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先日、ADATA AX3U2133XW4G10-2X を購入してやっとこさ 2133 メモリを使い始めた。今までメモリの動作周波数を気にして扱うことも無く、XMP や AMP Profile で指定されるままに動作させてきたけど、折角の APU だし極力速い方が良いかなと Latency を詰めてみたりもした。
ふとここで小さな疑問が湧いた。「DDR3-2133 CL9 と CL10 でパフォーマンスの差はどの程度なのか?」と「DDR3-2400 CL10~11 だとやはり 2133 より速いのかな?」という事。これに加えて NorthBridge の速度はどう影響してくるかと言う事も加えて検証してみた。
ベンチマークとして用いるのはお約束的に 3DMark。スコアのブレが非常に小さく、比較しやすい為。APU である A10-6800K 自体は定格の 4.1~4.4GHz とし、メモリと NorthBridge のセッティングは次の通りとした。
DDR3-2133 CL9-11-10-29 と CL10-11-11-30-40 の AUTO 設定。それぞれで NB:AUTO iGPU:AUTO と NB:2000MHz iGPU:900MHz の 2 種類の動作をさせた合計 4 パターン。
DDR3-2400 CL10-11-11-32-45 NB:AUTO iGPU:AUTO と CL11-11-11-32-45 NB:2000MHz iGPU:900MHz の 2 パターンだ。NB OC 時は CL10 だと 3DMark がエラーで停止した為、余裕を持たせて CL11 として通った為この様なデータになった。
そしてこれら条件で 3DMark を実行した結果が次のグラフの通り。
考察
DDR3-2133 動作時は CL9 だろうと CL10 であろうとも誤差レベルのパフォーマンスになる結果となった。NB の OC をしていない状態であれば尚更。CLOUD GATE の Graphics を見ると CL9 で 8,441。CL10 で 8,420。差は極小。NB の OC で 2,000MHz となると、CL9 で 8,676、CL10 で 8,801 に。逆に CL10 が上という結果に。
そして DDR3-2400 へとメモリを OC させた場合、NB が AUTO 設定のままだと DDR3-2133 と大差無いパフォーマンスになってしまった。しかし、NB を 2,000MHz に OC をした所、スコアの伸びは大きくなった。グラフを見ても頭一つ抜き出る形になったので驚き。
メモリの動作周波数に合わせた NorthBridge の設定も合わせて行いたい所だなと。とは言え 2133 動作であるなら NB も定格で動かした方が多少の省電力になるので、不安定要素を増やす必要も無いと。
現状、ADATA AX3U2133XW4G10-2X が DDR3-2400 動作で問題無く動いているので、当面はこのままの状態で使ってみようと思う。A10-6800K + DDR3-2133 でも充分快適であり、わざわざ OC というリスクを冒してまでパフォーマンスを上げる必要も無いと思うところだが……
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