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この度 Mpow より Mpow Cheetah、AptX 対応ワイヤレスヘッドフォンのご提供を頂いたのでレビューをお送りする。
本製品は Bluetooth 4.1 によるワイヤレスで接続可能な AptX コーデック対応ヘッドフォンである。スポーツ用途をターゲットとしているので安全性の為に遮音性を低く、そして脱落しない形状となったイヤホン (ヘッドセット) である。
技適番号確認済 204-520265
パッケージ
パッケージ内容
イヤーピースが別途大小 2 サイズと充電用ケーブル、取扱説明書となっている。
外観
右チャンネル側のハウジングには通話ボタン兼電源ボタンが付いている。
ボリュームスイッチと充電端子となる MicroUSB 端子も右チャンネルに付いている。
イヤーピース及びドライバー部分は次の様になっている。
ペアリング
初回電源投入時は自動的にペアリングモードに入るので、スマートフォンなどのデバイスから機器検索を行い、デバイス名 Mpow Cheetah に示されるデバイスと接続する事でペアリングが完了する。
対応デバイスであれば接続後に AptX 対応の旨が表示される。
この辺の操作は廉価な中華系製品ではどれも同じである。
装着感
スポーツタイプの製品であるから、激しい運動を行っても脱落しないように耳の上を通した装着を行う。
実際に装着を行うとケーブルがかなり硬く柔軟性がないので、開こうとするテンションが非常に強かった。その為、イヤーピースを耳にしっかり装着しても耳の穴からずれてしまう状態になる。
もしかしたらそれが正常な装着方法なのかもしれないが、そのズレがかなり気になってしまった。
音質
Sony Xperia Z2 にてプリインのミュージックアプリを用いて試聴を行った。音源は Dream Theater というバンドの曲でバラードからハードなプログレを数曲チョイス。これはもう筆者がこれから先暫くは、音質評価時のレギュレーションとする事にしている。
純粋な音質を聞き取るために、耳の穴からずれてしまうイヤーピースを手で押さえながら行った。この時の音質はもの凄く素直にフラットな音質であると感じた。明瞭感も各音域のバランスも良く聞こえるので何ら問題無く万人向けのチューニングであると言える。
次にイヤーピースから手を離して通常使用と思われる少し耳の穴からイヤーピースがずれたとか軽く浮いた状態でも確認を行った。
こちらでは密閉度が下がるので遮音性も下がる。その為、環境音がキチンと聞こえる状態になるから装着しながらの移動時には車などの存在を音で認識し易くなるから安全性が増す。スポーツ用途であるからこちらの方が重要だろう。その代わり、低音域が抜けていくので迫力が減少することとなる。
基本的な音質は充分に確保されているが、用途として装着方法と密閉度の低さからじっくりと音楽を聴くことには向いていない。スポーツをしながらの「ながら音楽鑑賞」用だとおもうのでそちらの用途では万全であろうと思われる。
おわりに
あまり遮音性の高いイヤホンを装着しながら外を歩くだけでも、「気付くと車が無音で急接近してくる」みたいな危ないときもあるのである程度の環境音はあった方が絶対に良いと思う。
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