はじめに
この度は SOUNDPEATS 様より完全ワイヤレスイヤホン最新作となる SOUNDPEATS Air5 Pro のご提供を頂き、新たなサウンドを試す機会が得られたので、レビューをお送りしたい。
Air5 Pro とはどんなイヤホン? となった場合、特長として簡潔に伝えるべきは -55dB を誇る強力な Adaptive Noise Cancelling (以下 ANC) 機能、ハイレゾ認証済み、尚かつ Snapdragon Sound 認証済みであるため、高音質なコーデックによる没入感半端無いサウンドを奏でてくれるイヤホンとなる。
VGP2025 で金賞も受賞しているから、その音質や品質は折り紙付きだと思われる。
パッケージ及び内容

パッケージ内容はいつも通り、本体他、充電ケーブルにサイズ違いのイヤーピース。

スペック
製品名 | SOUNDPEATS Air5 Pro |
タイプ | 完全ワイヤレス |
ドライバー方式 | 10mm ダイナミックドライバー (PU+PEEK) |
ハイレゾ認証 | 認証済み |
Snapdragon Sound | 認証済み |
LE Audio | 対応 |
再生周波数帯域 | 20Hz~40kHz |
対応コーデック | SBC, AAC, LC3, LDAC, aptX, aptX Adaptive,aptX Lossless |
Bluetooth チップ | Qualcomm QCC3091 |
Bluetooth バージョン | 5.4 |
Bluetooth プロファイル | HSP, HFP, A2DP, AVRCP |
イヤホン単体最大持続時間 ※ AAC, Vol. 60% 通常モードにて | 7.5 時間 |
ケース使用最大持続時間 ※ AAC, Vol. 60% 通常モードにて | 37 時間 |
重量 (イヤホン) | 4.8g |
重量 (ケース + イヤホン) | 50.3g |
サイズ (イヤホン) | 34.60 x 19.87 x 23.50 [mm] |
サイズ (ケース) | 66.88 x 48.33 x 26.92 [mm] |
充電時間 (イヤホン) | 1 時間 |
充電時間 (ケース) | 2 時間 |
充電コネクタ | USB Type-C |
急速充電 | 対応 (10 分の充電で最大 2 時間使用可) |
アダプティブノイズキャンセリング | 対応 (-55dB) |
防水性能 | IPX5 |
付属品 | ・USB Type-C 充電ケーブル ・取り扱い説明書 ・アプリ説明書 ・イヤーチップ (S, M, L) ・ピーツくんステッカー |
外観
充電ケース
SOUNDPEATS Air5 Pro の充電ケースは、正面 3 分の 2 程が上にパカっと開くタイプ。
イヤホンを非常に取り出しやすい。指先が滑って落とす機会も減るかな? と思った。






イヤホン
カナル型となるイヤホンタイプ。
デフォルトでは M サイズのイヤーピースが装着されているので、サイズが合わない場合、付属品の S か L 何れか合う方へ付け替えよう。
尚、SOUNDPEATS ロゴがあしらわれている部分はタッチセンサーになっており、音量や選曲操作、ANC モード切替などが行える。

スマートフォンとペアリングしてアプリを入れる
SOUNDPEATS Air5 Pro の蓋を開けると自動的にペアリングモードとなっているので、スマートフォンから Bluetooth 設定を開いてペアリングを行う。特に難しい事は無い。
イヤホン操作には PeatsAudio というアプリのインストールが必要となる。
デフォルトのまま使用するのであればアプリが無くとも使うことは出来るが、性能を引き出すためには是非インストールを。
Android 用 PeatsAudio
iPhone 用 PeatsAudio

PeatsAudio のホーム画面は以下のようにメイン機能の切り替えを行うことができる。
マルチポイント機能を使用中は LDAC コーデックを使用できないので、使いたい場合は OFF にしよう。
ただ、マルチポイント機能が有効でも aptX 系コーデックを使用可能なので音質に関する心配は余りないだろう。


イコライザー設定も可能で、プリセットも豊富。
デフォルトではチェックが付いてないけど SOUNDPEATS クラシックが有効となっているハズ。


ノイズキャンセリング機能に関しては更に 4 つのモードで切り替えが出来るようになっている。
基本的には適応型で問題はないだろうが、局所的に手動設定したい場合、有用に働いてくれる。

装着感
およそ 2.5 時間ほど Air5 Pro をつけっぱなしで使用していたが、耳が痛くなるとか痒くなる等という事も無く、片耳 4.8g というだけあってイヤホンを付けていると意識させない感覚である。
ハウジングの形状は耳の形に合わせたデザインであり、すっぽり入るので尚更違和感を覚えづらいのだと思われる。
音を聞いてみる
いつも通り筆者愛用の Galaxy S10 に PowerAMP! というアプリを入れて DreamTheater のアルバム Greatest Hit & 21 Other Pretty Cool Songs を一通り聴いてみた。
圧縮方式はロスレス、Air5 Pro 側は LDAC を使用。PeatsAudio のイコライザー設定は SOUNDPEATS クラシック。
ファーストインプレッションでは暖かみのある中音域に意識が行った。ボーカルやギターを中心に前に出てきている感じなので、オールラウンドに良い調整かなと思われる。
次に重低音域。PU+PEEK 素材を用いた 10mm ダイナミックドライバーということで、今までの製品と比べると小さなドライバーにはなったが、意外にも非常にクリアで歯切れの良い重低音を聞かせてくれた。
バスドラのぱたぱたとかベースのアタック音など、かなり気持ちが良い。
そして高音域は他音域ほど明確な特長がないフラットな印象を得た。そつなくこなしてくれている感じ。
全体的に音の解像度は良好で音同士が喧嘩をしない。聞きたいところに意識を向ければそこが聞こえてくる。
それ故に高音質であると言える。
ANC の威力を確かめて来た
一般的にパチンコ屋のノイズレベルは 90dB という。
これは -55dB の ANC 性能を確かめるには程よい環境だろうということで朝から行ってきた。遊んできたとも言う。
先ずは道路に面した通路での並び。ANC ON で先ず車の走行音や人の会話の殆どが激減。
音楽を流すと、もう音楽しか頭に入ってこない状態になった。
普段使いしている -45dB の ANC 性能をもつ SOUNDPEATS Capsule3 Pro+ よりも更に -10dB なだけあって効果もグッと上がった。
外にいてもおおよそ室内で音楽を聴いているような状態にイコール。
そして開店時間を迎え、台を確保して 2.5 時間ほど遊戯。
Air5 Pro は ANC ON のまま無音状態とした。
すると…… 「これこれ、この没入感!」と言わんばかりに自分の台の音しか頭に入ってこない。
周囲の激しい騒音も殆どが低減され、うるさいという意識もなく、自分の台にだけ集中出来る気持ちよさ。これはクセになる。
一定の周波数帯の音だけが ANC 機能から抜けて聞こえちゃう現象も起こらず、全帯域満遍なくノイズをカットしてくれている。
――といったように、強力な ANC 性能をもった耳栓としても使うことが出来るようだ。
音楽を聴くという以外にも用途があるのは素晴らしいもので。
気がつけばお金も尽きたので帰宅の途についた。結果は言わずもがな。
おわりに
筆者個人的に特に良いなと思ったのは
- 音質面では重低音域の歯切れの良いクリアさ。
- 機能面では ANC 性能と精度の高さ。
この 2 点。より SOUNDPEATS Air5 Pro を好きになる理由となる。
値段帯からして全体的な出来は平均点以上を取ってきているので、多少の不満点こそあったとしても、トータルでは満足の行く製品になるとかと思われる。
特にノイズキャンセリング性能が欲しく、音質も確保したい場合はこの SOUNDPEATS Air5 Pro。オススメである。
割引きクーポンコード
10% オフで購入可能となるクーポンコードもご提供頂いたので掲載。
商品ページに掲載されているクーポンとの併用可能との事なので、有効活用して手頃に入手しよう。
対象製品 | SOUNDPEATS Air5 Pro |
10% オフクーポンコード | SPA5PN3PR50 |
有効期間 | 2025/04/30 23:59 まで |
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