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SATA 3.0 対応ドライブを USB 3.0 接続にて PC へマウント可能にしてくれる変換アダプタがこの UA1001。
この製品は inateck 社より提供頂いたので今回のレビュー執筆となった。
製品概要
機能
2.5/3.5inch SATA 3.0 対応ドライブを USB 3.0 で PC に接続を可能とする「変換アダプタ」
Plug and Play 対応, ホットスワップ対応
対応 OS
Windows 2000, XP, Server 2003, Vista, 7, 8, 8.1 (32/64bit)
Mac OSX 10.x.
製品内容
コネクタサイズ
使用感
UA1001 の提供を受け、時間のあるときに検証しようと当初は思って居たが、別途 APU の検証機へ HDD を接続する必要性が出たので早速の使用となった。
折角なので検証機から SSD を抜いてサブマシンへ接続して転送速度を計測した。
接続としてはこの様に UA1001 をドライブに接続して AC アダプタや USB ケーブルの MicroB 側を接続するだけ。USB ケーブル A 側を PC に接続することで、初めてデバイスへ電源供給されて動き始める仕組みになっている。この点は非常に良い仕組みであると関心したポイントでもある。深い意味は無いが、個人的に AC アダプタを接続した瞬間に通電されてしまう事を好まない為。
この様にして UA1001 の様な変換アダプタが 1 つあると、ストレージデバイスを取っ替え引っ替え PC に接続出来るのでかなり重宝する。
また、Windows 上で UA1001 を認識するデバイス名としては ASMT 2105 USB Device になる。
ストレージデバイスでは SMART の値をチェックするにあたり、CrystalDiskInfo を常用しているが USB デバイスであっても UA1001 を用いた場合、正常に値を拾えている。この為、デバイスの状態が気になる場合でも安心できると思われる。
転送速度の確認
SSD と HDD をそれぞれ接続して Windows 8.1 x64 上にて CrystalDiskMark を用い、転送速度を計測した。
SSD は TOSHIBA の THNSNJ128GCSU で HDD は Seagate ST3500418AS 500GB (壊れかけ) となる。
USB 3.0 は 5Gbps の帯域である事に対し、SATA 3.0 は 6Gbps である為に SSD ともなると 100% その速度を発揮することは無い。この点は事前に注意が必要だが、USB で一時的に使用するようなシチュエーションでそこまでの速度を求める必要も無いかなと思う。
HDD に関しては代替処理済みセクタ数が増加して SMART で警告が出るレベルなのでこの値が正常か判断しかねるが、Read/Write 共に USB 2.0 の帯域 480Mbps を遙かに越えて USB 3.0 の帯域に達しているので何ら問題は無い。
おわりに
SSD や HDD のデータ移動のみならず、OS インストール時にのみ光学ドライブを用いる場合にも有効に扱える SATA 3.0 – USB 3.0 変換アダプタだと思う。いざという時、いちいち PC ケースを開けてドライブをマウントして配線という手順は気怠い物がある為、この様な変換アダプタを有効に活用すれば煩わしさから解放されるだろう。
* 2014/12/23 20:51 対応 OS 加筆修正済
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