SOUNDPEATS Breezy オープンイヤーイヤホン レビュー

Review
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はじめに

 この度、SOUNDPEATS 様より 2024/10/14 発売 SOUNDPEATS Breezy のご提供を頂いたのでレビューをお送りする。

 SOUNDPEATS Breezy は良くある普通のイヤホンとは毛色が異なり、オープンイヤータイプとなっている。
 これによりランニングやウォーキング、筋トレやヨガ、スポーツの個人練習等々、体を動かすスポーティーな用途に最適な製品だ。

VGP 2024 SUMMER 金賞、企画賞の 2 つを受賞した話題の製品。

パッケージ及び外観

 パッケージ及び同梱物は以下の通り。
 マグネットで左にパカッと開くような作りになっており、取り出しやすくなっている。

 イヤホンが入っている充電ケース本体がこちら。充電端子はもちろん USB Type-C である。

 ケースを開けると Breezy 本体が現れる。本体は 2 点の接点で充電される仕組み。
 持ち歩きやすく、取り出しやすく、しまいやすい良い形状と感じた。

 そして Breezy はこのような構造になっており、耳にイヤーピースを入れるのでは無く、耳の穴の上に配置する感じで音を聞く事となる。

 イメージ的には耳の直ぐそばにスピーカーを置いているみたいな感じだろうか。
 耳を塞ぐことの無い設計なので周囲の音が良く聞こえ、安全性が高い。
 イヤホンは片側 1 つ 8.43g の超軽量設計かつフック付きなので違和感なく動くことが出来るだろう。

 イヤーフックは 90 ° までの角度が調整可能であるため、音を聞きやすい位置に調整できるので万人向きである。

フックを左を 0°、右が 90° にした状態

概要

 完全に耳を塞ぐことの無いオープンイヤータイプのイヤホンではあるが、12mm デュアルマグネットダイナミックドライバーによりクリアなサウンドを実現し、更に SOUNDPEATS 独自となるダイナミック EQ が低音を強化することでオープンイヤーとは思えないサウンドを体験できる。

 主要機能としては――

  • マルチポイント接続
  • AI 通話用ノイズキャンセリング
  • 低遅延ゲームモード
  • SOUNDPEATS 独自の音漏れ対策技術

 が盛り込まれている。
 音声コーデックとしては SBC 及び AAC に対応。

 再生時間はイヤホン単体で 10 時間。充電ケース併用で最大 40 時間の使用が可能である。

専用 PeatsAudio アプリ

 タッチ操作設定やイコライザー調整、ダイナミック EQ の ON/OFF には専用の PeatsAudio アプリから行うことが出来る。

 設定可能項目の詳細は以下のスクリーンショットの通り。
 特にイコライザーに関してはカスタムしても設定がイヤホンに保存されるので、自分好みのサウンドを楽しむことが出来る。この点が最高だ。

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音質

 筆者個人として初オープンイヤーイヤホンがこの Breezy だったので試聴が楽しみだった。
 「オープンである」ということは低音が響く空間が少ないので、軽い音になるのかなと思っていた所、それは良い意味で裏切られることとなった。

 今回の試聴環境としては再生機器としてスマートフォンの Galaxy S10、再生アプリには定番の PowerAMP を使用した。
 聴いた楽曲はいつも通りというかなんというか、DreamTheater のアルバム GREATEST HIT をまるっと聴いてみた。

 先ず始めにデフォルト状態で聴いたところ、中音域が少し強めのボーカル中心なサウンドとなっていた。
 個人的には中音域を抑えたドンシャリ寄りな音が好きなので、こういう時に PeatsAudio が輝く。
 以下のように調整して再度試聴をすることに。

 EQ 調整をしても調整したとおり素直にドライブしてくれたので、ドライバーの性能は間違いないと感じた。
 驚くべきはダイナミック EQ の性能で ON/OFF 差が非常に大きい。重低音域の鳴りがクリアで心地の良い響きが得られる。Breezy 本体はここにあるのかなと思える程に印象的な機能であると感じた。
 ダイナミック EQ を OFF にするのは勿体ない感じなので、基本的には ON で使う事をオススメ。非常に良い。

 気になるのはオープンイヤータイプの宿命である音漏れ。
 SOUNDPEATS 独自の音漏れ対策技術が盛り込まれているとは言え、音漏れがしないわけではないので公共交通機関や図書館などの静かな場所では音量に気を付けた方が良いかと思われる。

使用感

 オープンイヤーである利点を感じたのは歩行時にもあった。
 足の裏が地面に付いたときの「ドッドッ…」というような振動がイヤホンを伝わって耳に入ることがないのが快適性に寄与してくる。
 ランニングにおいても同様に作用するかと思われる。(走ることまではしなかったので未確認……)

 また、ANC 搭載イヤホンにある外音取り込みモードとは異なり、ダイレクトに外音が入ってくるので車や人の音が聞きやすく、危険察知が容易である。

 純粋に音楽に聞き入るというよりも、何かをしながら聴くという用途になると思われる。
 そう考えた場合、若干オーバースペック気味な高音質を出す Breezy はなかなかに楽しめるイヤホンだと思う。

 その他、音声通話にも使用してみたが、片耳のみの使用でも耳を完全に塞がないから左右ののバランスが自然であり、使用後の違和感も無く快適であった。通話音質に関しても気になる事は一切ないだろう。

おわりに

 オープンイヤータイプという新たな分野のイヤホンを知ることとなったが、使用感は想像以上によく、個人的に持っていた悪いイメージを一掃してくれた。

 体を動かすことが好きなアクティビティの高い人に最適なイヤホンであると思われる。

クーポンコード情報

 Amazon 商品ページに掲載されているクーポンと併用可能な 5%OFF クーポンもご提供頂いたので以下に掲載する。

クーポンコード (5%OFF)BRZYBKBLG48
対象製品SOUNDPEATS Breezy
使用期間~2024/11/10 23:59 迄

 クーポンを併用した場合、2024/10/17 現在では以下の値段で購入可能。

著者プロフィール
ぶっち

本格的に PC へ触れ始めてたのは 1990 年位から。
興味は PC 全般。OS は Windows と Linux などを嗜む。
プログラマやネットワークエンジニアを経てフリーに活動している 40 代も後半に入ったおじさんです。

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