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はじめに
この度は VANKYO (ワンキョー) より ANC (Active Noise Cancelling) 機能搭載 Bluetooth ワイヤレスヘッドホン CY750 のご提供を頂いたのでレビューをお送りしたい。
先日も別製品をレビューしたが、お手頃な価格でかなり良好なチューニングを施してくる筆者もお気に入りなブランドである。本製品もそれに漏れず良い音質である。
スペック
Bluetooth Version | 5.0 |
Bluetooth Profile | HFP 1.6, HSP 1.2, A2DP 1.2, AVRCP 1.0, DI 1.3 |
対応 Codec | SBC, AAC |
最大通信距離 | 10m |
再生時間 | Bluetooth or ANC 何れか一方のみ使用時約 30 時間、Bluetooth & ANC 使用時約 15 時間 |
充電時間 | 約 3 時間 |
パッケージ
パッケージ内容
箱を開けるとハードケースが出てくる。この中に全てが収められている。
持ち運びにも便利だ。
そしてこちらがハードケースの中身全て。
CY750 本体に充電ケーブル、有線接続も可能な為にその接続ケーブル、マニュアルにポーチまで完備。
本体外観
ヘッドホン全景はこんな感じに。
シルバーなので軽いイメージに見える。
操作系は右ハウジングに集約されており、電源ボタン、ボリュームボタン、LED が見える。
有線接続を行う為の端子、充電端子、マイク、ANC スイッチと並んでいる。
ANC 機能は物理的なスイッチで切り替えられるので非常に使いやすい。
イヤークッションはしっとり柔らかいオンイヤータイプとなっている。
L, R と表示されているので左右の区別も付きやすい。
ハウジング位置はバンドにて 10 段階に調整可能だから丁度良い位置への調整も楽々。
技適マークなど、各種適合規格に関してはバンドの内側へ表示されている。
使い方
充電をする
開封時より既にある程度の充電が行われていたので、今回は充電を行わなかったが、右ハウジングにある MicroB 端子に MicroUSB ケーブルを電源へ接続することで充電可能だ。
ペアリングをする
初回に電源ボタンを長押しして電源 ON となると、自動的にペアリングモードへ入る。
そのまま接続したいデバイスから Bluetooth 機器に CY750 の文字を見つけて接続を行えば良い。
操作方法
操作体系はいたってシンプルなので覚えやすく、使いやすい。
- 電源ボタン : 再生/一時停止
- + ボタン : ボリューム UP、長押しで次曲選択
- – ボタン : ボリューム DOWN、長押しで前曲選択
装着感
イヤークッションがオンイヤータイプとなるが、クッションが非常に柔らかく心地が良いので長時間の使用でも疲れが来にくい。
また、そのクッションの柔らかさから耳を密閉してくれるので、低音が逃げて軽くなったりしないメリットもあったりする。
総じて装着感の良いヘッドホンであると言える。だからといって極度の長時間使用は耳のためにも注意が必要だ。
ANC のチェック
ANC (Active Noise Cancelling) とはその名の通り「リアルタイムに環境音を拾い、不要なノイズ成分を打ち消してくれる機能」である。
この機能は音楽再生をしていないときでも使えるので、さっそく装着して ANC を ON としたところ PC のファンノイズやエアコンの動作音がかなり打ち消され、もの凄く静かになったと感じられた。
うちの嫁さんにも ANC を試して貰ったところ、「音が無い所に押し込まれたみたい」なんていう感想を言っていた。
全てのノイズが消えるという訳ではないが、大半の物は打ち消してくれるのが非常に面白い部分である。
音質チェック
筆者所有の Galaxy S10 へ Bluetooth 接続を行い、PowerAmp という音楽プレイヤーを用いて試聴を行った。
この時、Galaxy S10 との接続に AAC コーデックが選択されていた。
実際に曲を流してみるとイコライザー無しの無調整であっても非常に聞きやすいチューニングの施されたヘッドホンだなと感じ取れた。
ハリのある強めな重低音域、中域から超高音域に掛けてはフラット寄りの感じだ。
低域と中域は互いに干渉しないようにキチンと音が作られている感じもあるので非常に好印象。
また、音楽以外でも YouTube で動画をいくつか再生したが、人の喋る声も聞き取りやすいし、音楽が流れるような場面ではその音楽も聞きやすい物だった。
つまり用途を絞らずとも何にでも使えるヘッドホンだという事が言える。
更にイコライザーを用いて筆者好みの音に調整も行ってみた。それが以下のスクリーンショットになる。
極端に大きくバンドを動かさなくても済むという事は元のチューニングが筆者好みの音であるという証拠でもあったり。
恐らく加齢のせいで超高音域の可聴性能は落ちているからこんな感じになるのかなぁとも (悲しく) 感じてみたり……
おわりに
VANKYO 製品に対するイメージとして、そう高価で無いにもかかわらず音はしっかり作ってくるなんて物がより一層強くなった製品となった。
ANC という付加機能もあって音質も良く、値段も安めである事から Bluetooth ワイヤレスヘッドホンを探しているのであれば是非試して欲しいなと思える製品だ。
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