SoundPEATS P1 Bluetooth 対応 2.1ch スピーカーのレビュー

Review
この記事は約6分で読めます。
この記事は最終更新日より 1 年以上経過しています。
画像やリンクが無効になっている可能性もあるのでご了承下さい。

 この度 SoundPEATS より Bluetooth 対応 2.1ch スピーカーである SoundPEATS P1 の提供を頂いたのでレビューをお送りする。この手の製品ではあまり見かけない 2.1ch 構成であるため低音に期待。

SoundPEATS P1 の特長

20160129-DSC_0040
 SoundPEATS P1 は Bluetooth 対応であることから、スマートフォンやタブレットと言ったモバイル端末からの利用を意識した 2.1ch スピーカーである。AUX 入力端子も装備されているから Bluetooth を用いずとも使用することが可能だ。
 バッテリーが内蔵されており、満充電であれば連続 8 時間の再生が可能とされており、待機時間は 300 時間にも及ぶ。
 動作モードとしてイコライザが屋外向け、屋内向けの 2 種類がプリセットされている。屋外向けは低音を省く感じで音の通りをよくしたイメージで、屋内向けは低音重視といった具合だ。
 付属品はシンプルに充電用 USB Type-A to MicroUSB ケーブルとステレオミニピンケーブルに説明書が付属する。説明書は英文のみだが、難しい事は書いていないので何となくでどうにかなった。
20160129-DSC_0043

SoundPEATS P1 の外観

 作りが非常に良いので、ここで外観をチェックしていく。

 ボディサイズは 19.0 x 8.0 x5.8cm、重量 663g となっており、大きすぎず小さすぎずの程よいサイズで重さはずっしりして安定志向だと感じた。
20160129-DSC_0045

 端子の付いている側が背面になる。AUX 入力端子と充電用 MicroUSB 端子が見える。


 上面にはコンソールが纏められており、左から順に「電源、Mute、再生/一時停止、イコライザ、Vol.-、Vol.+、Wireless Mode、AUX Mode」になっている。
 底面からはウーファーがうっすらと見える。

 電源、Wireless Mode、AUX Mode の 3 つに関しては直ぐ上に LED があり、その点灯で動作を視認出来るように出来ている。

使い方

 取り敢えずは充電しない事にはいけないので、ある程度は充電しておく。
 電源を投入すると音声ガイダンスが流れてペアリングモードに移行する。この時の音声が結構五月蠅いから注意しておこう。と言うよりも音声ガイダンスは不要ではとも思う所。
 ペアリングモードに移行すると Bluetooth Mode を示すボタン上部の青色の LED が点滅するので、手持ちのモバイル端末から Bluetooth 器機検索を行い、デバイス名 P1 で示されるデバイスへペアリングを行うだけで良い。

 音楽再生に関する操作は次の通り

  • Mute ボタンは一時的にミュートして無音状態とする。
  • 再生/一時停止ボタンはそのままの通りに再生と一時停止のトグル動作。
  • EQ ボタンは低音ブーストの有無を選択するようなニュアンスになる。
  • – ボタンはボリュームを下げる。2 秒長押しすると前の曲を選曲する。
  • + ボタンはボリュームを上げる。2 秒長押しすると次の曲を選曲する。
  • Wireless ボタンは Bluetooth による接続を行った再生を行う。
  • AUX ボタンは外部入力端子から入力された音の再生を行う。

Bluetooth 接続による音質

29_soundpeats_p1_Pair
 SONY Xperia Z2 とのペアリングで使用し、再生にはプリインのミュージックアプリを用いた。
 先ずは SoundPEATS P1 の EQ を屋内モードの低音重視とした。次にミュージックアプリの設定にて ClearAudio+ を無効化しつつイコライザも OFF の状態で試聴したところ、特にイコライジングをして自分好みにする必要が全く無い状態に良いバランスで音が出た。2.1ch 構成だけあってこの小ぶりなボディから出るとは思えない位に低音が出てくれた。本体重量もあるからビビる事も無かった。更にミュージックアプリにて ClearAudio+ を ON にしたら更に音がクリアで広がりのある低音も効いたサウンドに変わってくれた。
 次に SoundPEATS P1 を屋外モードにして聞いて見たが、屋外での音のヌケを意識したような軽い音になったので、正直これは屋内で使うには不向き過ぎるだろう。スッカスカである。

有線接続による音質

20160129-DSC_0067
 サイズが小ぶりである為、この様にディスプレイの下へ設置する事が出来たので、自分のメインマシンと接続を行った。サウンドカードは aim SC8000a という CMI8787 チップからオペアンプとして JRC4580 を通した出力となる。
 適当な音源を再生してみたが、第一印象は低域が強めで中域は並。そして高音域の力不足。よって篭もったような音で聞こえてきてしまった。
 そこで、普通に聞ける音に補正してしまおうと、サウンドカードのユーティリティからイコライジングを行ったら次の様になった。
29_soundpeats_p1_PC_EQ
 有線接続に於ける音質は個人的な評価だと、このイコライジングの結果通りと言った感じだろうか。若干強めの低音を抑えつつ高域を補い、中域も少し整えて完成させたイメージでしっくりとくる良いサウンドに化けた
 勿論こう言った補正は個人によって差はあるだろうし、使用しているサウンドカードの影響も受けるから参考程度に捕らえて頂きたいと思う。

まとめ

 ボディは堅固な感じがあって重量もあるし格好良い感じで好み。音質に関しては Bluetooth と有線接続ではガラッと音が変わるので、Bluetooth 寄りにチューニングが隔たっている感じが否めない。Bluetooth のみで用いるのであれば何も問題が無くオススメ出来る製品であると断言出来る。
 個人的にはこのくらいのサイズでバランス良く音が出てくれるスピーカーを探していたので、PC 用にでもとイコライジングを頑張ってみたが、AUX モード時ではケーブルを接続したままであっても無音状態が続くとスリープモードになってしまうので断念した。スリープモードに入らなければ PC 用に出来ただけに無念な感じだった。
 普段は Bluetooth を用いた Wireless モード、有線接続は音楽を再生し続ける使い方に限られるようなので素直に Bluetooth 接続で音楽再生を行うような使い方に向いた製品だろう。

著者プロフィール
ぶっち

本格的に PC へ触れ始めてたのは 1990 年位から。
興味は PC 全般。OS は Windows と Linux などを嗜む。
プログラマやネットワークエンジニアを経てフリーに活動している 2 児の父な 40 代半ばのおじさんです。

ぶっちをフォローする

コメント

This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.