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この度、TaoTronics より TT-SK15 のご提供を頂いたのでレビューをお送りする。
本製品は RCA 端子、ステレオミニピン端子、光デジタル端子、コアキシャル端子と入力方法が豊富であり、尚かつ Bluetooth ワイヤレス接続にも対応したサウンドバーである。横幅 86cm と長く基本的には TV と有線接続しつつ、スマートフォンから音楽を流したい場合には Bluetooth 接続をするといった使い分けが出来る。
技適マーク表示有り 技適番号 204-620197 Bluetooth 認証ロゴ有り
パッケージおよび付属品
サウンドバー本体サイズは 86 x 8.7 x 6.6 [cm] と大きいので、パッケージも同様に大きい。
サウンドバーの付属品は電源ケーブルと RCA ケーブル、リモコン、マニュアルとなっている。リモコンの動作に必要な単四電池は付属しない。
背面外観
サウンドバー背面は電源端子と入力端子が 2 箇所に別れており、各々が凹みの中から左右外側に向かって端子が出ている。このおかげで端子部分に無理な負荷も無く楽な配線を実現している。
背面左端には簡易的なスペック表記がされている。ここにも技適マークや PSE マークと言った日本国内で使用するに辺り必須な物が記載され、Bluetooth 認証ロゴも並んでいる。これらがあるので非常に安心して使用することが出来るのでとても好印象だ。
使い方
Bluetooth 接続
リモコンか本体のタッチセンサーから電源を入れ、Bluetooth モードにしたときにフロントの BT と書かれた青色 LED が点滅しているときはペアリングモードなので、スマートフォンと言ったデバイスより Bluetooth 機器検索をして TaoTronics Soundbar をタップしてペアリングをするだけとなる。
マニュアルを読む限り、何かとペアリングが完了している状態からは新たに他のデバイスをペアリングする事が出来ない雰囲気なので、ペアリングが完了しているデバイスの Bluetooth を OFF にするか、一旦サウンドバーとのペアリングを解除する必要があるだろう。
マルチポイントペアリングにも非対応のようだ。
有線接続
ステレオミニピンケーブルのみ本製品正面右の側面に端子があり、それ以外は背面に端子がある。
RCA, ステレオミニピン, 光デジタルと全て接続しても入力方法を選択出来るので、使いようによっては複数デバイスを入力切替によって使い分けることも出来るだろうと思う。
使用感
Bluetooth 接続
Xperia X Performance との接続を行った。接続時に AptX 云々と表示がなかったので AptX 非対応となる。
音質としては若干曇った印象を受けたが、イコライザーで 1kHz あたりを少し落として 6kHz 前後を少し上げると筆者的には音のヌケが良くなったと感じた。重低音域に関してはやたら強調する様な事も無く、控えめなチューニングとなっていた為に特にいじる必要は無かった。
有線接続
音質としてベストだと感じたのは TOSLINK ケーブルによる光デジタル接続だ。ノイズが感じられなかった為、非常にクリアな音質となった。
有線接続の用途としては、ディスプレイ下の狭い空間にスピーカーを置いて TV や動画を見るのに使用したかったので設置をしてみた。
今まではブックシェルフタイプのスピーカーを横置きして無理矢理設置していた所を、本製品では素の置き方でディスプレイに音が遮られる事も無くドライブ出来た。
問題点
有線接続をベースとして、スマートフォンからのワイヤレス接続で音を出したいときには Bluetooth モードとやりたかったので、上述の通りにディスプレイ下へと設置してかなり気に入っていた。
しかし、PC との接続をしている時は常に音が出ているわけでは無く、寧ろ無音状態の方が長い。本製品は無音状態が一定時間続くと自動的にスタンバイモードへと入るので通知音は勿論、いざ TV だ動画だと言ったときには電源を入れ直さなければならない。
自動スタンバイは良いのだが、自動復帰はしてくれないので電源を入れっぱなしにしておくことが出来ないのである。
つまり PC 用にしろ液晶テレビにしろ、毎回電源を入れてからサウンドバーのスピーカーの電源を入れなければならない。筆者としてはこれを非常に面倒だと感じてしまう。
常時電源を入れておけるモードを用意するだとか、入力が有った場合には自動復帰する機能は是非とも付けて欲しいと思う。地味に不便である。
尚、この自動スタンバイに関する記述はマニュアルに存在しない。
おわりに
横幅のあるサウンドバーということで、ステレオ感が得られやすく音質も無難というか寧ろ TV 視聴には最適な作りであり、リモコン操作も可能だからとても扱いやすいサウンドバーである。しかし、自動的にスタンバイに入るだけで自動復帰してくれない点だけはマイナスポイントであると強く思う。
この為、当初は子供達のみる TV 用とも思ったが TV 以外にもサウンドバーの電源も入れなければならない。そうなると子供には無理な操作だなということで、現状はそのまま筆者のメイン PC 用スピーカーとしてなんとか使っている状態である。
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