MSI X370 GAMING PRO CARBON の BIOS が 1.E0 に

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 2018/03/09 の夜に 1.E0 が公開されていたので、早速飛びついてみた。
 既存の 1.C0 では CPU の OC 設定にて Vcore を 1.30 よりも下げることが出来なくなっていたので、ずっと Ryzen 7 1700X を定格で使っていた為だ。

BIOS のダウンロード

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更新内容

– Improved memory compatibility.
– Improved PCIE device compatibility.
– Update AGESA Code 1.0.0.1a to support new upcoming processors.

転載元 https://jp.msi.com/Motherboard/support/X370-GAMING-PRO-CARBON#down-bios

 AGESA が 1.0.0.1a とバージョンナンバーが小さくなっているが、これは PinnaclePI-AM4 と名称が変わっている為だ。恐らくこのバージョンを以て Ryzen 2000 系に対応したと思われる
 メモリの互換性に関しても改善されているとのことだが、そういった事に悩むのが面倒だからと Ryzen 用メモリにしたから余りそこに恩恵は感じ無い。

更新手順

 2018/03/09 付けで 1.E0 とあるのでそれをダウンロードして USB メモリに入れておく。

 BIOS 更新手順としてはいつも通りトラブルを避ける為の手順を行う。

  1. 更新前に BIOS に入り F6 を押して設定を初期化。F10 を押して保存後再起動。
  2. 再び BIOS に入り M-Flash モードにして USB メモリに入れて置いたイメージを指定し更新。
  3. 更新後に直ぐ BIOS に入って F6 を押して設定を初期化。F10 を押して保存後再起動。
  4. 再び BIOS に入り、自分なりの設定をしてまわる。

 おおよそこの感じ。BIOS を更新しても何かしらの設定が生きたままになっていたりするとトラブルの元となる。なんだそれと思うかも知れないが十分起こりうる現象で、筆者も BIOS 周りで設定が上手く行かなかったりと経験があったり……。

設定変更や確認

 上記手順を踏んだあと、自分なりの設定をしつつ Vcore の設定を変えてみた。

 無事に 1.30V 以下へと設定出来る様な修正が加えられていたので良かった。

 これで再び 3.8GHz 常用 OC で稼働させることが出来る。

再度ストレステストも

 念のため Windows10 起動後に IntelBurnTest VeryHigh を実行。すんなりいくかと思ったら 4 周目でフリーズした。
 何でだろうと一瞬考えたところ、以前はメモリが DDR4-2933 だったのだが今は DDR4-3200 になっている。この分だけ CPU が要求する電圧が上がったという事になる。
 この為、3.8GHz 1.2250V で安定稼働していた設定だが、現環境では 3.8GHz 1.2375V としたところでストレステストも問題無く通ったのでこの設定を適用している。

おわりに

 暫く Ryzen 7 1700X を定格使用していたけど、その性能でも十分な気がしてならない。OC をすれば確かに性能が上昇するけど実際にそれを体感出来るのは動画エンコードくらいだしなぁと。
 安定指向なら X 付きモデルを定格常用が一番だと思うので、この辺は暫く考えた上で気になるようならまた定格に戻そうかなと思ってみる。

著者プロフィール
ぶっち

本格的に PC へ触れ始めてたのは 1990 年位から。
興味は PC 全般。OS は Windows と Linux などを嗜む。
プログラマやネットワークエンジニアを経てフリーに活動している 40 代も後半に入ったおじさんです。

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