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昨日 2017/07/27 にメインマシンで使っていた Ryzen 5 1600 を Ryzen 7 1700 へと換装した。
R5 1600 のオーバークロック (以下 OC) を 3.6G, 3.7G, 3.8G と 100MHz ずつ Vcore の下限を探り、3.9G は 1.4V 以上の Vcore を要するので断念。一通りの検証を完了し、自身として性能とバランスの取れた 3.6G で常用して過ごしていた。
しかし、ネット上の OC 情報をしらみつぶしに調べているとどうも R5 1600 よりも R7 シリーズの方が同じクロックでも Vcore が低く報告されている物が大半だった。
Ryzen 自体は同一のウェハから出来たチップを選別し、良質なもの程上位モデルで使われる物だと頭で分かっては居ても実際にどの程度の差があり得るのだろうかと激しく気になってしまった。
そこで AMD に連絡を入れたところ Ryzen 7 1700 の提供をして頂けたので、OC の比較検証が行える運びとなった。こちらから連絡を入れたのは初めてだったので、ずうずうしいお願いだよなと思いつつも好奇心というかなんというか、そう言った物に抗うことが出来なかったが故の行動だったが良いお返事を頂けて感謝の気持ちの他無い。Special Thanks であります。
換装作業
CPU のみの交換となるので作業としてはそう面倒な物でも無く 20 分位で完了した。大半は使っていた R5 1600 のグリス除去と H100i のヘッドに付いたグリスの除去、R7 1700 のヒートスプレッダの掃除に時間が掛かった。
グリス塗りは今回もまたマスキングテープを使った神経質な塗り方をした。R5 1600 を載せたときの広さだと押しつぶされてグリスの伸びる範囲が広かったので、今回は少し狭めに塗った。
相変わらずこの塗り方は気持ちがいいもんだし、塗られた面はもの凄く均一になるから精神衛生上良いものがある。
動作確認
R7 1700 に載せ替えた最初の起動では BIOS に入って Restore Default して初期状態にしてから Save&Exit。そのまま起動させて CPU-Z でクロックやら確認しつつ CINEBENCH R15 を実行した。
ひたすら OC の動作検証
OC 検証自体は既に終えているので、細かい事は後日 R5 1600 との OC 比較検証記事と R7 1700 自体のレビュー記事としてまとめるが、筆者環境及びポリシー (Vcore 1.4V 以上は嫌) で最終的な動作安定 ((Linpack 系超高負荷テストをパスする事と Tdie が 75 度以下である事を以て動作安定としている)) クロック上限は 3.9G に到達する事が出来た。
これは R5 1600 では未達であった為、既に耐性の差という物を見せつけられた結果となる。
この 3.9G で R7 1700 というモデルナンバーと合致するスコア 1700 を記録した。
今後の予定
主な目的である OC 比較検証のデータをまとめ、R5 シリーズと R7 シリーズではどの位の個体差があるのかと言う事を今後詳しくお伝えできればと思う。
今回は取り敢えず一報的な記事で半端感もあるが、換装記録としての意味合いを込めて書いてみる事とした。
加えて R7 1700 に関しても R5 1600 と同様にして定格と OC 状態の 2 パターンで各種ベンチマークを実行してグラフにまとめてあーだこーだと書き殴って行きたい所。
取り敢えず暫くはデータ取りの日々になるくさいので 1~2 週間以内に書ければなと思う。
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