AMD VISHERA ブロガー勉強会 参加レポート – その参 –

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 この回は 2012/11/21 に行われた AMD のブロガー勉強会レポート 3 部目として、ASUSTek 日本市場広報担当様より行われた SABERTOOTH R2.0 に関する内容をお送りする。M/B ベンダーのお話しを直に聞くという機会もまず無いので、非常に有用な物があった。
 それと最近では、”ASUS” の読みが世界で統一され、”ASUS = エイスース” となった事はご存じの方も多いとは思うが、これは是非とも覚えておくと店頭などで困る事も無くなるだろう。


AM3+ 対応製品と共通の特長


 現行のマザーボードは用途に合わせて 3 つに分けられる。オーバークロック/ゲーミング、高耐久性、オールマイティの 3 つ。全てチップセットには 990FX + SB950 という、9xx 系に於ける最上位の物が用いられる。
 CPU やメモリに供給される電源周りは「デジタル化」され、電力の制御がアナログよりも速く、正確である。この時の速さとは、使いたい電力の要求があった場合、即座に対応する速さである。そして電圧の変動にも速く正確に対応することで高い安定性を提供してくれる。
 ASUS の M/B は若干値段が高めというイメージを持たれることも多いそうだが、理由として CPU の電源周りにかなりの余裕を持たせ、余剰に設計しているからだそうだ。その為、電源周りの強化をした製品がリビジョンアップ版として出ることも少ない。

SABERTOOTH 990FX Rev 2.0




 今回行われた勉強会で、実際に提供頂いた M/B がこちらの SABERTOOTH 990FX R2.0 になる。AM3+ 対応製品の中で、高耐久性を謳った製品であり、Military Standard という「米国国防総省が定める軍用規格」に対応するほどの耐久性を持った製品だ。実際には M/B に用いられるチョークコイルやコンデンサ、MOSFET 等の電子部品の各々に高品質/高耐久品を用い、通常製品よりも遙かに厳しい耐久テストを行っても動作が出来るという物だ。
 高耐久性を自負した製品であるため、製品保証も 5 年もある。……しかし、日本国内では代理店が絡む大人の事情の為、製品保証は代理店規定に従う。よって大体 1 年になってしまうそうだが、台湾の ASUS と直接英語なりでアポイントを取れば 5 年の保証は有効だそうだ。

TUF CeraM!X


 「TUF CeraM!X」とは、ヒートシンク表面にセラミックコーティングをすることで、表面積を稼ぎ放熱性を上げる技術になる。放熱性能が上がることで冷却性が上がり、周辺の基板等へ伝わる温度も低下。より耐久性が高まる寸法だ。
 VRM 周りやチップセットにやたらと 4cm ファンを付ける心配もなさそうなので安心して使うことが出来そうだ。

TUF Thermal Rader



 SABERTOOTH 990FX R2.0 には M/B 上に温度センサを 10 個搭載している。これらを監視する為の専用ツールとして、Thermal Rader がある。全ての温度センサの数値をリアルタイムに視認することが出来る為、密なエアフロー構築に非常に役立つ物になる。
 特に CPU 周りや PCIE スロットのセンサは良く見ておきたいポイントになる。負圧全開でエアフローを確保したつもりでいても、グラフィックボード周りに熱が貯まって PCIE スロットのコンデンサの劣化が早まり、不具合を起こすことも良くあるそうなので。
 また、静音ケースでは若干窒息気味になる傾向にあるので熱源の解消にも有用に使える物と思われる。ここは自身としても Antec P280-MW という静音志向のケースを使っているので、良く見ていきたい所だ。

ASUS の推進する TCO


 よく聞く TCO を ASUS では推進している。これはイニシャルコスト重視だと、一定期間の総投資額が逆に高くついてしまうので、耐久性が高く長く使える物とすることでトータルコストを安く済ませることが出来るように ASUS をという事だそうだ。イニシャルコストとしては若干の投資が必要になるが、長い目で見れば安くなるという事で。自身としても格安 M/B を買ったけど、すぐ壊れて修理に出すとか経験があるのであながちコレは間違ったものでは無いかなと。
 特に AM3+ 環境はソケットの寿命が長いので、良い物を長く使えれば理にかなった物であると思う。

えいすーす


 今まで複数あった ASUS の「読み方」が統一された。複数あった原因としては、複数ある代理店によって呼び方が違ったことに起因する為だそうで、この件に関して ASUS では「読み方は何でも良い」というスタンスだった。実際に聞いたたとえだと「NEC」。これを「日本電気」と言うのか「えぬ・いー・しー」というのか、はたまた日電。いろいろ呼び方があってもいいじゃないか的な。
 今後、「えいすーす」という読みを広げるべく、プロモーションビデオまで作ってあるそうなので最後に紹介しておく。夢に出てきそうな勢いの「えいすーす推し」である。

3 部 – まとめ

 ASUS 製品では M/B だと 10 年以上前から色々と使っており、ここ最近ではサウンドカードも愛用している。そんなメーカのお話を聞けたのは非常に有用且つ楽しい物であった。もっとも、ここ数年は ASRock の物を使っていたのでこれを機に ASUS へとまた戻っていこうと思う。かなりの好印象なパートであった。

FX-Series Logo

 勉強会のレポートとしては次回 4 部で最後とする。ラストは TokyoGameNight の まつじゅん氏 によるお話しを書いていく。実際にゲーム用途でVishera を使ってみた感想等が内容となる。

続きはこちら
AMD VISHERA ブロガー勉強会 参加レポート – その四 –

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