はじめに
既にネジ締めや穴開けといったパワーのある電動ドライバーは持っているが、自作 PC 等のトルクがそんな必要の無いシチュエーションにはパワーがありすぎて使いづらい物があった。
そんなもんで Amazon で「電動精密ドライバー」と検索するといっぱい出てくる候補の中から BRIGHT DIY という日本の会社が販売している PENDORA SM-68E を探しだし、これをポチッと行ってみた。
小型で持ちやすい本体
PENDORA という名前通り、ペンを持つようにして使用することが出来る。
バッテリー残量やトルク設定は 5 つの LED で表示可能なので視覚的にも分かりやすい。
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付属のビットは精密ドライバーで一般的な 4mm サイズの物となる。
それぞれビットの種類が刻印されているので整理整頓も楽々。
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本体の先端には 4 つの白色 LED が搭載されているので、明かりを照らしても影が出にくいので視認性が高い。
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操作方法
本体にあるボタンは < , > , ● の 3 つ。
< は時計回りに回転し、ネジを締める。
> は反時計回りに回転し、ネジを緩める。
● はワンクリックで LED 点灯、長押しでトルク調整となる。
動作の様子は次の動画を参照。
他製品のビットも使える
ビットが 4mm 角の物であることから、他製品のビットも普通に使えちゃったりする。
例えば他社別製品の精密ドライバーセットに入ってたグリップの延長部分だけを取りだして付けてみると延長ロッドになるし、ビットももの凄い数から選んで使うことも出来た。
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別途所持している精密ドライバーセットは NESHEXST のやつ。
用途別トルクを調べてみる
PENDORA SM-68E はスペックとしてのトルクは最大 0.35 N・m とあるがいまいちピンと来なかったので、実際にスマートフォンや PC 用途に使ってみた。
既に壊れたスマートフォンの裏蓋を開け、中のちっこいネジの開け閉めを繰り返し行ってみたところ、SM-68E のトルク設定は LED 2 点灯が丁度良かった。1 では弱過ぎ、3 ではちょっとネジ壊しそうで怖いかもしれないなという感じ。
PC 用途―― とはいっても壊れた HDD を分解するのに使ってみた感じとはなるが、これは SM-68E のトルク設定 LED 5 点灯で十分ネジの開け閉めが行えた。
若干強いかもしれない程度ではあるが、LED 4~5 点灯のトルク設定で十分作業が行えるだろう。
尚、PC ケースファンの固定に使うタッピングネジに対しては完全なトルク不足で締め付けることは不可能だったので、そこは手動なり別の電動ドライバーを使用する他ない。
一応 SM-68E は手動 3N・m まで対応しているので別で手動ドライバーを用意する必要はない。
おわりに
こうした電動ドライバーを使うメリットとしては、楽をする以外にも均一なトルクで揃えられるという気持ちが良い物がある。
小型で扱いやすい電動ドライバーは 1 つ有るだけで作業性が増すから持っておいて損はないハズ。
欲を言えばこのサイズでもクラッチがあればなーとか思ってしまうけど、そう贅沢も言ってられないかなと。
ひとまずこれで PC 周りのネジに対しては適切なトルクで対応出来るようになったかなとおもう。
マザーボードに対して一般的な電動ドライバーを使うのは御法度だけど、PENDORA SM-68E ならまぁ行けるかなといった印象。
電動ドライバー選びに悩んだから PENDORA SM-68E を候補に入れてみたら良いかなと思うくらいにオススメの製品だった。
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