AMIR クリップ式スマートフォン用レンズセットのレビュー

Review
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 この度 AMIR JP より、クリップ式スマートフォン用レンズセットのご提供を頂いたのでレビューをお送りする。
 クリップに使用したいレンズをネジ込んで固定した後、スマートフォンのカメラレンズに合わせてクリップを止めるだけで簡単に試用可能となる「広角、魚眼、マクロ」レンズのセット商品である。

パッケージ

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内容物

 レンズを固定するクリップとレンズは 2 本に見えるが、魚眼レンズとマクロレンズは連結している。キャリングポーチや後玉用キャップが 1 つと取扱説明書が付属している。後玉のキャップは 2 つあった方が何かと宜しいかと思う。
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使い方

 レンズをクリップにネジ込んで固定をする。それをスマートフォンのカメラへレンズがど真ん中に来るように挟むだけ。
 クリップはレンズの後玉を叩くような構造でないから、あまり神経質にならず脱着を行えるポイントは好印象である。

広角レンズ

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実写サンプル (Xperia Z2)

 Xperia Z2 のレンズは 35mm 換算 27mm で、他のスマホより画角が少し広い為、ケラレ (四隅の黒いやつ) が出てしまう。
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実写サンプル (Galaxy S2)

 Galaxy S2 は 35mm 換算約 30mm だそうで少し狭い。その為、ケラレは全く発生せずキッチリと広く撮影が可能。
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魚眼レンズ

 魚眼レンズはマクロレンズと連結された一体構造になっている。単品では使えないので注意。
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実写サンプル (Xperia Z2)

 魚眼レンズは被写体が丸くなるので、四隅は自ずと黒くなる物だから魚眼なら Xperia Z2 でも気にならない。
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実写サンプル (Galaxy S2)

 画角が狭い分、魚眼レンズが通る光を遮る量も少ないから写る部分が少し多い。
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マクロレンズ

 マクロレンズは相当被写体に寄らないとフォーカスが合わない。1cm 程度まで寄ると、スマホの影に入って暗くなりやすいから光源に気を付けたい。
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実写サンプル (Xperia Z2)

 被写体は Nikon のレンズキャップが手元にあったのでそれにした。
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実写サンプル (Galaxy S2)

 カメラ性能としては Xperia Z2 の方が上なのだが、マクロレンズを装着すると Galaxy S2 の方がずっと綺麗に写る。といってもこの辺は個人的好みによる物だが。
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ケラレるかどうかの境界線

 Xperia Z2 で広角レンズ使用時、四隅が黒くなってしまうケラレがどうしても出てしまう。画角が 35mm 換算 27mm と他機種と比べると若干の広角である事と、スマホ用レンズというのは大体が iPhone 基準で作られていると思わざるを得ない事にある。
 ちなみに iPhone は今回、自身で調べたところ取り敢えず 5s 以降 iPhone SE まではリアカメラに限れば 35mm 換算 29mm と統一されているので現行 iPhone 系であれば、この AMIR クリップ式レンズは何ら問題無く使用出来ると思われる。
 そして iPhone よりも更に画角が狭い Galaxy S2 の 35mm 換算約 30mm でもまったくケラレが出ず、綺麗に撮れていることから、スマートフォンに搭載されているカメラの画角が “≧29mm” で固定さえ行えればケラレに関しては問題無く試用可能であると考える。
 逆に 35mm 換算 29mm よりも広いレンズを採用するスマートフォンでは間違い無くケラレが発生するハズだ。
 購入前に今一度「スマートフォンの機種名 画角」などと言ったクエリーでググると良いだろう。

おわりに

 広角レンズ使用時、Xperia Z2 でもケラれないと良いなって期待もあったけど、やはりケラれてしまったのでその点は残念だったけどサブ機の Galaxy S2 では何ら問題無く使用可能であったから S2 で利用しようと思う。
 値段も安い部類に入るので歪みやボケ等、完璧を求めるのはあまりに酷であるから手軽にいつもと違う写真をスマートフォンで撮影できるようにしてみたいと考える分には必要な画質は得られるだろう。

著者プロフィール
ぶっち

本格的に PC へ触れ始めてたのは 1990 年位から。
興味は PC 全般。OS は Windows と Linux などを嗜む。
プログラマやネットワークエンジニアを経てフリーに活動している 40 代も後半に入ったおじさんです。

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