちやすい AC アダプターやパソコン内部のチップセットや VRM、電源ユニットと言ったちょっとクーリングを気にしたい部分の温度を把握するにも非常に有用である。
本製品は体温計測モードと表面温度計測モードの切り替えがスイッチ一つの切り替えで済んでしまうから、用途に応じて瞬時に切り替えつつ利用出来る作りである。ただ、操作ボタンがゴム製であるから押したっきり戻ってこない時も多々ある。ここは樹脂製にした方が良いだろうと強く思う所。
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