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Part.2 を書き終えた後、TriXX 3.0 を弄くって居たところ FanCheck をしたら Fan #2 が完全に回らない状態に陥っていた。FurMark を回していたとき、やけに温度が上がってくるなーと思って居た所で分かった事だった。
この件に関してはファンを一旦外して接点掃除後、付け直したら回復した。しかしまぁ、今後使って行く上で不安要素にしかならないので Amazon に返品交換を依頼してみたらサクッと交換して頂けた。
新たに到着した NITRO+ RX470 は 1 点だけ異なる部分があった事と、折角手元に一時的にでも RX470 が 2 枚あるのだからと交換するまえに CrossFire をかまして 3DMark のベンチだけやってみた。
ロット差による相違点
先ず、交換前の NITRO+ RX470 の GPU-Z を見る。
メモリチップが Hynix 製だった物が交換品では ELPIDA 製と変わっている。ロットによって採用しているチップが異なるのかと思われる。Hynix 製に関してはググればメモリチップの型番まで情報を見つけることが出来るが、ELPIDA 製に関しては一切見当たらないので型番も分からず。
次に ASIC。これは RX470 のコア毎に異なるので変化するのは当然の事となるが、交換前では 75.2% となっていた物が大幅上昇した。89.2% とはちょっと驚き。かなり当たりの部類だろう。
折角だから CrossFire
自身としてもグラフィックボード 2 枚差しなんて事は初めてである。とは言え、片方は早めに Amazon へ返送しなければいけないので 3DMark のみデータを取って Part.2 で掲載したグラフへと入れ込んだ。
FireStrike の Graphics スコアに目をやると、NITRO+ RX470 単体だと 12,188。これが CrossFire では 23,360 となった。スコアの伸びが 1.91 倍なので 2 枚差しによる性能向上率はかなり高い。この FireStrike の Graphics スコアに限れば 4gamers に載ってた GTX1080 リファレンスのスコアを超えているところが面白い。消費電力は倍以上となるが……
逆に Ice Storm ではもう殆ど CrossFire の意味も無いかなというレベル。
消費電力に関しては流石にグラフィックボード 1 枚追加した分だけあって FireStrike 中の消費電力は 550±20W と言った感じの推移となった。電源は 850W の物を使用しているが、電力の変換効率を考えると 1,000W クラスの物が欲しいなと感じる。
NITRO+ RX470 で起こりうる不具合
これは交換品の動作テスト中に気付いた事なのだが、TriXX 3.0 でファンのカスタム制御をなんやかんやと素早く変更しているとファン回転数の取得が出来なくなった後に回転しなくなってしまうという状態に陥った。そのまま放って置いたら画面がグチャグチャになってしまったりも。取り敢えずTriXX 3.0 v6.1.0 を用いたファン制御のカスタム設定は控えておこうかなと思う。
ソフトウェア側からの制御でハードウェア側の動作にまで不具合があるのかもと感じた。
そこで、今回の交換で初期不良では? と矢継ぎ早に新品交換の依頼を出してしまったが TriXX による不具合の可能性も出てきてしまったり。既に不具合として申請した RX470 は Amazon に返送してしまったので確認する術も無いのだが。
おわりに
ひとまず人生初 CrossFire を経験する事が出来たので不具合を起こして凹む中にも良い事が 1 つあったなと。
ただ、500W を越えて 600W に迫るような消費電力を見せつけられてしまうと尻込みしてしまう部分もあるのが正直、恐ろしいなと感じる所でもある。
性能的に RX470 による CrossFire でも相当な性能が出せることにも驚かされた。単体でも RX480 のリファレンスに近いスコアが出せるだけに、CrossFire で GTX1080 に迫るというのも実際に数値として確認出来た。
今後、CrossFire と言ったグラフィックボードの複数枚差しなんて試す機会は先ず無いと思うので結構面白かったなと。
こう言ったポテンシャル込みで NITRO+ RX470 4GD5 を買って良かったなと感じている。
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