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FX-8350 を OC して使っているが、さほど高負荷状態が続くような事をしているわけでもない。しかし、OCCT や Prime95 で負荷をかけ続けたらどうなるだろうとやったら CPUTIN で 70℃ を余裕で越えてくる辺りに不安を覚えた。
簡易水冷の Corsair H100i or H110i 若しくはハイエンド空冷の SilverAllow 系の何れかにしようとまで絞った。ハイエンド空冷はちょっとサイズがでかすぎてメンテナンスが大変そうだとか、音が凄そうとか思ってしまったので簡易水冷をチョイスした。
次に H100i か H110i かと言う所だが、使用しているケースは同じく Corsair の Obsidian 550D。公式に対応表明されているのは H100i のみ。H110i は発表後に対応表からハズされた経緯がある。各所のレビューをしらみつぶしに見ていたところ、H110i の方が当然として性能が上になるが、H100i でも負けじと高性能。無理してマウント出来るかも分からない物を買うほど余裕は無いので、取り付け可能と分かっている H100i を選んだ。
以下、写真を交えてボソボソと一言付け加えていく。
写真など
開封前の外箱。外装のフィルムに 5 年保証と書かれたシールが付いているので、無くさないように注意しておこう。箱自体は横から開けてそのまま上にガバっと持ち上げるタイプ。
説明書とドライバのインストールメディアを取り出して、中蓋を取ると本体が見えてくる。
ブレードの表面はツルツルという訳ではなく、荒い感じに仕上がっている。
左側の 2 つは Intel 用。右側の物が AMD 用でバックプレートは M/B 標準の物をそのまま用いる。
ネジ類がいっぱい。下段右のワッシャーとネジでラジエーターを固定。下段真ん中のフック x2 で AMD 用の物を固定し、下段左側のネジで締め付ける。
上 2 本がファンをウォーターヘッドに接続するケーブル。一番下の物は M/B 上の USB ヘッダにウォーターヘッドを接続する為のケーブル。miniUSB-B タイプ。
マウント後の図。ラジエーター固定時には EPS12V に繋いでいる電源ケーブルが邪魔だったので、少し位置を修正した位の手間はかかった。
ケースの上から見るとこの様な感じになった。尚、ティッシュは熱伝導グリスを拭き取る際に使用した。
EPS12V 周りのクリアランス。まず干渉するとしたらここ。ぴっちり隣り合っていて隙間は 1~2mm と言った感じだろうか。H110i だったら先ず無理だったかな…
M/B とのクリアランス。基板自体とは 1~2mm 程度の余裕はあった。
メモリスロットのレバーとは余裕があるので、H100i を装着したままでも問題無くメモリ交換は行えそうだ。
ウォーターヘッド周辺。メモリとのクリアランスは充分。簡易水冷の長所でもある。背の高いメモリモジュールも問題無く使えるので、今後はメモリの選択肢も増える。ウォーターヘッドと接続するケーブル類はケース上部の隙間を利用して隠した。USB ケーブルは裏を通してある。
この Corsair ロゴはフルカラー LED で発色する。
CorsairLink2 を用いれば CPU 温度に応じた発色設定も可能なので、好みに応じたカスタマイズすると良い。
冷却性能を見る
手っ取り早く OCCT を用いる。
簡易的なスペックは次の通り。
CPU : AMD FX-8350 OC (4.3GHz@1.368V)
MEM : AMD AP38G1869U2K (DDR3-1866)
M/B : ASUS SABERTOOTH 990FX R2.0
VGA : MSI N670GTX TwinFrozrIV PE OC
Cooler : Corsair H100i
Case : Corsair Obsidian 550D
PSU : Corsair CMPSU-850AX
OS : Windows8 Pro x64
だいぶメーカーが揃ってきた感じでニヤリと。
先ずは以前まで使っていた空冷ファンである Enermax ETS-T40-TB を Enermax UCTB12 x2 でサンドにした OCCT:CPU のグラフ。
開始前 40℃、Peak 79℃
そして H100i でラジエーターのファン x2 を Quiet Mode にしたときのグラフ。無音かと思う程静か。
開始前 36℃、Peak 61℃。Quiet Mode ですら ETS-T40-TB 比で -18℃ と強力。
H100i で同様にファンを Performance Mode にしたのがこれ。轟音なので常用はきっつい。
開始前 36℃、Peak 55℃。問答無用で冷却する感じなのが目でも耳でも分かるレベル。
尚、ETS-T40-TB から H100i にした後の VRM 温度はエアフローにもよるだろうけど +5℃ 程と見ておくと良いかも知れない。気になるのであれば別途 VRM あたりにファンで風をあてると良い。
注意点
2013/10/22 現在、Windows8.1 上で CorsairLink2 を入れても正規の手段で H100i を認識してくれず、結局 Windows8 に戻してしまった。Windows8.1 からは USB 周りの動作が変わっているようで、レジストリを弄ったりすると問題無く認識出来るらしい。しかしこれはちょっと避けたい所なので今回は手を付けなかった。
トラブルシュート関連や CorsairLink2 最新版のダウンロードなどは Corsair の Forum をチェックすると良い。
まとめ
購入額 11,300 円。この値段をどうとるか次第だけど、対価効果は非常に高く冷却に不安を覚えることはなくなる。FAN の回転数を落とせば静音性が得られ、回転数を上げれば冷却性が得られる。Quiet Mode で動作させても OC 無しであれば充分すぎる冷却を得られるので「静音 & 冷却」と一石二鳥になる。
現状、FX-8350 を 4.3GHz@1.368V で動作させているが、これは ETS-T40-TB では冷却しきれず高負荷状態が続くと ThermalShutdown が発生する。H100i であれば比にならないほど冷えるので、Vcore 1.4V 台でも余裕があると思われる。4.5GHz 位で常用出来ればいいなーと妄想しつつ、時間があるときに調整してみようと思う所。
Coneco.net にもレビューを書いてマス。
Corsair 一体型水冷CPUクーラー CW-906009-WW (H100i) CORSAIR |
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