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この度、Poweradd より AS233Q3 のご提供を頂いたのでレビューをお送りする。
本製品は LG 社製バッテリーセルを採用した 20,100mAh の大容量を持つモバイルバッテリーで Qualcomm 社の急速充電技術 Quick Charge 3.0 に対応しており、対応デバイスであれば高速な充電を可能とする。また、残量表示が出来る液晶画面が付いているので、直感的に残量を確認出来る点が非常に嬉しいポイントでもある。
Quick Charge 3.0 対応 3.63V 20,100mAh
パッケージ
パッケージ背面にはスペックが明記されており、採用している LG 社製バッテリーセルの電圧は 3.63V であるとなっている。どこ製のセルを採用しているのか分からないと安全面でも不安になるので、ここまでしっかりと明記しているだけでも安心感が違ってくる。
同梱内容はバッテリー本体と充電用 MicroUSB ケーブル、マニュアルとなっている。
バッテリー外観
バッテリー本体の実測サイズは高さ 151mm, 横幅 75mm, 厚さ 22.5mm、重さは 382g となっていた。20,100mAh という容量だけあって、使用しているセルも多い関係上どうしても大きく、そして重くなる点だけは避けられない。サイズ感としては 5.2inch サイズ前後のスマートフォンを 2 つ半ほど積んだ感じを想像してもらえると丁度良いかもしれない。
残量表示液晶の窓部分には保護フィルムが付いているので、使用前に剥がしておくと表示が見やすくなる。
使い方
開封時、既に 99% の残量を示していたので直ぐにでも使用可能な状態ではあるが満充電としておくと良いだろう。過充電保護が働いている状態だったので 100% までは長いこと掛かった。
尚、本製品の入力までもが Quick Charge 対応になっているかのような入力電圧だったので、Quick Charge 3.0 対応の AC 接続 USB 充電器を用いた。その結果、入力電圧が 7V となった。
スマートフォンを充電する場合、2 つある USB 端子のうち USB1 と書かれた青い端子を用いる。こちらが Quick Charge 3.0 対応であり、QC 3.0 非対応であっても 5V 3A までは出るはずなので高速な充電が可能となる。USB2 側は 5V/1A なので、さほど充電速度を必要としないデバイスの充電に用いれば良いだろう。
Xperia X Performance で充電テスト
Xperia X Performance に充電を行ってみた所、残量 35% から始まるときは 8.88V/1.05A (9.324W) で出力され、残量が 70% を越えた所から徐々に過充電保護機能が働き電流量が減っていく感じであった。
このグラフからデータを拾うと……
- 35~70% = 31 分
- 70~80% = 15 分
- 80~90% = 22 分
- 90~100 = 37 分
この様な速度で充電された。特に Xperia X Performance のバッテリーが 70% へと到達する迄の時間が非常に早い。Quick Charge の充電速度が充分活かされている結果だろう。
35%~90% 間の時間を見ても 68 分で済んでいるから、バッテリーが心配になっても本当に急速な充電が出来るので安心である。
また、Xperia X Performance を 35% から満充電するまでに要した放電容量は USB POWER CHECKER の積算表示を見る限り 980mAh となっていて、本製品の残量表示は 100% から 92% に減っていた。1% の重みが等間隔であるという前提のお話しではあるが、たったの 8% でここまで充電できるのかと、ただ驚くばかりである。
仮に同充電量で本製品の 10% を消費したとしても 35~100% を 10 回繰り返せる計算だから重宝しそうだ。
おわりに
Quick Charge 3.0 対応で 20,100mAh という大容量。残量表示が 1% 刻みで表示可能な液晶装備。使用しているバッテリーセルはシェアの高い LG 社製という事で、欠点らしい所を感じさせない製品であると感じたが、欲を言えばキャリングケースも欲しい所ではある。
今話題の「ポケモンGO」でモバイルバッテリーの特需となっているそうなので、こう言った高速充電可能な大容量バッテリーでありつつも約 4,000 円という本製品は強くオススメ出来るバッテリーであると言える。
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