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はじめに
先日 CPU とメモリを購入してアップグレードなんて思っていた所、メモリだけ安定動作させることが出来ずに終わった。
なんだか諦めも付かずにモヤモヤした感じがしたので、今度は今使っているメモリと同じシリーズで揃えてやってみようということにした。
またメモリを買う
Elixir チップの載った M2F4G64CB8HG5N-CG
という型番のメモリを使用している為、これと同等の物をひたすら探して購入をした。
約 2,000 円したので、前回よりは高くなった感じだけど DDR4 メモリよりはずっと安いので良いかなと。
でもなんか良く見てみると 1 文字違うし基板の色も少し違っていた。
型番は M2F4G64CB8HB5N-CG になる。
今刺さっているメモリは M2F4G64CB8HG5N-CG となり、やはり 1 文字違いで別型番に。
ちょっとボケて間違えたかなと。
ガーバーは同じだからダイがちょい違うくらいであればなんとかなるかなと。
2022/08/14 2:00 追記
あとから調べたら HG5N の G の部分はダイの種別を表していた。
HG5N なら G-Die
HB5N なら B-Die
ということで。
認識させるのに苦労した
メモリの差し方は DIMM.1~4 のスロットに 2 本のみなら DIMM.2 と DIMM.4 を使用する典型的なタイプ。
その為、次のようにメモリを差してみた。
- HG5N を DIMM.2, DIMM.4
- HB5N を DIMM.1, DIMM.3
しかしこれが電源入れても POST せず。
それなら一応確認ってことで今回購入した HB5N 2 本だけを差すと普通に POST した。
続いてメモリスロットを入れ替える感じで次のようにして見た。
- HG5N を DIMM.1, DIMM.3
- HB5N を DIMM.2, DIMM.4
これもまた POST せず。
ならば変則的に行ってみようとこうやった。
- HG5N を DIMM.1, DIMM.2
- HB5N を DIMM.3, DIMM.4
意外にもこれで POST した。
お約束通りのパターンではダメで、混在パターンで行けたと。よくわからん。
Memtest86 をやる
鼻毛鯖は Legacy な BIOS のみで UEFI は無い。
そんなもんで Memetest86 を実行するなら V4 を使用しなくてはいけない。
しばし実行してエラーが出ないことを確認出来た。一安心。
OS を起動してメモリの動作を確認
CentOS 7 を起動させてメモリの動作を確認しておいた。
sudo dmidecode --type memory
# dmidecode 3.2
Getting SMBIOS data from sysfs.
SMBIOS 2.6 present.
Handle 0x002E, DMI type 16, 15 bytes
Physical Memory Array
Location: System Board Or Motherboard
Use: System Memory
Error Correction Type: Single-bit ECC
Maximum Capacity: 16 GB
Error Information Handle: No Error
Number Of Devices: 4
Handle 0x002F, DMI type 17, 28 bytes
Memory Device
Array Handle: 0x002E
Error Information Handle: No Error
Total Width: 64 bits
Data Width: 64 bits
Size: 4096 MB
Form Factor: DIMM
Set: 1
Locator: DIMM1
Bank Locator: BANK 1
Type: Other
Type Detail: Synchronous
Speed: 1333 MT/s
Manufacturer: 830B
Serial Number: xxxxxxxx
Asset Tag: 1103
Part Number: M2F4G64CB8HB5N-CG
Rank: Unknown
Handle 0x0030, DMI type 17, 28 bytes
Memory Device
Array Handle: 0x002E
Error Information Handle: No Error
Total Width: 64 bits
Data Width: 64 bits
Size: 4096 MB
Form Factor: DIMM
Set: 2
Locator: DIMM2
Bank Locator: BANK 1
Type: Other
Type Detail: Synchronous
Speed: 1333 MT/s
Manufacturer: 830B
Serial Number: xxxxxxxx
Asset Tag: 1153
Part Number: M2F4G64CB8HG5N-CG
Rank: Unknown
Handle 0x0031, DMI type 17, 28 bytes
Memory Device
Array Handle: 0x002E
Error Information Handle: No Error
Total Width: 64 bits
Data Width: 64 bits
Size: 4096 MB
Form Factor: DIMM
Set: 3
Locator: DIMM3
Bank Locator: BANK 2
Type: Other
Type Detail: Synchronous
Speed: 1333 MT/s
Manufacturer: 830B
Serial Number: xxxxxxxx
Asset Tag: 1103
Part Number: M2F4G64CB8HB5N-CG
Rank: Unknown
Handle 0x0032, DMI type 17, 28 bytes
Memory Device
Array Handle: 0x002E
Error Information Handle: No Error
Total Width: 64 bits
Data Width: 64 bits
Size: 4096 MB
Form Factor: DIMM
Set: 4
Locator: DIMM4
Bank Locator: BANK 2
Type: Other
Type Detail: Synchronous
Speed: 1333 MT/s
Manufacturer: 830B
Serial Number: xxxxxxxx
Asset Tag: 1153
Part Number: M2F4G64CB8HG5N-CG
Rank: Unknown
Core i5-680 がサポートする DDR3-1333 で動作。
BANK 1 つに型番の違うモジュール同士が入っていることを確認出来る。これは差したスロットそのまんまということ。
メモリの使用状況
メモリ交換から 24 時間くらい経過した Munin のグラフがこれ。
メモリ 12GB から 16GB になった分だけ余裕が出来た感じだが、空いているところは Cache に回っている。
Swap out は発生していないので十分足りている感じ。
現状、メモリが増えたことに対する各サーバーの設定はしていないので、使用領域の詳細に関しては以前と変わらず。
今後は DB や PHP に回せるメモリを少し増やしてあげようかなと画策中。
おわりに
これで恐らく筆者宅の鼻毛鯖はスペック的に最終形態になったと思う。
更なるスペックアップは望めないので、別途サーバー機を自作するなりする必要がある。
また鼻毛鯖のような格安サーバー機が売っていればなぁ…… と思いつつもまだまだこれからも鼻毛鯖にお世話になりそうだ。
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