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この度、StarTop より地デジ用室内アンテナのご提供を頂いたのでレビューをお送りする。
本製品は窓に貼り付ける形で設置するタイプの室内用アンテナで、放送波を出している電波塔より 50mile (約 80km) 以内での利用を想定した製品となるが強電界地域用とも説明がある。付属品としてブースターも付属するから電波が弱すぎる場合、ある程度の増幅が可能となる。
パッケージ
パッケージ内容
同梱品はアンテナ本体、ブースター、ブースター給電用 USB ケーブル、固定用シール x3、マニュアルとなる。
受信テストを行う
サブマシンに取り付けている TV チューナー Earthsoft PT2 に本製品を付属のブースター経由で接続し、シグナルグラフを観察しつつ TV の映像が正常に映るかどうかを検証した。
先ずは窓を開けないでテストしたところ、これは信号が 0dB を指して完全に映らなかった。原因は網入りのガラスだから。ガラスの合間に金属製の網が電波を全てシールドしてしまうので、網入りガラスを採用している部屋では使用不能だろう。
次に窓を開け、外側にテープで貼り付けたところ NHK やその他キー局は 3~8dB 程度の受信が出来たが、これでは正常に映像を見る事は不可能。スカイツリーからの直線距離は約 27km と 50mile (約 80km) よりも遙かに近いはずなのだが、これは立地が悪いのかどうなのか。製品説明にある通り「強電界地域用」と見た方が良いだろう。
最後にチャンネルを変えてテレビ神奈川にした。これは筆者の家から横浜局の電波塔までが直線距離にて約 2.7km と近距離な為、32dB 前後の非常に安定した電波が得られた。もちろん正常に視聴も可能であり、屋根に設置するタイプのアンテナと同等である。但し、普段視聴することは無いチャンネルだ。
検証時の電波状況は次のスクリーンショットの様になる。
緑色の線が電波の強度となる。グラフ右側の高い値を示す部分はアンテナの向きを色々と変えたときに最も優れた電波状況を示す方向での受信状態となる。
おわりに
商品説明に「50mile 以内」とあったり「強電界地域用」とあったりとどちらを信じて良いのやらと今一分からない感じであったが、筆者は都合良く 50mile の方をとってしまった。検証結果としては「強電界地域用」とした方が良いだろうと判断出来る。
よって、50mile という距離を離れても使えるかどうかは立地による影響がもの凄く大きいと思うので、主要な電波塔への見通しが良くて網入りガラスではない室内に於いてであれば使用可能なレベルに入ってくると考えられる。
筆者宅では色々重なって使用不能である。ちょっと残念だったと言うか、考えが浅はかだったかなと。
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