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Amazon にてストアを出している GeDigitech-JP 様より、AUSDOM AW920 の提供を頂いたのでレビューを執筆する事となった。
AUSDOM AW920 は 200 万画素の 1/4.5inch CMOS センサーを搭載し、ノイズキャンセリング機能の付いたマイクを内蔵する USB 接続タイプのウェブカメラである。
AUSDOM AW920 のスペック
- 最大解像度
1920x1080 - ビデオ解像度
YUY2 形式 1920x1080 5fps, 1280x720 8fps, 160x120 30fps
MJPEG 形式 1920x1080 30fps, 1280x720 30fps, 160x120 30fps - 受像素子
1/4.5inch CMOS センサー - 対応インターフェイス
USB 3.0, 2.0, 1.1 - 本体サイズ
約 115 x 40 x 55mm - 重量
約 154g - 動作環境温度
-10~50℃ - サポート OS
Windows XP/Vista/7/8 - レンズ
F 値 2.0, 焦点距離 30cm~∞,5 層フィルムコーティングガラスレンズ - 内蔵マイク
SPL -32dB±2dB, 全指向性マイク
Gallery
使い方
AW920 は USB ケーブルを PC に接続するだけで、自動的にドライバーがインストールされてすぐさま使用可能になる。尚、今回はサポート OS に含まれていない Windows8.1 pro と Windows10 pro にて接続したが、なんら問題無く使用できている。とりあえず Windows であれば大丈夫だろう。
付属の 8cm CD にはウェブカメラのユーティリティ (Realtek 製) が収録されているので、それを用いた動作確認を行うのも良い。ちょっとしたお遊び機能も付いているから、すこし楽しめる。尚、付属 CD 収録のユーティリティは Realtek のサイトでダウンロード出来る物よりも、バージョンナンバーが上だから使うなら CD からインストールすると良いだろう。
AW920 はソフトウェアによる画質調整も可能となっている。安価なものだと、この手の調整は全く以て不可能なのでこれは強みだろう。
露出に関しては自動となっているが、光量を充分確保できるのであれば下げるとフレームレートが上がる。露出を上げて画像を明るくしようとすると、シャッター速度が長くなってしまうのと同じ事が起こって動画がカクカクになってしまう。逆に露出を下げると残像も残らない滑らかな動画になる。基本的には自動で構わないと思うが、より滑らかな動きにしたいのであれば露出は低めで環境の光量を上げることが望ましい。
フォーカスの部分がグレーアウトしている通り、オートフォーカスではないから要注意。本体レンズの銀色の部分がフォーカスリングになっている。設置場所に AW920 をセットしたらフォーカスリングを回して軽く合わせておくと良いだろう。
AW920 ボディ上にボタンが付いている。これは上記ユーティリティをインストールして起動している状態であれば、ボタンを押すことで静止画のスナップを撮影して保存する事が可能になる。
動画に於いて 200 万画素は悪い物でも無いが、写真としてみた場合には圧倒的に解像度不足なのであくまで一時的なイメージメモのような捉え方が良いだろう。
画質的にはカラーノイズが控えめであるため、ある程度の実用性はあると思われる。
動画サンプル
この動画は AW920 を用いて撮影した物。セッティングは特に弄らず、解像度を 720i 30fps MJPEG とした位だ。
シチュエーション的には逆光気味で白飛びしたりと良いソースでは無いが、各種ノイズが少なくフレームレートも安定しているからビデオチャット用途であれば充分過ぎる性能だろう。
おわりに
個人的には聞いたことの無い AUSDOM というブランドだが、AW920 の性能は満足できる物であった。今、手元にある某国内メーカー 200 万画素のウェブカメラはカラーノイズが酷いから、低価格帯のカメラには不信感の様な物があったけどいい感じに払拭してくれたと思う。
ボディの材質が金属製であり自重で安定してくれるから設置も楽だろうし、放熱性に於いても良いように働いてくれるから長いこと使っていく事にも安心できるだろう。
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