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はじめに
この度は久しぶりに Sunvalley Japan, RAVPower ブランドより RP-PB125 のご提供を頂いたのでレビューをお送りしたい。
RAVPower RP-PB125 は USB 充電器と 6,700mAh モバイルバッテリーという 2 つを 1 つにまとめた製品であり、コンセントから電源が取れる場所では USB 充電器として動作しつつ内蔵バッテリーへの充電を行い、コンセント無い場所での単体使用時にはモバイルバッテリーとして動作する製品だ。
通常、USB 充電器とモバイルバッテリーを別々で持ち歩いているのであれば、本製品を 1 つ持ち歩くだけで済む様になる実用的な製品となる。
製品概要
スペック
本体サイズ | 81 x 75 x 27 [mm] |
本体重量 | 約 195g |
バッテリー容量 | 6,700 mAh |
出力ポート | USB Type-A x2 (各最大 5V/2.4A, 2 ポート合計 5V/3A 迄) |
入力 | USB MicroB x1 (5V/2A), AC (100~240V 0.5A) |
製品外観
パッケージ
ライトグリーンベースのパッケージとなっている。
背面には各種適合規格などのロゴが刻印されており、コンセントに直接接続するような製品に必要とされている菱形の PSE マークに加えて内蔵のリチウムイオンバッテリーに対する丸形 PSE マークもあるから安心して使用出来る。
RAVPower ブランドは昔からこの辺をキッチリしているので、レビューするにあたって不安な点が何一つ無い所が嬉しい。
パッケージ内容
同梱品としては RP-PB125 本体とキャリングポーチに充電用 MicroUSB ケーブル、マニュアル類がある。
始めから持ち歩く事を考えてキャリングポーチ付属というと頃が良いポイント。
RP-PB125 本体外観
端子のある面を正面としてみた場合、上から「電源スイッチ」「バッテリー残量 LED」「充電用入力端子」「Type-A 出力端子」と並んでいる。
電源スイッチはバッテリー残量を見たり Type-A 端子から電力を出力する際のスイッチになる。
本製品はコンセントから電力を取ることが主な充電方法になると思われるが、MicroUSB ケーブルを接続して充電することも可能となっている。
側面には RAVPOWER と刻印があるのみ。
背面は AC 端子が折りたたまれた状態になっている。
爪を軽く引っかけて AC 端子を手前に引き出せばそのままコンセントに接続出来るようになっている。
底面にはパッケージと同様に必要な適合規格のロゴが入れられている。加えてスペックも刻印されているから確認したい場合はマニュアルを出さずとも、この部分を見て確認すれば良い。
本体重量は 195g とされているが、実測だと 190g となっていた。
充電の検証
開封直後は長時間の保存を考えられているせいかバッテリー残量が 7~8 割程度に抑えられているので、使用前は是非一度満充電にしておくと良いだろう。
先ずは本製品の特徴である AC 入力によるモバイルバッテリー部分の充電を行ってみた。
ワットモニターを見る限り 11W の入力をしているので、内部的に 5V/2A ほどの速度で充電されているものと思われる。
続いては同 RAVPower の RP-PC006 からの出力でモバイルバッテリー部分を充電してみた所が上記の写真となる。
若干見づらいが USB Checker は 5.1V/1.0A ほどの出力となっていた。ちょっと出力が弱いかなと思ったが、これは充電器側との相性みたいなもので Quick Charge 対応ポートと繋いだ場合は速度が出ないこともあるようだ。
後から RP-PC006 の Quick Charge ではない通常のポートへ接続してみたところおおよそ 5V/2A 入力を謳う充電器と同じ様な電力で充電されることを確認した。元々バッテリー残量が 7~8 割ほど残っていることから 5V/2A という全力は先ず出ないのが道理なので。
次に Galaxy S10 を充電してみたところがこの写真。ドコモ版なので Quick Charge 非対応だから 5V/2A もあれば十分に充電が可能。
写真では約 5W の出力で充電ができているが、手持ちのモバイルバッテリー 3 個程でも同様な充電をしたら 0.5A 出力の低速充電になってしまったので、本製品のモバイルバッテリー部分と Galaxy S10 は比較的相性が良いようだった。
使用感
筆者はいつも外出時に USB 充電器と RAVPower RP-PB060 (6,700mAh モバイルバッテリー) を持ち歩いている。コンセントのある所なら USB 充電器を取りだして充電を行う。そうでも無いところはモバイルバッテリーを取りだして充電を行う。
たったこれだけの動作だが持ち歩く物 2 つが 1 つになるというだけでカバンの中でガチャガチャならずに済むしスッキリもする。
そんなもんで、今後は充電とバッテリーを個別に持ち歩く必要もなく、RP-PB125 を一つカバンに忍ばせておくだけで済む様になると。
コンセントがある所ならスマートフォンを充電しつつモバイルバッテリー部分の充電も行えるので一石二鳥となるだろう。
充電時の出力は 1 ポート最大 5V/2.4A なので一般的なデバイスであれば十分な充電速度が得られる。
6,700mAh という容量はバッテリーのセルの電圧換算なので、実際に 5V で出力される値にロスを無視した換算を行うと 4,958mAh ほどになる。大雑把に言えば一般的なスマートフォンであればバッテリー残量 0 から MAX まで一度は充電出来る計算なので持ち歩くに十分な容量と言える。例えば Galaxy S10 なら公称 3,300mAh の容量なのでちょうど 1.5 回分の容量ということになる。
一つだけ難点をあげるとすれば、コンセントの向きにある。極普通の床に対して垂直向き (||) のコンセントであれば問題は無いが、まれに見る水平 (二) に付けられたコンセントだと本体も水平になり端子に自重による負荷が掛かってしまう事がある。
そう言ったコンセントで使用する場合、なるべく AC 端子に力が掛からないように短い AC 延長ケーブルなど噛まして使うようにした方が良いだろう。
おわりに
なんか昔からありそうで無かった 2in1 な製品だが、程よいバッテリー容量と出力を持ち、携帯性も良く、いざとなればコンセントを出して自分自身の充電をも行えてしまう辺り非常に実用的で面白い製品であると感じた。
本製品 1 つをカバンに入れておいた方が充電器とモバイルバッテリーを個別で持つよりもトータルでみると少ない容量で済むしスッキリするから早速入れ替えておいた。
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