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はじめに
USB Type-C 関連製品のレビューを書こうと思ったとき、Type-C に対応した USB テスターがあると記事も書きやすい。というか無いと余り意味も無いような気がしたり。
そこで今回はあまり予算も割けないので格安な何かがないかなと Amazon をひたすら探してみたらこの Ruideng TC64 という USB テスターを発見。在庫も少ない感じだったので即ポチっと行ってみた。
因みに少し前に購入した UM24 という USB テスターもよくよく見ると Ruideng 社製だったりした。
Ruideng TC64 概要
スペック
- 電圧測定範囲 : 3.70~30.00V (解像度 0.01V, 誤差 ±0.8%)
- 電流測定範囲 : 0~4.000A (解像度 0.001A, 誤差 ±1%)
- 積算電流測定範囲 : 0~99,999mAh
- 積算電力測定範囲 : 0~99,999mWh
- 負荷抵抗測定範囲 : 1~9999.9Ω
- 温度測定範囲 : 0~80 度 (誤差 ±3 度)
- 動作環境温度 : 0~45 度
- データ更新頻度 : 2Hz (0.5 秒)
- 本体 : 50 x 19 x 9 [mm], 7g
- Quick Charge 認識モード : QC2.0/3.0, Apple 0.5/1.0/2.1/2.4A, Android DCP, Samsung
パッケージ及び本体
69x25 [mm] サイズと非常に小さく感じるパッケージ。尚、非常に開けづらい。
TC64 本体は非常にコンパクトで、一般的な USB メモリより少し小さいかな程度のサイズ。写真に入れ込んだサイズは実測値。
そこに 0.96inch のディスプレイを搭載した製品となっている。
端子部分
オスとメス端子共に USB Type-C になっている。今回はこの仕様が目的だったので当然の外観。
スイッチ部分
液晶上部に横長タイプのタクトスイッチが 1 つ装備されている。
ワンクリックでメインインターフェイスと Quick Charge 認識インターフェースを交互に切り替える動作が行え、長押しする事でスクリーンオフや温度単位変更、データグループ変更、積算データリセット、スクリーン上下回転の操作を行うことができる。
長押し操作に関してはスイッチを押し続けている限りカーソルがアイコン上を移動するので、目的のアイコンの上に来たらスイッチから手を離すと該当するアイコンに対応した動作が行われる仕組み。ちょっと分かりづらい。
実使用で精度を確認
電子負荷装置 LD25 を用いて 1.00A の負荷を与えたところ、TC64 の電流測定値が 1.006A となった。
電圧は使用したモバイルバッテリー側の仕様で 4.96V となっていたが、おおよそ正確な電力計測が可能であると分かった。
実用上なんら問題の無い製品であると分かって一安心。如何せん 1,000 円ちょっと等と余りに安かったのでちょっと不安ではあった所なので。
尚、モバイルバッテリーや充電器に本製品だけを接続しても本製品は起動せず、何かしら負荷が掛かるようなデバイスを繋いで初めて起動し、各種データを計測する動作となる。
USB Type-C 端子を持つテスターの仕様なのかどうかわからないが、デバイスを繋いだあとに起動ロゴを挟んだ後の計測になるから直ぐに確認したい場合には若干不便かなと思われるところ。
おわりに
非常に安価ながらも精度は十分。0.96inch 液晶搭載でカラー表示な為、視認性も良好である。
USB PD 対応充電器からの出力も 9V と 15V に関しては正しく計測出来たので USB Type-C 端子の USB テスターを探している場合、選択肢の一つに入れて見ては如何だろうか。
今後は Type-C 関連デバイスのレビューで使用していこうと思う。
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