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以前よりモバイルバッテリーや USB 充電器のレビューでおなじみの USB Power Checker を愛用して来たが、最近はなにやら情報量の多いタイプの製品が出始めていた。それが AINEX も取り扱う話しがあったので、発売日に飛びついて買ってみた。
パッケージ
簡易パッケージの中に KM-04 本体とマニュアルが入っている。
パッケージ背面の右上に書かれている通り、国内保証 6 ヶ月と AINEX ブランドである事が本製品を選んだ大きな動機である。
元は Amazon.co.jp マーケットプレイスでよく見かける物と同一で、本製品の方が若干値段が上だけどそこは保証分という事で。
KM-04 のスペック
- 電圧 : 3~30V (0.01V 単位)
- 電流 : 0~5.1A (0.01A 単位)
- 積算電流量 : 0~99,999mAh (0.001Ah 単位)
- 積算電力量 : 0~999,999mWh (0.001Wh 単位)
- 電力 : 0~299.999W (0.001W 単位)
- 使用時間 : 0~999 時間 59 分 59 秒 (1 秒単位)
- 対応充電プロトコル : Quick Charge 2.0/3.0、BC 1.2、Apple voltage range
- USB 1.1/2.0 規格対応
- 入力側インターフェイス : USB 2.0 Type-A オス (リバーシブル仕様)
- 出力側インターフェイス : USB 2.0 Type-A メス
- サイズ : 24x67x14 [mm]
本体外観
ディスプレイ側
通電するとこちらの面に内蔵されているディスプレイに各種情報が表示される。ボディの素材自体がクリアタイプなので透けてみるような感じだ。
背面スペック表記
OEM 元の型番やスペックが記載されている。取り敢えずマニュアルを見ずとも何に対応しているかは直ぐに分かる。
Quick Charge は Android 端末ではここ最近殆どの製品で対応しているハズ。Qualcomm の SoC が対応している物であれば使用可能。BC 1.2 という物は USB 2.0 の充電規格で 5V/1.5A までの給電を可能とする拡張されたような物だが今はもう見かける事も余り無い。
リバーシブルな USB 端子
見ての通り、真ん中のしきりの様な物が上にも下にも動くので USB Type-A 端子に対してどちらの向きでもサクッと刺さるように作られている。
充電器やモバイルバッテリーの充電出力端子次第で「画面を見ることが出来ない」なんて事もなく、無駄なく正視出来るので非常に扱いやすくなる。
使い方と画面の見方
Type-A オス端子をモバイルバッテリーや USB 充電器に差すと KM-04 本体からビープ音が出て画面に各種情報が表示されるようになる。
本体側面にある Key を押下する事で画面を切り替える事が可能。
メイン画面
恐らく一番見やすいと思われる画面で、デバイスに出力している電圧・電流が大きく表示される。
今まで使っていた USB Power Checker だと、ボタンを押して切り替えないと見えない物も 1 画面に納まっている。ただ、電力や積算系、時間は文字がとても小さい。
USB 機器情報
USB ケーブル内の 4 本の線がどうなっているか見えるのが面白い。以下の写真は Quick Charge 2.0 を用いた端末の充電を行っている所だが、データ線にも電圧がかかってネゴシエーションした後の物が観察出来た。
充電専用ケーブルだとデータ線が省略されている物もあるので Quick Charge が上手く働いているのか確認する時にも役立つだろう。
充電経過情報
メイン画面の情報と被るところも多いが、こちらでは温度が見られたり Key を 5 回素早く押すことで「切タイマー」をセットする事も可能。
切タイマーは設定した時間が経過するとデバイスとの接続を絶つ仕組み。接続していたい時間を決め打ちしたい場合には有用だろうと思う。
画面の視野角
本製品のディスプレイは視野角が狭い感じがしたので、ちょっと見比べてみた。
ディスプレイ真正面から見た場合と比較すると、上と下から見た場合は色が反転して見える。
横方向からならまぁ普通に見える感じに。
ついでに文字サイズについてもここで説明すると、メイン画面の電圧・電流は縦 4mm 横 2.5mm。その他小さな文字は縦 2.5mm 横 1.5mm と非常に文字が小さい。
デバイス充電中の動画
Xperia X Performance を Quick Charge 2.0 対応充電器で給電をしている時の様子を動画に収めた。
表示は 1 秒毎に切り替わるが若干もたついているような印象もある。
おわりに
文字が小さい事だけがなんともな所だが、ボタンを押して切り替えずとも得られる情報が多いのが長所。
ボタンを切り替えて必要な情報に絞ると、また今までにない物も見ることが出来て面白い。特に D+/D- の信号線を用いて出力させる電圧を選択する所なんて良い物が見られた。
今後はこの KM-04 を主体として USB 充電器やモバイルバッテリーの給電能力を見ていこうかと思う。
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