NICEHCK NK1 MAX : USB Type-C DAC ケーブルで高音質を手軽に持ち運ぶ

Review
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はじめに

 最近のスマートフォンはイヤホンジャックが無いものが主流となりつつあり、有線イヤホンを使いたい場合は別途アクセサリーが必要だ。
 変換アダプタを使えば良いのだが、せっかくなら音質にもこだわりたい。

 そこで NICEHCK から販売されている NK1 MAX という USB Type-C 端子に接続するタイプの DAC ケーブルを購入して見ることとした。

スペック

製品名NICEHCK NK1 MAX
タイプDAC 内蔵 USB Type-C to 3.5mm 変換アダプタ
DAC チップConexant CX31993
オペアンプMAX97220
対応サンプリングレート最大 32bit / 384kHz
出力3.5mm ステレオミニ
入力USB Type-C
ケーブル銀メッキ OCC
筐体素材航空機グレードアルミニウム合金
付属品・USB Type-A 変換アダプタ

外観

 サイズ感としては 3.5mm ジャックを接続する端子の中に電子パーツを詰めこんだような感じ。とても小さい。
 航空機グレードのアルミニウム合金製で質感も良き。

 USB 端子は Type-C となっている。金メッキ処理にこだわりを感じた。
 尚、Type-C to A 変換アダプタも付属するから PC での使用も滞りなく出来たりするのも便利。

音を聞いてみる

 イヤホンジャックの無い Xiaomi POCO F7 で使用することが目的なので Type-C 端子に NK1 MAX を接続した。
 そうなると比較対象が欲しくなったもので、イヤホンジャックのある Galaxy S10 と聞き比べることとした。
 使用するイヤホンは KZ ZSTX、ケーブルは KBEAR ST12 という感じ。

 音質としてはイヤホンの持っている性格を素直にアップグレードしてくれる感じの音。
 具体的には全体的にダイナミックな音をドライブしてくれるようになり、各音域にメリハリがあって明瞭感も得られる。

 やはり音を出す単体製品だけあって NK1 MAX で出力したサウンドの方が圧倒的だった。

おわりに

 最近はふとしたことから有線イヤホンに興味が湧き、音楽を聴くようになったが肝心のイヤホン出力がないもんだから困った物で。
 結果として本製品のような良い物に出会えたからいいんだけども。

 スマートフォンでより良いサウンド環境を探すために有線イヤホンに手を出すのであれば、NK1 MAX が初手としてオススメである。

著者プロフィール
ぶっち

本格的に PC へ触れ始めてたのは 1990 年位から。
興味は PC 全般。OS は Windows と Linux などを嗜む。
プログラマやネットワークエンジニアを経てフリーに活動している 40 代も後半に入ったおじさんです。

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