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この度 Claybox Limited より AVANTEK HS41 のご提供を頂いたのでレビューをお送りする。
本製品は HDMI 機器を 4 つまで入力し、そこから任意の 1 つを出力する事が出来る HDMI 切り替え器である。カード型赤外線リモコンが付属しているので、直接手を触れずとも入力を切り替える事が出来る優れものである。(絶賛)
パッケージ
パッケージ内容
切り替え器本体と AC アダプター、リモコン、取扱説明書となっている。取説は英語/日本語/ドイツ語/フランス語で記載されている。
AC アダプターは AC100~240V とユニバーサル対応で、5V/1A 出力の物が採用されている。本製品自体は最大消費電力が 3.5W であるから多少の余力を持たせている。
スペック
入出力 HDMI ポート | 19pin HDMI Type-A |
HDCP | 対応 |
入力信号選択 | フロントスイッチ及び赤外線リモコン |
映像入力信号 | 0.5~1.0V P-P |
DDC 入力信号 | 5V P-P TTL |
色深度 | 48bit |
シングルリンク幅 | 3,840 x 2,160 |
対応解像度 | 480i/p, 576i/p, 720i/p, 1080i/p, 3,860 x 2,160@25/30Hz |
HDMI バージョン | HDMI 1.4 |
帯域幅 | 最大 340MHz |
伝送速度 | 最大 10.2Gbps |
入力/出力ケーブル長 | 共に 10m 以下 |
標準対応ケーブル | 28AWG HDMI 1.4 |
垂直周波数 | 25/30Hz |
最大消費電力 | 3.5W (5V/700mA) |
動作温度 | 0~70 度 |
重量 | 290g |
本体サイズ | 140 x 63.8 x 20mm |
リモコンサイズ | 40 x 86 x 7mm |
HS41 本体外観
フロントビュー。ボディは金属ケースを採用。左から順に IR (赤外線受光部)、INPUT 1~4、切替スイッチ、電源ランプとなっている。見たままであるが、INPUT は現在入力されているポート番号を示す。
リアビュー。INPUT 1~4 にはパソコンやゲーム機、ビデオカメラ等からの出力を入力させる HDMI ポートであり、OUTPUT は本製品からディスプレイや TV に出力する HDMI ポートとなっている。DC5V は AC アダプターを接続する。
ボトムビュー。高さ 3mm のゴム足が四隅に付いているので安定した設置が可能。殆ど発熱を感じることは出来ないが、底面を接地面と密着させない方が精神的にも良いところ。
使い方
特に難しい事も無く、背面の INPUT 1~4 にパソコンやゲーム機からの HDMI 出力を接続し、OUTPUT をディスプレイや TV を接続する。AC アダプターも忘れずに。
INPUT に接続された HDMI ケーブルの信号を認識すると、自動でその入力ポートが有効になる仕組み。しかし、信号が切れて無効になっても自動的に他の生きているポートへ切り替わることは無いので自分で切り替える事。欲を言えば、自動で入力ポートを切り替えないモードも何らかのスイッチで用意してくれると更に良しとなるだろうと思う。
入力機器の選択は本体のスイッチで行うよりも、断然リモコンを用いた方が便利。L1~L4 のボタンはそのまま INPUT 1~4 に対応しているので、1-2-3-4 と順番に切り替わる本体スイッチよりも任意の入力を直接的に選択出来るからだ。
尚、HDMI ケーブルの接続されていない、若しくは出力の無いポートへは切替が出来ないような親切設計となっている。
使用例
今回の試用にあたり接続した機器はパソコン、アクションカメラ、デジタルビデオカメラの 3 つ。
INPUT 1 にパソコン、2 にアクションカメラ、3 にデジタルビデオカメラといった具合だ。
パソコンの電源を入れたまま HDMI ケーブルの接続を行ったので、AC アダプターを接続する前からフロントの LED 類が点灯していたが、本来であれば HDMI ケーブルの脱着は本製品を含めた接続機器の電源が切れた状態で行うのがセオリーであるとのこと。取説には最初に本製品の電源を入れ、次に接続した機器の電源を入れていくようにとの記載有り。
切り替え動作の様子
所有している HDMI ケーブルの長さの関係上、本製品をディスプレイ下に仮設置をしてパソコンと接続。デジタルビデオカメラとアクションカメラはブースに置いたパッケージに向けてリモコンによる切り替え動作テストを行った。
この様子の動画は次の通り。
切り替えを行うとディスプレイへの出力が一瞬だけ止まる形になっており、切り替わった機器からの出力を再び認識するまで 2~3 秒かかることがある。かかる時間はディスプレイの信号検出速度にも依存する物だと思うが充分であると感じた。
本製品を経由したからといって画質が下がると言ったことも感じず、いつも通りの画質で出力されていたので安心した。
おわりに
パソコンやビデオカメラ、ゲーム機などの映像出力機器自体の小型化は出来ても、ディスプレイや TV は小型化をするという概念が無い物である。
その為にどうしても場所を取ってしまうけど「パソコンが生えてきた」とか「ゲーム機が増えた」場合、既存のディスプレイないし TV を本製品の様な HDMI 切り替え器で共有してしまえば配線もまとまりやすいし画面を増やさずに済む。
筆者としては将来的にパソコンが増えた場合の事を考慮しつつ 1 つはポートを開けたままとし、他のポートはアクションカメラやデジタルビデオカメラの映像確認で有効活用をしていきたいと考えている。
現在は仮設置という状態であるが、面倒なケーブルの取り回しを頑張っていこうかと思う。この配線の取り回しにちょっと骨折られそうな事だけが唯一の問題であると思うが、そんなことはどうでも良い位に便利な切り替え器であると感じている。
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