[PR Review] AUKEY PB-Y11 / 大容量 20,000mAh モバイルバッテリー

Review
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 この度、AUKEY より PB-Y11 のご提供を頂いたのでレビューをお送りする。
 本製品は 20,000mAh の容量を持つリチウムイオンポリマーバッテリーセルを採用したモバイルバッテリーであり、出力として USB Type-A x2 他 Type-C 端子も出力可能な製品である。

製品概要

パッケージ

同梱内容

スペック

  • バッテリー容量 : 3.7V 20,000mAh
  • バッテリーセル : リチウムイオンポリマー
  • (入力) USB Type-C : 5V/2.6A
  • (入力) MicroUSB : 5V/2A
  • (出力) 合計 5V/3A (15W)
  • サイズ : 151 x 73 x 23 [mm]
  • 重量 : 379g

 重量は実測したところ 381.5g とメーカー公称値よりも 2.5g 重かった。

製品外観

 本体ロゴ面を正面とすると、正面側に残量インジケーターとして白色 LED が 4 つ、背面にはスペック表示がある。

 左側面には MicroUSB 端子が入力用として装備。Type-C 端子を挟むように Type-A 端子が 2 つ装備している。この Type-C 端子は入出力共用なので、同時に 3 出力まで得ることが出来る。
 右側面には電源ボタンがある。充電中であっても電源ボタンをダブルクリックすると出力を即時停止する事も可能だ。

 ボディ表面は細かくキルト加工の様な処理がされている。なかなかにスタイリッシュなイメージ。

充電テスト

スマートフォン

 本製品で Xperia XZs を充電すると 5.14V/1.46A の出力が得られた。Quick Charge には非対応であるが、1.4A 以上の出力が得られていれば特に速度面においても困る事も無く充分である。

 Xperia Z1f も更に加えて 2 台同時の充電も行ったが、それぞれ仕様通りの出力が得られている。Z1f の方は AC 接続の充電器であっても 1A ちょっとが限界だがモバイルバッテリーであっても同等なので問題は無い。
 本製品は合計出力が 5V/3A までなので、この 2 台で 2.64A と少し余力を残すのみとなる。何かしら充電するにも同時に 2 つのデバイスまでとした方が実用的だろう。

PB-Y11 自体の充電

 本製品の残量インジケーターが 3 つ点灯した状態での充電を行った。
 MicroUSB 端子を用いた充電では仕様より少し高い 5.21V/2.01A のペースで充電を行えた。

 次に Type-C 端子への入力で本製品を充電してみると 5.27V/2.54A とこちらも仕様通りにかなり速いペースで充電できている。
 本製品を充電する際には Type-C 端子を用いた方が MicroUSB 端子で充電するよりもだいぶ速く満充電に出来るだろう。

バッテリー容量の検証

 バッテリー容量が公称値に近いか否か検証するのはモバイルバッテリーの容量が大きくなるほどに時間が掛かるので、行うかどうか迷ったけど物が良いので折角だしという理由で行ってみた。
 本製品は 3.7V のセルで 20,000mAh の容量なので、5V 出力時の容量に換算すると 14,800mAh と出る。更にここから DCDC 変換効率分を差し引いた物が実効容量となる。
 実際に満充電を行った所から 0% になるまでの積算電力量を計測し、その容量が上記 14,800mAh に近いかどうかで判断しようと思う。
 そこで取っ替え引っ替えデバイスを変えながらひたすら充電。だいたい 26 時間ほどで 0% にする事が出来た。この時の積算電力量は 68.573Wh となった。
 5V 出力として計算すると 68.573÷5x1000 で 13,715mAh と求める事が出来た。更に DCDC 変換効率を求めると 13715÷14800 で 92.67% となり高効率な変換が得られていることも分かる。
 最終的にだした変換効率が恐ろしく低い場合は容量を詐称している可能性が非常に高いのだが、本製品は当然仕様通りなので何も問題は無い。
 デバイスの充電回数に関しては大雑把に 13,500 という数値をデバイスのバッテリー容量で割った数が 0% から満充電する事の出来る回数とイコールになるかなと思うのでパパッと計算してみると良いだろう。
 例えば筆者の Xperia XZs であれば 2,900mAh の容量を持つので 13,500÷2,900=4.6 回は満充電にする事が出来ると概算出来る。

 このあと 0% から 100% まで Type-C 端子で充電を行ったが、8 時間 39 分ほどで済んだ
 マニュアルには充電時間 11 時間と書かれていたが、恐らくそれは MicroUSB 端子による充電かと思われる。

おわりに

 20,000mAh という容量となるとモバイルバッテリーのサイズや重さを気にしなければならないレベルになってくるが、本製品は割とスマート且つ軽量な方なので予想外に扱いやすいバッテリーであると感じた。
 内部の DCDC 変換も高効率に行われて居るので、20,000mAh という容量を効率良く用いてデバイスを無駄なく充電出来る。
 普段使いは元より旅行などで長時間コンセントの無い環境でのデバイス充電にも頼りになる存在かと思う。

著者プロフィール
ぶっち

本格的に PC へ触れ始めてたのは 1990 年位から。
興味は PC 全般。OS は Windows と Linux などを嗜む。
プログラマやネットワークエンジニアを経てフリーに活動している 40 代も後半に入ったおじさんです。

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