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この度 SoundPEATS より Q30 のご提供を頂いたのでレビューをお送りする。
本製品は SoundPEATS 定番の Q シリーズに属するモデルの最新版であり集大成の様な仕上がりとなっている APTX 対応 Bluetooth ワイヤレスイヤホンである。
製品概要
パッケージ
同梱内容
特にこのイヤーピースのバリエーションは素晴らしく、XS サイズから XL サイズまで揃っている。標準では M サイズが装着済だ。
スペック
- Bluetooth バージョン : 4.1
- Bluetooth 対応 Profile : HSP, HFP, A2DP, AVRCP
- 使用チップ : CSR8645
- 対応コーデック : APTX
- 最大通信距離 : 10m (Bluetooth Class2)
- バッテリー : リチウムイオンポリマー (3.7V 55mAh)
- 連続再生時間 : 約 7 時間 (本製品音量 60% 時で 8 時間動作)
- スタンバイ時間 : 約 100 時間
- 充電時間 : 約 1~2 時間
- 重量 : 15g
外観
ハウジング部
ハウジングは金属製となっており質感やロゴも相まって高級感があったりした。
直接耳に触れるイヤーフックとイヤーピースはフィット感が過去に類を見ないレベルに良く出来ている。まさにジャストフィットという感じだ。
ハウジングにはマグネットを内蔵しているので、未使用時には吸着させてネックレスタイプとして身につけておくことも可能だ。これは流行りの装備だろう。
リモコン部
操作するボタンはスタンダードは 3 ボタン方式となっており ► ボタンは再生/一時停止/受話/終話/ペアリングを兼ねるので MultiFunctionButton (以下 MFB) と呼ぶ。他 +/- はボリューム操作と前後選曲に用いられる。
また穴の空いた部分はマイクになっており LED インジケーターはシースルータイプでリモコン筐体内部から光が見える仕組みへと進化している。今までであればマイクと LED でそれぞれ穴が開けられていたがここに来て合理的な仕組みへとなった様だ。
背面には SoundPEATS ロゴと FCC マークとその ID、技適マークの表示がある。
側面には充電用 MicroUSB 端子が装備されているので、そこへ付属の MicroUSB や市販品を用いて電源を供給してやれば充電が可能だ。
使い方
Quick Start
取り敢えず直ぐ使いたい場合、付属の Quick Start を読めば OK。
充電してからペアリングして Enjoy する。
ペアリング
本製品の電源が切れている状態から MFB を 3 秒以上長押しする。リモコンの LED が点滅したらスマートフォンより Bluetooth 機器を検索して接続して上げれば良い。
APTX 対応の Android スマートフォンであればより低遅延高音質な接続が可能となる。
リモコン操作
電源 ON | ► を 5 秒長押し |
電源 OFF | 電源 ON 時、► を 4 秒長押し |
再生/一時停止 | ► を 1 回押す |
ボリューム操作 | + でボリューム増、– でボリューム減 |
選曲操作 | + を長押しで次曲、– を長押しで前曲を選曲 |
電話に出る | 着信中に ► を 1 回押す |
電話を切る | 通話中に ► を 1 回押す |
通話拒否 | 着信中に ► を 1.5 秒以上長押し |
通話音声出力先切替 | 通話中に ► を 1.5 秒以上長押し |
通話切替 | 通話中に ► を 2 回押す |
Google アシスタント/Siri | 通話中以外の時に ► を 2 回押す |
* 通話音声出力先切替は本製品ではなくスマートフォン本体で直接通話したい場合の切替になる。
* 通話切替は同時に通話している 2 つの通話間を切り替える。
使用感
装着
初期状態ではイヤーフックとピースが M サイズになっているので自身の耳に合わせたサイズに切り替えよう。特にイヤーフックは安定感に直結するだけに重要である。
イヤーピースはキツ過ぎる場合はワンサイズ小さくする感じに様子を見ること。重低音が欲しい場合にはぴったりはまるサイズを。重低音は余り要らないなんて場合には耳とピース間に空気が漏れるように少し小さいピースを選ぼう。
本製品の場合、ハウジング形状とイヤーフックによるフィット感が抜群に良く筆者が触れたイヤホンの中で最も安定した装着が可能であると直ぐに分かるような快適な装着感が得られた。完璧である。
音質
筆者愛用の Xperia XZs とのペアリングで試聴を行った。APTX 対応なので本製品の性能をフルに発揮出来る。
まず本製品は重低音の強さも売りである事を念頭に置きつつ音出しをさせてみたところ、その通り凄い重低音が鳴った。ただ、良くある低音さえ出ていれば良いような考えを持ったチューニングに非ずで重低音が強い癖に輪郭がクッキリしていてタイトな物だった。不快な低音ではなく心地よい低音という事だ。
しかし筆者はそこまで重低音を重視しないので、次の様に程よく抑える感じのチューニングを行った。
さほど大きく各バンドをいじる必要はないのでベースのチューニングはある程度完成された物だと感じる。
単純に再生機器側で低音の増減をするだけで低音重視するか抑えるかが容易にセッティング可能なので、オールマイティーなドライバだと言える。
全体的な音のバランスとしては APTX コーデックも相まってか非常にクリア。重低音から高音域までドライブしている音が非常に良く聞こえる。
おわりに
SoundPEATS 歴代で言えば名機 QY7 を Q12 が越え、暫くは Q12 が一番と思っていたが、本製品 Q30 を以て最高の名機に仕上がっていると感じた。それくらい音質も装着感も全体的に素晴らしい仕上がりとなっている。
今この時点で Bluetooth ワイヤレスイヤホンを 5,000 円以下で探しているのであれば SoundPEATS Q30 を先ず選択肢に入れてみるべきかなと思う。オススメだ。
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