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この度 Qtuo より HOMASY の除湿器をご提供頂いたのでレビューをお送りする。
本製品は大容量 2L タンクを搭載し、UV ライト&光触媒による除菌機能を搭載したペルチェ方式の除湿器である。
パッケージ
パッケージサイズは縦 377mm, 横 238mm, 奥 172mm と大きなサイズだった。
パッケージ内容
除湿器本体に AC アダプター、日本語取扱説明書。
本体サイズは縦 307mm, 横 203mm, 奥 127mm となっている。少し大きいかなと思うサイズだが、取っ手が付いているので持ち運びも楽に出来る。
AC アダプターのスペックは 12V/5A (60W) と出力の大きな物。記載されている型番「EB-RM300」はそのすぐ下に書かれている日本のメーカーが OEM 供給を受けて販売している本製品と全く同じ除湿器の型番である。なぜアダプターだけこうなっているのか謎である。
ボディ
正面
ボディ正面には動作に関するインジケーターがあるのみ。
POWER は電源投入時に赤く点灯し、UV/ION は青く点灯する。UV/ION は ON/OFF 出来ないので正常稼働時には 2 つの LED が点灯した状態となる。
タンクが満水になると FULL の下にある LED が点灯するようになっている。この場合、タンクの水を捨ててあげれば良い。
背面
電源スイッチは背面からアクセスして ON/OFF 出来る。タンクもこちら側から脱着するようになっている。
上部スリットから空気を吸気するので、背面は壁から多少の余裕を持たせておくと良いかも知れない。
動作の仕組み
本製品はペルチェ方式であるから、ペルチェ素子を用いてヒートシンクを冷却し、触れた空気中に含まれる水分を結露させる事により水を取り出す仕組みである。
その為、外気とヒートシンクの温度差が密接に関係するので、寒い季節には効果が著しく低下することは予め知っておくべき事である。本製品では室温 25 度、湿度 80% の条件下で 24 時間稼働時に 240ml の水分を除去出来るという指標を出しているので、温度が下がったり湿度が下がると 240ml 以下の水分しか除湿出来ない事となる。
日本においてはこれからの梅雨の時期や高温多湿となりやすい 7~8 月あたりにならないと本領を発揮しづらいと思われる。
消費電力
AC アダプターのスペックからして最大 60W の消費となる。この記事を執筆時点で 4 時間程連続稼働させているが、おおよそ 53~60W の間で推移している。
連続稼働時には AC アダプターの発熱を非接触型温度計にて計測を行った所、55 度前後と結構な温度になっていた。ゴム足のある底面に至っては 61 度であった。AC アダプターのスペック限界まで引き出して稼働しているから発熱に関してはこんな物かなと納得はできるけど、ちょっと熱すぎるかなと思うのでより高効率なアダプターであった方がもう少し発熱を抑えられるのではと思う。
尚、この AC アダプターは 55~60 度であっても問題は無い仕様上の動作になるそうなので、気にはなるけど問題にはならないそうだ。ただ、周囲に高温を禁忌とする物は置かないように気を付けよう。人の肌に長時間触れると低温火傷の恐れもあるからそういった面でも注意が必要だ。
除湿機能
フローリング六畳間 (実測 21.28m3) にて室温 25 度、湿度 80% から湿度が上昇傾向にある天候で 2 時間連続稼働したあとにタンクを覗いたら、思ったよりも水が貯まっていた。以前レビューを行った除湿器よりもパワーが強いだけあって除湿能力もその分高いようだ。
それでも室内の湿度を下げるだとか、上がっていくところを押さえ込むほどの威力は感じられない。動作開始時 80% だった湿度も 4 時間たった現在では 85% を越えた状態にまで上がってきているからだ。
除菌機能に関して
除菌は酸化チタン光触媒フィルターに UV ライトを当てることで実現している。この UV ライトは本製品上部からのぞき込むと紫色のライトが点灯しているのだが、これは長時間直視しないように気を付けなければならない。それ故に子供が居る環境では尚、要注意とすべきであろう。
除菌能力に関し、第三者機関による検証は行われていないようであるから、実際にどこまで機能が働いているのかが分かりづらいし実感出来る所も今のところは無い。
おわりに
ペルチェ方式の除湿器は消費電力が低いというメリットがある代わりに除湿能力が他方式よりも低めなので、使う場所や時期に大きく左右される。丁度これから梅雨の時期になるから室内で放って置いても良いし、押し入れに突っ込んで布団や服などがカビないようにするにも最適だと思われる。
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