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何の下調べも無く、AOMEI Backupper でシステムのバックアップを取り %APPDATA% 以下のデータもバックアップ。これで万全とクリーンインストールに挑んだのだが、ドライバーのインストール絡みの問題から断念する事になったお話し。
既に Windows10 へドライバーを導入する場合には、ファイルへの署名が必要だったのだが Anniversary Update に含まれる更新内容にはさらに厳格化されて未署名のカーネルドライバを弾くようになってしまった。
この事により、今まで問題無く Windows10 上へインストールできたドライバーもインストール出来なくなる物が出てしまった。
例えば今回、バックアップソフトである AOMEI Backupper Pro 3.5 で予めシステムのバックアップを取ってからクリーンインストールを行ったので、必要なデータをバックアップイメージから復元する際に AOMEI Backupper のインストールが必要になる。
しかし、AOMEI Backupper と言ったソフトウェアもドライバーをインストールしてくる。このドライバーが動作しないもんだからバックアップするにも復元するにも、ディスクドライブを見ることが出来なくなってしまった。挙げ句、OS を再起動すると INACCESSIBLE_BOOT_DEVICE との BSoD で起動不能になった。要はディスク周りにフックしているようなドライバーが邪魔してウンともスンとも言わないような感じだ。
今度は強行手段とばかりに、署名を無視して強制的に入れるモードへの移行をして強引に AOMEI Backupper をインストールしてみた所、さっきまで見えなかったドライブを見つけられるようにはなった物の、通常の起動に戻すとやはり OS は起動不能に。
AOMEI のみに関わらず、AMD のグラフィックボード用ドライバーである Crimson Software でさえインストール途中に署名云々とエラーを出されたので、これもまた気持ち悪い。
よって、クリーンインストールからの環境作りはドライバーへの署名がきっちりされるようになるまではお預けとすることにした。
尚、動作している Windows10 をそのままアップグレードする分には問題無くドライバーは動作するという話しもあるし、未署名であれば削除されたなんて話しもあるからバックアップだけはしっかり取って緊急用にレスキューメディア作成までは確実にやっておきたい所だ。
追記 2016/08/09
時間が取れたので再度 UEFI の Secure Boot を OFF にした後、Windows10 Anniv. のクリーンインストールから検証してみたところ、上記ドライバー周りの問題は起こらなくなった。
Secure Boot という物は Microsoft によって署名された物以外はちょっとごめんなさいする事により、不正なドライバが組み込まれて悪さされることを防ぐセキュリティー機能だが、要不要を考えさせられる場面となった。Linux でいう SELinux みたいに折角のセキュリティー機能が逆に扱い辛くて OFF にされる場面も多いだけに、Windows10 に於ける Secure Boot もまた扱いづらくなるだけなのかなーと感じる。
セキュリティ対策ソフトにその辺のセキュリティは丸投げにしても良いような悪いような。悩ましい問題だ。
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