Inateck FE2006 UASP 対応 2.5inch USB 3.0 対応ドライブケースのレビュー

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 F&M 社 Inateck ブランドより FE2006 の提供を頂いたのでレビューをお送りする。
 今回、Inateck ブランド製品から好きな物を一点選んでレビューを行うという企画だそうで、手元にある 2.5inch の 320G な HDD の為にいつ買おうかなと悩んでいた FE2006 に飛びついたのである。

はじめに

 Inateck FE2006 は工具不要で 2.5inch ドライブをマウント可能で、USB 3.0 対応な上に UASP (USB Attached SCSI Protocol) 対応だから高速なアクセスが可能になる。
 USB 端子の仕様上、USB 3.0 なら 5V 900mA (4.5W) まで。USB 2.0 なら 5V 500mA (2.5A) までであれば AC アダプタが不要となる。よって付属品には AC アダプタは付属しておらず、FE2006 本体と USB 3.0 ケーブルのみというシンプルな構成となっている。

Gallery

使い方

 カバーをスライドさせて開けたら SATA 端子にドライブを挿入。カバー裏に付属のスポンジシールを貼り付けてからカバーを閉めるだけ。至ってシンプル且つ簡単。
 あとは付属の USB 3.0 ケーブルを用いて PC と接続すれば良い。

使用感

 今回使用した HDD は Hitach HTS545032B9A300 という型番で、スペックは 5400rpm 320GB、最大で 5V/700mA (3.5W) で駆動する。よって USB 2.0 端子で接続する場合にはアダプタが必要となるが USB 3.0 接続するのであれば AC アダプタは不要となるわけだ。
 SSD を使用する場合、最近のモデルは 5W 以上消費するモデルも多く見られる為、消費電力量には充分注意をしたい。
 実際に Windows10 をインストールした PC に接続を行って使用してみたが、なんら問題無く認識されて即時アクセス可能であった。
 CrystalDiskMark で転送速度を計測してみると、ドライブ本来のスペックが低い為にフルに性能を出すことが出来ていた。
CDM_HDD
 また、USB 3.0 接続であっても CrystalDiskMark から HDD を検出する事ができたから、SMART による監視も問題無く行えそうだ。
CDI_HDD

おわりに

 用途としては色々あると思うが、一時的に SSD を外付けにしておきたいだとか、ノート PC から抜いて余ったドライブを使うだとか、Raspberry Pi で HDD を繋いで OS を起動させたい等々が思い浮かぶ。
 2.5inch 用の外付けケースであることから、小回りが効いて色々なところへ持ち歩いて使用することも容易だと思う。一つ持っておくだけで活躍する場面もありそうだからオススメしたい製品である。

2015/12/08 追記

 USB 簡易電圧・電流チェッカーを購入したので、CrystalDiskMark で読み書きしている最中に表示された電流の最大値を撮ってみた。
 HDD のスペック上は 5V/700mA だが、実際には 550mA 程度だった。どのみちこれでは USB 2.0 接続だと仕様上の最大電流 500mA を越えるから、AC アダプタを用意した方が良いだろう。記事中通り USB 3.0 であれば 900mA まで給電出来るから問題は出ない。
20151208-DSC_0145

2015/12/22 追記

 サーバー機に接続するようにしたので、接続時のログでも参考に。

Dec 22 09:33:06 hoge kernel: usb 2-1.7: new high-speed USB device number 3 using ehci-pci
Dec 22 09:33:07 hoge kernel: usb 2-1.7: New USB device found, idVendor=152d, idProduct=3562
Dec 22 09:33:07 hoge kernel: usb 2-1.7: New USB device strings: Mfr=1, Product=2, SerialNumber=3
Dec 22 09:33:07 hoge kernel: usb 2-1.7: Product: AD TO BE II
Dec 22 09:33:07 hoge kernel: usb 2-1.7: Manufacturer: ADMKIV
Dec 22 09:33:07 hoge kernel: usb 2-1.7: SerialNumber: DB12345678****
Dec 22 09:33:07 hoge kernel: usb-storage 2-1.7:1.0: USB Mass Storage device detected
Dec 22 09:33:07 hoge kernel: scsi host6: usb-storage 2-1.7:1.0
Dec 22 09:33:07 hoge kernel: usbcore: registered new interface driver usb-storage
Dec 22 09:33:08 hoge kernel: scsi 6:0:0:0: Direct-Access     ADplus   SuperVer         6302 PQ: 0 ANSI: 6
Dec 22 09:33:08 hoge kernel: sd 6:0:0:0: Attached scsi generic sg4 type 0
Dec 22 09:33:08 hoge kernel: sd 6:0:0:0: [sdd] 625142448 512-byte logical blocks: (320 GB/298 GiB)
Dec 22 09:33:08 hoge kernel: sd 6:0:0:0: [sdd] Write Protect is off
Dec 22 09:33:08 hoge kernel: sd 6:0:0:0: [sdd] No Caching mode page found
Dec 22 09:33:08 hoge kernel: sd 6:0:0:0: [sdd] Assuming drive cache: write through
Dec 22 09:33:08 hoge kernel: sdd: sdd1
Dec 22 09:33:08 hoge kernel: sd 6:0:0:0: [sdd] Attached SCSI disk

 ということで、Linux (CentOS 7) からでも問題無く使用可能。

UASP に関して

 FE2006 で UASP 対応と謳われているが、実際に UASP モードにならず USB モードのままな事が多い。
 上に写真でのせた USB Power Checker を FE2006 と PC の間に挟んでいた時だけ「UASP モード」で認識されていた事があった。
CDI_HDD_UASP
 この時のアクセス速度を計測すると Seq.Read ですら 30MB/s ちょっとしか出ていなかった。
 USB Power Checker をハズして PC に直接接続すると、また USB モードに戻った。

 実際に UASP モードでリンクしているのかは気にも留めていなかったから、また時間があれば弄ってみたい。

2015/12/25 22:11 気になりすぎたので追記

 同じ USB 3.0 対応 USB ポートであっても UASP モードでリンクしない事があると分かった。
 具体的にはメインマシンで使用している ASUS SABERTOOTH 990FX R2.0 になる。M/B に繋ぐケースフロントの USB 3.0 ポートでは FE2006 が UASP でリンクしなかった。しかし、バックパネルの USB 3.0 ポートでは UASP でリンクした。
 と言うのも、バックパネルには丁寧に「UASP」と刻印されていたので、UASP で使いたければここへ繋げという事だろう。
DSC_1478
 UASP でリンクすると、デバイスマネージャーのディスクドライブからは「ADplus SuperVer SCSI Disk」と認識される。
devicemanager_uasp

 参考までに USB 3.0 対応コントローラーは ASM1042 と AMD A88X Chipset の物で確認済となる。

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『Inateck FE2006 UASP 対応 2.5inch USB 3.0 対応ドライブケースのレビュー』へのコメント

  1. 名前:kkuro 投稿日:2015/12/25(金) 20:54:23 ID:273186825 返信

    始めまして。
    FE2006もWin10でUASP接続しないんですね。
    CrystalDiskInfoのインターフェースがUSBになってます。

    当方、FE2005を購入したんですが、Win10でUASP接続できなく四苦八苦しているところです。ファームを入れ替えるとUASP接続出来るんですが、ハードウェアとの相性が悪く、ファイルの読み書きが出来なくなるという状態で使えません。

    InateckのUASP対応はちょっと疑問が残ります。。。

    • 名前:BuCCi 投稿日:2015/12/25(金) 21:12:13 ID:2a0487017 返信

      コメントありがとうございます
       UASP でピンと来て、過去検証中のスクリーンショットを追加でアップしてみました。
       合間に USB 電流チェッカーを挟んでいるときに CrystalDiskInfo をみたら UASP になったことはあります。速度が異常に遅かったので電流チェッカーが原因で遅くなっている物と思いますが、
       実際に UASP でリンクする条件はちょっとよくわかりませんねorz
       とはいえ、我が家では古い HDD を入れてますので、UASP で無くとも HDD 自体の性能を出し切ってしまっております。

    • 名前:BuCCi 投稿日:2015/12/25(金) 21:34:49 ID:2a0487017 返信

       気になったので更に調べてきました。
       メインマシンで使用しているマザーの ASUS SABERTOOTH 990FX R2.0 ではフロントポートの USB 3.0 では UASP が NG でした。バックパネルにある USB 3.0 ポートでは UASP でリンクしました。
       AMD 990FX は USB 3.0 に対応していませんので、USB 3.0 対応は ASMedia のチップ (ASM1042) で実現されています。
       さらに、サブマシンで使用している GIGABYTE GA-F2A88X-UP4 ではフロントポートでも UASP でリンクされました。
       尚、HDD 自体は Windows で扱えないフォーマット形式でありますので、転送速度のテストは行えませんでした。

       故に、然るべきポートへ接続すれば FE2006 であれば UASP 対応と言えそうです。