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はじめに
使用している Xperia XZs はディスプレイ部分のガラスがフラットでは無い曲面ガラスになっている。その為に一般的な PET 素材やガラス素材のフィルムであってもカバー範囲が狭かったり全面吸着では無かったりと満足のいく物は一つもなかった。
そんなもんだからいわゆる裸運用という事でフィルム無しでサイドをバンパーで保護する程度の使い方となっていた。
筆者は趣味でパズドラをやっているのでタッチペンで画面をこするような場面が多いのでパズルエリアのコーティングが薄くなって滑りも悪く汚れも目立つような状況になってきた。
そこでガラスコーティング剤なんて物を使ったらこの薄くなってる箇所のコーティングをカバー出来るのではと考えて一番安価だった NANO Hi-Tech を購入してみた。
NANO Hi-Tech というコーティング剤
Amazon.co.jp にて 850 円で売っていたガラスコーティング剤がこの NANO Hi-Tech という製品。他の製品だと倍くらいの値段がしていたのでお試しで使うにそこまでお金かけたくないなーと。要はどれも同じだろうという安直な考えだった。
付属品や外観など
非常にちいさな 1ml 入りのボトルにクリーニングクロスが WET と DRY が 2 組付属。
製品容量は 1ml と凄く少ないように思えるがスマホなら 2~3 台は余裕でコーティング出来る量が入っていた。
尚、主成分はフッ素系溶剤にフッ化炭素化合物となっているようなのでフッ素コーティングという事になる。
コーティング手順
コーティングしたい対象をクリーニングする。付属のクリーニングクロスを用いても良い。
筆者はイソプロピルアルコール (ダイソーで売ってるメガネクリーナー液) をディスプレイ部分に垂らし、レンズクリーニング用の不織布で綺麗に掃除した。
クリーニングが完了したら NANO Hi-Tech を適量垂らし、乾いた不織布で小さい円を沢山描きながらディスプレイ全体に伸ばしてすり込むように手を動かしていった。
塗り込んだ部分が分かりやすい様に光を当てて写真を撮ってみたのがこれ。
コーティング作業が済んだらこのまま最低 10 分以上放置しておくこと。
十分放置したらまた乾いた不織布で画面を磨き上げてコーティングは完了となる。
Before After
先ずこちらがコーティング前の状態。ディスプレイ下半分程度が正方形に汚れている。これはガラスのコーティングが薄くなってきて手脂により汚れが付きやすくなった状態である。
そして次の写真がコーティング後の物。コーティングが薄れた箇所をコーティングしてもうっすらとその箇所が白っぽい感じに浮いて見えている。
当然コーティング作業で画面を綺麗にしているのだから綺麗と言えば綺麗。
その後
この製品は時間を追う毎に素材の硬度が増すと説明書きがある。コーティング直後で 4H となり 20 日程度で最大 9H という硬度までになるようで。
良くカッターナイフでカリカリして「傷が付かない!!」なんて動画があったりするし、この製品の説明欄に貼られている動画でもやっていた。
わざわざ傷を付ける可能性があることをしなくてもいいのにねぇ… なんておもいつつも折角だからやってみるか! と実行したらバッチリ傷が入った。
ほんとうにわざわざである。
因みに同時にコーティングした Xperia Z1f に至ってはカッターの刃をあてたらガラス表面が切れたのでは無く削れた。
まぁカッターの刃に関しては傷が入っても良いように場所を選んでやっているのでそれはそれで問題は無いが納得は行っていない。
肝心な使用感に関し、コーティングが薄くなってしまった部分に関してはある程度改善したと判断出来るが、元からコーティングがしっかり残っていた部分は何かが変わったと体感する事は出来なかった。
滑りに関する結果は薄くなった部分を補うことが出来たのでまぁまぁ良しとしたい。
汚れの付きやすさや落ちやすさに関してはフッ素コーティングだけあって割と体感出来る物で、特に指脂が付着して汚れても不織布を用いずともティッシュペーパーだけで落とせるレベルになっていた。ティッシュだけだと普通は脂分が伸びるだけで中々落とせなかったのでこの点もまぁ良かったかなと。
おわりに
画面が曲面でまともに使えそうなフィルムが無い場合の選択肢として本製品のようなガラスコーティング剤を用いるのは一つの手段かと思われる。
また、いくら硬度が高くなるからといってカッターナイフでわざわざカリカリしてまで確かめようとするのは止めておく事をオススメする。
そのうち二酸化ケイ素入りのコーティング剤も試してみたいなーとちょっと色々興味が湧いてきた。
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