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はじめに
昨晩あたり 2019 年初の BIOS 更新チェックを思い出したかのようにしてみたら MSI B350 TOMAHAWK で新しい BIOS となる 1.L0 がリリースされていた。
正式なバージョン名は 7A34v1L となる。
更新内容を見ると一つ前の 1.K0 と同一の内容になっているので恐らくコピペしてミスっただけと思われる。
少し前に MSI X370 Gaming Pro Carbon に Raven Ridge と Bristol Ridge に対する互換性の改善が来ていたから TOMAHAWK にも同様の更新内容と思われる。
BIOS 更新作業
BIOS のイメージファイルをダウンロードしたら中身展開して USB メモリにコピーしておく。
で、BIOS の更新方法は MSI の中の人がフォーラムで推奨している手順を公開していたのをそのまま行う。
2. F6 を押してデフォルト設定を読み込ませて F10 を押して適用。再起動する。
3. DEL を押して BIOS に入る。
4. BIOS から M-FLASH モードに入ってイメージファイルを指定し更新する。
5. 更新完了後はまた DEL を押して BIOS に入る。
6. F6 を押してデフォルト設定を読み込ませて F10 を押して適用。再起動する。「2.」で行った手順をもう一度という事。
7. マシンが再起動したら DEL を押して BIOS に入る。
8. ここで初めて各種設定を行っていく。
長く面倒かも知れないが、更新後に不具合を起こさせないための手段としてマニュアル化しておくと良いだろう。
極希に BIOS を更新したのに更新前の設定が残ってしまうケースがあるためで、筆者もそういう現象を経験した事がある。
でもって BIOS 更新中の様子はこんな感じで。ここで停電が起きると死ぬ。EEPROM ライターでもあれば復活出来るらしいが生憎持ち合わせていないから万全を期して家電の使用状況を目安に安定したタイミングで行った。
新しい設定項目が!
先ずはこれ。手動で電圧を設定出来る CPU と SoC に関しては Offset Mode が追加され、今までの設定方法は Override Mode という形式となった。
Offset Mode の利点はデフォルトの電圧からその名の通りオフセットを行う物で、例えば設定された電圧を基準にして下げたい場合や上げたい時に使える。
まだ試しては居ないけど CPU 部分なら P-State が移行しても各 State で決められた VID に対して ± 設定が効いた Vcore になるハズ。
次はこれ。cTDP の設定がやーっと追加された。APU 利用者であればこれを使いたいって人は多いはず。
cTDP は Configurable TDP の略だったかな。プロセッサの TDP 上限を設定できると言う代物で、例えば筆者使用中の Ryzen 5 2400G ならデフォルト TDP は 65W になっているが、マザーボード側に cTDP 設定項目があれば 45~65W の範囲で設定出来る仕様となっている。
しかし B350 TOMAHAWK では下限が 35W となっているのがちょっと仕様外。気になるところではあるが TDP を抑えて手っ取り早く省電力化出来る設定。
設定完了して終了
今回は取り敢えず新しい機能を検証する時間がないので、普段通りの設定を行った。
設定内容で変更の加わる箇所は設定適用時に表示されるのでスクリーンショットでも取っておくと後々設定忘れたーとかなっても大丈夫なハズ。
おわりに
BIOS が変わると OC 耐性も変わったりすることがあるので、既に嫌になるほどメモリに関してはストレステストをやっているが更新後は念のために軽く Prime95 の Blend を 30 分位走らせる簡易的なテストだけやっておくことに。
あとは先日書いた Thaiphoon Burner で G.Skill F4-3600C19D-16GSXW が Hynix C-die と言われるようになった物が気になるし新しい AGESA コードになってから動作上限クロックを探っていないからその点も含めて近い内に時間とってアレこれ検証出来ればなと思う。
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