AVANTEK DP-18B / DisplayPort to HDMI 変換ケーブルのレビュー

Review
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 この度 Claybox Limited より AVANTEK DP-18B の提供を頂いたのでレビューをお送りする。
 この製品は DisplayPort (以下 DP) の出力を HDMI に変換してくれる変換ケーブルである。

AVANTEK DP-18B の概要

パッケージ

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内容物

 ケーブルが 1 本と取扱説明書のみとなる。難しい事は何も無いので取説は英文のみであるがさほど問題はないだろう。
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端子部分

 実際に DP 端子を持つケーブルを手にしたのは初めてだった。持ち手部分が長いなと感じた程度の印象。
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 HDMI 端子部分もシールドからピンまでしっかりと金メッキされていたので安心した。
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 ケーブルはそれなりに太いが、がちがちに固いわけでもなく伸ばして上げると癖は取れやすかったので、取り回しも楽だと思う。
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使用感

 使用しているグラフィックカードは MSI R7 370 GAMING 4G で、端子は HDMI x1, DP x1, DVI x2 という構成になっている。このグラフィックカードで複数のディスプレイを接続する場合、DVI x2 で出力してしまうか、DVI-D + HDMI とか HDMI + DP といった構成でなくてはならない。かと言って DP を備えるディスプレイが一般的に普及しているかと言うとそうでも無い。
 そこでこの DP-18B を使用すると、DP からの出力を HDMI に変換してくれるので実質的に HDMI x2 の出力が行える事になる。カード自体に HDMI 出力が複数あれば良いのだが、実際問題として殆ど見かけないのである。
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 DVI-D + HDMI で良いような気もするけど、DVI 出力には DVI-I や DVI-D と言う具合に端子に種類があってそれぞれにシングルリンクとデュアルリンクが存在し、更にケーブル側にも同様の種類がある。つまり、あれこれ考えるよりも HDMI 1 本で出力したほうが間違い無く手堅い画面出力が行えるのである。(ただし 1080p 以上の高解像度で使用する場合にはこの限りでは無いと補足しておく。)
 また、メリットと言えるのか分からないが、DVI 接続と HDMI 接続では若干の画質差があると感じているので画質を統一すると言った意味でも HDMI x2 出力の方が良いかなと思った。

HDMI と認識する
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マルチディスプレイ環境にしてみた

 機能的には Radeon なので Eyefinity を用いる事になる。
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 左側のディスプレイはサブマシンで使用している物なので、この環境は一時的な検証用である。ただ、この検証をしてしまった事でもう 1 枚ディスプレイが欲しくなってしまったりした。横の表示領域が 2 倍になるという事は凄い便利で作業性が圧倒的に向上する。

おわりに

 DP から HDMI に変換するといった用途は、ディスプレイ 1 枚のみで使うのなら HDMI 1 本使えば良いだろうと思うので、個人的に考えづらい。そう思ったので複数のディスプレイ環境を構築する前提で評価を行った。
 DP-18B はあくまで DP から HDMI の出力に変換するのであって、HDMI から DP への出力は行えないことに注意が必要である。

著者プロフィール
ぶっち

本格的に PC へ触れ始めてたのは 1990 年位から。
興味は PC 全般。OS は Windows と Linux などを嗜む。
プログラマやネットワークエンジニアを経てフリーに活動している 2 児の父な 40 代半ばのおじさんです。

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