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この度、RAVPower より RP-PC006 のご提供を頂いたので、レビューをお送りする。
本製品は Qualcomm 社の急速充電技術である Quick Charge 3.0 に対応したポートと、RAVPower 独自の iSmart に対応したポートの合計 2 ポートを搭載したトータルで最大 30W 出力 USB 充電器である。
パッケージと内容
充電器本体にフラットタイプの MicroUSB ケーブル、マニュアルと保証カードが同梱されている。保証カードには LIFE TIME WARRANTY と書かれているので永久保証となるから心強い。
ボディ外観
ボディサイズは USB ポートを正面に見るようにし、実測で高さ 66.0mm 横幅 28.6mm 奥行き 51.2mm、重量実測 102.8g となった。
充電スペック
- 入力電圧/電流 : AC 100~240V 50/60Hz, 最大 0.8A
- 2 ポート合計最大出力 : 30W
Quick Charge 3.0 対応ポート
- DC 3.6~6.5V/3A, 6.5~9V/2A, 9~12V/2A (対応デバイスが対応した電圧を選択する)
iSmart 対応ポート
- DC 5V/2.4A
iSmart とは
iSmart は接続されたデバイスに最適な電流を供給することで、バッテリーセルへのダメージを最小限に抑える機能の総称となる。
主に過充電保護、過放電保護、加熱保護、ショート防止、アンチサージと言った機能となる。
目に見えて分かる機能は過充電保護であり、スマートフォンのバッテリーが 90% を越えた辺りから供給電力量が緩やかになるのがそれ。
使い方
AC プラグをボディ上部から爪をちょっと引っかけながら下方に倒す要領で出してコンセントに繋ぐだけ。
本製品はコンセントに繋がると USB ポートに搭載された青色 LED が点灯するので、暗がりの中であってもポートの位置を正確に把握できるような工夫が成されている。
次の写真は部屋を真っ暗にした状態で、撮影をして目視に近い雰囲気に近づけて現像をしてみた。
充電検証
スマートフォンとモバイルバッテリーに対して充電テストを行い、出力がどんな物かを検証した。MicroUSB ケーブルは付属品を用いる物とする。
Xperia X Performance へ充電
Xperia X Performance は Quick Charge 2.0 までの対応であるが、Quick Charge 3.0 は 2.0 に対しても後方互換性を有しているので何ら問題は無く使用が出来る。
本製品の出力は 9.07V/0.91A の表示となっているが、状況に応じて 0.9~1.1A 程度までの上下幅がある。正しく Quick Charge による充電が行われていると言える。
Quick Charge 2.0 対応モバイルバッテリーへ充電
こちらは Quick Charge 3.0 対応ポートと iSmart 対応ポートの両方で充電量を検証した。今回用いたモバイルバッテリーは入力に Quick Charge 2.0 の 12V 対応品である。
結果としては Quick Charge 3.0 ポートでは 12.1V/0.92A の 11.63W の出力が得られている。iSmart ポートでは 5.24V/2.06A で 11.25W となった。
おわりに
Quick Charge 対応していれば、より高速な充電が可能である。デバイスによっては iSmart 側のポートを用いても充分に高速で安定した充電が可能であるので Quick Charge 非対応な iPhone/iPad 等でも素早く充電を行うことが出来るだろう。
本製品はそのコンパクトで AC プラグ直結な事から、旅行と言った外出先での使用にも非常に役立ってくれる事だろう。
これと言った欠点はないのだが、強いて言えば AC プラグの引き出し方をもう少しやりやすく工夫してくれると良いかなと感じた。
外出時にはモバイルバッテリーと合わせて本製品も持ち歩くようにすると、コンセントを提供してくれる施設で役立ちそうだからカバンのスペースとちょっと相談して行こうかなと思う。
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