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MSI オフィシャルフォーラムにある Beta BIOS のトピックはタブを開きっぱなしにしているので、毎日チェックしている中、一昨日あたりに新しく 1.91 が追加されていた。
入れるかどうか悩んだけど、同フォーラムにて不具合らしき物も報告されていないことからちょっとばかし入れてみることにした。
筆者としては 2 点ばかり変化に気がついたので記事にしてみることとなった。
Beta BIOS Download
次に示すオフィシャルフォーラムへのリンクよりアクセス可能で、現状公開されている 1.91 をダウンロードしておく。
BIOS 更新
BIOS 更新手順はオフィシャルの推奨手順を踏んだ。
- 更新前に一旦 BIOS に入って Restore Default して保存 & 再起動。
- もう一度 BIOS に入ったら M-Flash に入って USB メモリに入れて置いたイメージで更新する。
- 更新完了後、BIOS に入って Restore Default して保存 & 再起動。
- また BIOS に入って設定をする。
面倒だけど後にトラブル起きるのも嫌だし素直にやっておく。
先ず気付く変化
この通り BIOS 1.8 までなら MSI ロゴがドーン! だった所に GAMING ロゴが表示されるようになった。
個人的にはこのロゴが好きなのでこれで良い。
起動後に気付いた変化
ここ最近は 3.7GHz にまで周波数を上げて運用中。ストレステストも今まで通りの設定で問題無く完了した。特に耐性云々に影響は無さそうだ。
また、BIOS 1.8 までならオーバークロックをしている場合、CPU に与えられる電圧 Vcore は設定した値に固定され、負荷や LoadLine Calibration によって多少のブレがある程度だった。
しかし今回の 1.91 ではアイドル時には 0.480V までの低下を確認。要は負荷に応じて Vcore が変動すると言う事になる。
クロックの方は CnQ を OFF になっているから変動しない。もしかしたら OC しつつも CnQ を ON にして電源プランの Ryzen Balanced Plan より最低動作周波数を低くしてあげるとクロックも変動するかも知れない。OC 時にクロックの変動はしない方がいいのでそこまで試す事はしていない。
また、IDLE 時に Vcore が落ちると言う事は更に消費電力が落ちるということで、OC しているにも関わらず IDLE は 65W 台も見えるようになった。通常稼働時はアプリ大量起動なのでもう少し高めの 80~90W にはなるがまぁ良いだろう。なんせ FX-8350 時代はアプリ起動しまくりの状態で放って置いても 110~120W ほど消費していたからね……。
コールドブートからの OS 起動時間計測動画
一旦シャットダウンしたあとに電源ボタンを押し、MSI ロゴ表示までの時間とログイン時のロック画面表示、更にパスワード不要化しているのでそのままデスクトップ表示までの時間を計測した。
計測開始のタイミングは電源スイッチを押した瞬間の音で判断して入れた。
MSI ロゴ表示までの時間を見ると BIOS 1.80 の時は 15 秒程だったので、今回の結果とは誤差でしかなく変化は見られない。
おわりに
結局の所 BIOS の設定項目に大きな変化は見られず、筆者がザッと見る限りは起動ロゴの変化と OC をしていても Vcore が負荷に応じて大きく動くという 2 点に留まる。
Beta BIOS だから念のため更新は自己責任で行うようにしよう。
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