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日本時間 2019/01/10 02:00 より CES 2019 にて AMD CEO である Lisa Su 氏によるプレゼンが行われた。
進行としては新しい GPU として Radeon VII が 2019/02/07 より $699 (MSRP) にて販売開始であるとか XBOX に関する話題から EPYC 等々と現在 AMD で話題とされている物を追って行き、最後に Ryzen の話題となった。
具体的な型番や動作クロックという仕様の明言は無かったが、次に示された実物の 3rd Gen Ryzen™ では既に噂されていた通りの I/O + CCX の 2chip+ 構成をとる。
1CCX あたり 8C16T となるようで、この実物だけで 8C16T のプロセッサであるという事になる。
勿論 CCX をもうひとつ搭載するスペースが余裕である為、最上位モデルは 16C32T となる事も現実味のあるお話になった。
続いて定番の CINEBENCH R15 の実行する所もリアルタイム (?) に行われた。比較対象は Intel i9 9900K となり、Ryzen™ 側はクロック等は不明だが 8C16T で動作する物。
CINEBENCH が開始されると画面中央にはシステム消費電力もリアルタイムにオーバーラップして表示されるようになっていた。
この時点で Ryzen™ の方が 2 ブロックほど先を行く処理速度に。
次のシーンでは Ryzen™ 側が 4 ブロックほど先行。消費電力も 9900K の 179.3W に対して Ryzen™ は 133.6W と約 25% 低い電力で捌いている。
CINEBENCH 終了時もおおよそ電力差が同じに推移していた。
スコアはこの画面では潰れてしまっているが後に確認すると 9900K は 2,040cb、Ryzen™ は 2,057cb という結果に終わった。
Intel の現行メインストリーム向け最上位モデルを詳細不明だが開発途中のサンプルで尚かつ 8C16T なので最上位モデルでは無い (?) プロセッサが処理速度は同等レベルにワットパフォーマンスは大きく引き離した結果になった。結構これは驚いた。
実際に製品として手に取れるのは 2019 年の中頃とされているので 2019H2 前半頃には店頭に並んでいて欲しいなという希望がある。
また CINEBENCH のシングルスコアに関する筆者の勝手な妄想だが、現行 Ryzen™ でも 8C16T モデルは Multi Processor Ratio が 10.0~10.7 倍ほどあるので、仮に同程度であったとしても 190~200cb 辺りは行く物かと思われる。
早く現物を触ってみたい物である。非常に楽しみだ。
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