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この度 WOLFTEETH より USB カードリーダー IHUB-10 の提供を頂いたのでレビューをお送りする。
USB Type-C と Type-A に加え Type-A 端子に MicroUSB 端子も格納されているので、非常に幅広く使用可能なカードリーダーである。OTG 対応であるから、Android スマートフォンに直接接続しても USB ストレージデバイスとしても使う事が可能。
WOLFTEETH IHUB-10 の概要
パッケージ
内容物
IHUB-10 と取扱説明書のみ。説明書は英語と中国語のみとなっている。MicroUSB 端子の出し方が少し変わっているので、このあたりは日本語での説明が欲しい所だと思った。
本体
対応メディアは SD カードと microSD カードの 2 種類。説明書に具体的な記述は無かったが、SDHC UHS-I であっても正常に読み込む事は出来た。
ボディ自体はアルミ製で高級感があるがキャップはプラスチック製だった。
USB Type-A, MicroUSB 端子 | USB Type-C 端子 |
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MicroUSB 端子の使い方
使用感
Android スマートフォンで使う
使用端末は Xperia Z2 で MicroUSB 端子に直接接続を行った。
見たままであるが、外部 USB ストレージデバイスとしてカードスロットに挿入した SD カードの容量で使用可能だった。
直接接続でも使用可能なのは OTG (On-The-Go) 対応なのでホストを必要としない動作が可能であるからだ。
Windows で使う
USB Type-C 対応ポートは持ち合わせていないので、Type-A でのみの使用となる。
簡単に CrystalDiskMark を用いて SAMSUNG の SDHC UHS-I 規格のカードのベンチマークを取得した。
比較対象として Inateck HB4008 と Trancend RDF5 といったカードリーダーでも同条件で計測、比較を行う。
結果を見る限り Windows で普段使いには向かない読み込み速度だと一目見て分かる。明確に USB 3.0 対応とされているリーダー 2 種と比べると、この IHUB-10 自体の性能は USB 2.0 相当になるのだろうか。4 分の 1 程度の速度でしかない。
まとめ
USB Type-A や MicroUSB といった今まで主流だった端子も踏襲しつつ、今後が期待される Type-C も搭載しているので “製品として” の寿命は長いものになると思われる。
しかし、読み込む SD カードの性能を出し切れない点が残念な所である。
このスペックだと、PC 主体で使うのでは無くスマートフォン用であると認識した方が良いだろう。OTG 対応と言う点でも尚更かなと思う。
例えば外出先にてデジイチで撮影したデータをスマートフォンからサクッとクラウドに投げるだとか、SNS で共有すると言った用途が自分なら先ず思いつく。容量が不足した SD カードのデータを一時的にスマートフォンへ待避させるのでも良いし、スマートフォン単体で microSD カードのバックアップを取るのにも良いかなと思う。
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