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この度、SoundPEATS より Q24 のご提供を頂いたのでレビューをお送りする。
本製品は AptX コーデック対応 Bluetooth ワイヤレスイヤホンであり、金属製のハウジング同士がマグネットで吸着し、未使用時にはネックレスの様に身につけておくことが出来るイヤホンだ。
同社で人気の Q12 と同等でまったく引けを取らない音質を有しているだけに、今後も注目したいイヤホンの 1 つとなるだろう。
※掲載当初、AptX コーデック対応と記載したが SoundPEATS へ問い合わせたところ AptX 非対応であるとの返事を頂いた。 (2016/12/22)
技適マーク表示有り 技適番号 208-160179
製品概要
パッケージはブラックをベースにゴールドでアクセントが加えられている。背面のシール部分に技適マークの表示有り。
同梱品は交換用イヤーピースとイヤーフックそれぞれ L サイズと S サイズ。充電用ケーブルにマニュアルとキャリングケースとなる。ケーブルが長く余る場合にはバックルと呼ばれる小さな部品を使用して短くまとめる事も出来る。
マニュアルは日本語で記載されているので、細かい使い方をしたい場合でも困る事は無いかと思われる。
スペック
- Bluetooth Ver. : 4.1
- 対応 Profile : HFP, HSP, AVRCP, A2DP
- 使用チップセット : CSR8645
- 通話ノイズキャンセラ : cVc 6.0
- 通信距離 : 見通し 10m
- 待機時間 : 約 200 時間
- 使用時間 : 約 6.5 時間
- 充電時間 : 1~2 時間
- 重量 : 23g
※マルチポイントペアリングには非対応
製品外観
ハウジングは金属製となっており、写真からもその質感が伝わるかなと思う。
イヤーピースとフックはそれぞれ独立して装着されているので、イヤーピースは M サイズ、フックは L サイズ等と耳に合わせて色々な組み合わせが可能。
リモコンのボタンはマルチファンクションボタンとボリューム +/- の 3 ボタン方式となっている。
背面には通話用のマイク穴が用意され、技適マークの表示もまた印刷されているので安心して使用することが可能だ。
使い方
充電方法
充電端子はリモコンのサイドに設けられているので、カバーをずらし MicroUSB ケーブルを PC や USB 充電器と接続しよう。
充電中はステータスランプが赤点灯し、充電完了で青点灯へと切り替わるので目視確認も簡単。
操作方法
- マルチファンクションボタン
- 電源 ON/OFF : 3 秒長押し
- ペアリングモード : 電源 OFF の状態から 5 秒長押し
- 再生/一時停止 : 音楽再生中に 1 度押せば一時停止。もう一度おすと再生
- 着信応答 : 着信時に 1 度押す
- 通話終了 : 通話中に 1 度押すと通話終了
- 着信拒否 : 着信中に 1 秒長押しをする。
- リダイアル : 素早く 2 度押すと最後に通話した相手に発信
- ボリューム +
- ボリュームアップ : 1 度押す
- 次曲選曲 : 1 秒長押し
- ボリューム –
- ボリュームダウン : 1 度押す
- 前曲選曲 : 1 秒長押し
- 設定リセット : LED が 3 回点灯するまでの約 3 秒長押しする事でペアリング済デバイス設定をクリア
音質チェック
本製品を Xperia X Performance とのペアリングを行い、AptX コーデックが有効になる事を確認しつつ試聴を行った。
取り敢えず初回はイコライザーやその他エフェクトを全て OFF としてみたが、それでも十分に音質が良いと感じるバランスの良いチューニングの施されたイヤホンであると感じた。
通常、殆どのイヤホンは自分好みにイコライザーで各音域の音圧を弄ってこその音質云々であったが、フラット調整であっても音楽鑑賞という行為も問題無く行える音質を確保していた。
つまり、イコライザーを用いるにしても各帯域を弄れる幅が広いので多くの人の好みに合う調整が可能である事を示すと思われる。
肝心な「音」に関しては重低音~低音ではバスドラや 6 弦ベースのより低い音の指で弾いたアタック音も綺麗に聞き取ることが出来た。決してただの低音として潰れてただ鳴っているなんて事はなくて、タイトな感じが得られた。
中域から高域に関しても程よく出ている印象だったが、やや高音域が耳に刺さる楽曲も希に感じられたので気になる場合には少し抑えて上げると良いかなと思う。
音のクリアさは必要十分であり、全域にわたって互いに音が干渉する事無く、高音に意識を持っていけば高音が独立して聞き取れるし低音もまた然り。であった。
同社製品と比較対象に入ってるのはこの Q24 の場合は Q12 だろうと強く思うところ。音質的には同等だが、完全に同じではなく多少のクセの違いはある。Q12 を使ったことがある人であれば Q24 もそう不満点も無く使用出来ると思われる。というか筆者はどちらも好みであるが、Q24 の方がラウンドケーブルである分、タッチノイズが少なくてより良いかなと思う所だ。
使用感
マグネット吸着タイプという事で、ここでもまた比較対象に入ってくるのは SoundPEATS Q12 だが、明らかに Q12 よりも磁力は強めである。
金属をマグネットで持ち上げて比較すると Q24 の方が Q12 よりも重めの金属を安定して持ち上げることが出来たから。
磁力が強くなった分、胸元で吸着させておいた場合の安定度も増したので、未使用時にはしっかりくっついていてくれる。
おわりに
筆者個人としては Q12 の後継が Q24 なのかなと感じる位にかなりバランス良く作り込まれた廉価な製品であると感じた。
装着感は勿論、音質も十分であるからこれは結構オススメとなる製品だ。
追記
AptX コーデックについて
CSR8645 を採用しているとの事だが、実際の所 AptX コーデック非対応であるとの事。
ただ、非対応であっても音質の評価としては変わらず、Q12 に肉薄していると感じる。
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