はじめに
自宅内のネットワークとはいえルーターが落ちる等、不用な回線断は極力避けたいところ。
完璧に避けることは出来ないにしろ確率を下げることはルーターの信頼性でカバーしたいなと思った次第。
というのも IPoE/DS-Lite 用にしている Aterm WG2600HP3 が 1~2 ヶ月の幅で不定期に落ちるようになってきた。
トラフィックの殆どを担当するルーターだけあって、高負荷状態になってしまうのかなと思う。
家庭用ルーターでダメなら業務用いってしまえと。
もの凄く安価な NEC UNIVERGE IX2105 に目を向けることとなった。
NEC UNIVERGE IX2105 って
業務用というだけあって安定性も高く、信頼性もカバーされている製品だと思う。
2010/10 頃に発売され、2025/03/06 現在では既に販売終了は疎か EoL になってサポートも終了した非常に枯れきった製品なので、設定に関する情報、特にオフィシャルのドキュメントが豊富。
スペックとしても全ポート 1Gbps なので一般的用途には何ら問題の無い速度でリンクしてくれる。
内部スループットは 1.3Gbps 確保されているので、全ポート同時に大容量データでも転送しない限りは耐えてくれるであろうと期待。
目的とする用途
Aterm WG2600HP3 との入れ替えになるので、今まで担当させていた IPv6 用としたい。
IPoE と DS-Lite の Gateway とし、IPoE に関しては ND Proxy 機能を用いてセキュリティを確保する。
必要な物を先に準備
ノートパソコン
ルーターの設定でデスクトップ PC というのもやりづらそうだなと思ったので、押し入れにしまい込んだままだった 2009/10 発売の ASUS UL20A という骨董品を引っ張り出してきた。
Intel SU2300 というデュアルコア 1.2GHz な Celeron だったかな。メモリは 4GB で HDD は 128GB の SSD に換装済み。
OS は Windows だと重いんで、ここは軽量な Ubuntu 系ディストリの Zorin OS Lite を入れることとした。
最小動作要件として CPU は 1GHz デュアルコアからとあるんで大丈夫だろう。

Lite 版の ISO イメージをダウンロードしてから定番の Rufus で USB メモリをインストールメディアとし、USB ブートでどーん! と。

インストール完了後に Zen Browser を入れてこのブログを開いてみたり。

動作に関しては「ブラウザを開きつつ、ターミナルを開いてコマンド打ち込み」が主体なので必要十分だった。
思いのほか快適な感じもするが YouTube は流石に重かったんでテキストベース専用ということで。
コンソールケーブル
そして次に準備したのはコンソールに繋いで CLI 操作するので USB Type-A to RJ45 でシリアル通信の出来るコンソールケーブル。

見ての通り片方が USB Type-A で、もう一方が RJ45 になっているやつ。USB 側が Type-C の製品もある模様。
USB 側のコネクタ内部に FTDI 製チップが内蔵されている仕組みな模様。
この製品は今回使用した Zorin OS では標準で対応。しかし、Windows では要デバイスドライバインストールときたもんで驚いた。
IX2105 の初期設定には必須のコンソールケーブル。必ず手に入れておこう。
つづく
とりあえず今回の記事はここまで。
IX2105 を購入してから初期セットアップまでの記事は次回更新時に。
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