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A10-5800K を使い出してすぐに dGPU として GeForce GTX560Ti を載せる等という APU の使い方を間違えたような使い方を続けてきた。これはサブマシンでも MMORPG を起動させてサクサクさせたいという目的があったからだ。元々サブマシンは AthlonII x4 640 を使っていたので、CPU という部分の性能だけでも A10-5800K は充分に魅力的だった故の暴挙。
しかし、ここ最近はそれほどゲームを動かす訳でもなく殆どはブラウザで調べ事や TV を付けてだらだら流していることが多くなってきた。そこで気になる消費電力。PT2 を載せているので TVTest で閲覧しているのだが、1440x1080 で放送されている HD 画質では、TV を見ているだけでも 180W 前後の消費電力になっていた。デコーダは H/W アクセラレーションを有効にしているが、無効にしたところで 130W 程にはなる。
グラフィック性能は iGPU の RadeonHD 7660D で充分だったと記憶していたので GeForce GTX560Ti を引っこ抜いて Native な APU として使う言わば正当な使い方に戻す事とした。
配線を外してサブマシン本体を膝の上にでも載せようと思ったら激しい埃。掃除機持ち出して埃を吸わせつつ、ケースファンを外してウエットティッシュでブレードをお掃除。dGPU を外すだけのつもりだったのもいつの間にか掃除して 1 時間程経過。綺麗にしたところで dGPU を外して元に戻した。
久しぶりの Native APU だなーと言う事で、早速 tvtest を起動させて消費電力を見てみた。
これは HD 画質 (1440x1080) の局を見ていたときの消費電力。同条件で 180W 近い消費電力だった物が、89W にまで落ちた。50% も省エネとなったので非常に満足。
それでいてゲームは動かしている訳でもなく、日常的な調べ物やメールなどをしているだけなので dGPU を抜く前後での性能差が全く以て分からない。
そして今更知った事実。AMD VISION Engine Control Center で設定できる「ビデオ」の項目が TVTest にも効いている事に。
ここなら「ビデオの色設定」が出来る。「適用」ボタンを押さずともチェックを入れればすぐにどの様になるかチェックが出来る。
こちらでは「品質」に関する設定が可能だ。デフォルトでは「縁拡張」「デノイズ」「モスキートノイズ除去」「ブロック解除」やその他各種機能が有効化されているが、これら全てを OFF にする事で更に 3~5W の消費電力低下を見込める。画質に拘らないのであればその分、消費電力を削れるし画質が欲しいのであれば ON にしたままでも良い。個人的には「ダイナミックコントラスト」機能がお気に入りなのでこれだけ ON にした。尚、ダイナミックコントラストのみ ON だと、全て OFF と比較した場合 0.5W 程消費電力が増えた。どうでも良いところだが。
6 月あたりにはデスクトップ向け次期 APU がローンチされるはず。現状、A10-5800K でも充分な性能を持っているが、A10-6800K の登場が非常に楽しみである。同じ TDP で性能が上がっているのであれば食い付いてしまいそうだ。
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