MSI A68HM-P33 のレビュー

この記事は約6分で読めます。
本記事は最終更新日より 1 年以上経過しております。
スポンサーリンク

 2014/11/25 に行われた AMD のブロガー勉強会にて A10-7800 と一緒に提供頂いた M/B がこの MSI A68HM-P33 になる。自身としては「初 MSI」になるし、気になっていたメーカーだけに UEFI(BIOS) を触ってみたかったりもした。
 ハードウェアモニター系で用いられる SuperI/O の出力を正しく解釈し、電圧や温度を正常に表示出来るかどうかも気がかりだったので、そのへんも踏まえて写真も絡めつつレビューしようと思う。

製品スペック

 MSI A68HM-P33 スペック (オフィシャルサイトより)
 対応 CPU : AMD A-Series / Athlon
 Chipset : AMD A68H
 対応メモリ : DDR3-1333/1600/1866/2133 MHz (Dual-Channel, Max 32GB)
 メモリスロット数 : 2
 拡張スロット : PCI-Ex16 x1, PCI-Ex1 x3
 SATA 3.0 ポート数 : 4 (Raid 0, 1, 10 対応)
 Sound : Realtek ALC887
 LAN : Realtek RTL8111G Gigabit (10/100/1,000 Mbps)
 USB ポート数 : USB 3.0 x2, USB 2.0 x4
 グラフィック出力 : D-SUB x1, DVI-D x1 (HDMI 非対応)
 フォームファクタ : MicroATX 244mm x 174mm

 この MSI A68HM-P33 の一番の特長としては、AMD A68H Chipset を搭載する事にある。今までは A88X, A78, A58 と言う 3 つの選択肢しか無かったが、ローエンドな部分である A58 と A78 の合間を埋めるようなスペックを持つチップセットが A68H だ。
 実際にどんな機能を載せたのかと言えば、A58 ではサポートされていなかった USB 3.0 を 2 ポート持つ事と、SATA 3.0 を全ての SATA ポートでサポートしている事となる。個人的に言わせて貰えば SATA 2 と USB 2.0 のみだった A58 は、どの様な層が使うのか良く分からない所があったけど A68H の登場で APU 向けローエンド M/B の定番的な位置を獲得出来るのでは無かろうかと思った。この M/B の実売は 5,000 円台からの購入が可能なので、イニシャルコストはかなり低く抑えられるだろう。

製品写真

 先ずは外箱から。
20141210-DSC_0080

 外箱の裏面。製品の特長が書かれている。ミリタリークラス 4 に対応した電子部品を採用しているとされている。
20141210-DSC_0082

 箱を開けると保証書と M/B 本体が見える。付属品は下側に同梱されている。
20141210-DSC_0084

 これが付属品全て。なにか特別な物があるわけでも無く、必要最低限の物。
20141210-DSC_0088

 A68HM-P33 (表) の全容。パーツレイアウトは一般的。VRM 周りを見ると MOS-FET にヒートシンクが無いのが気になるが OC する訳でもないから神経質になる必要もないかな…… と。
20141210-DSC_0093

 A68HM-P33 (裏) の全容
20141210-DSC_0094

 背面のポートレイアウト。HDMI は無いので場合によっては DVI to HDMI なケーブルを用意しておくと良い。USB 3.0 はこの背面にあるポートのみであり、本体上にヘッダピンは存在しない。
20141210-DSC_0103

パーツを載せた写真など

 A10-7800 とメモリ CFD W3U1600HQ-4G を載せてみた図。
20141210-DSC_0120

 CPU クーラーとして ENERMAX ETS-T40 を載せた図。
20141210-DSC_0133

 メモリとのクリアランス。割りと干渉しにくい ETS-T40 ではあるが、この A68HM-P33 ではメモリが片方干渉する。取り外し時にはファンも外した方が、作業としてはやりやすいだろう。
20141210-DSC_0134

 PCI-E スロットとのクリアランス。これは問題無く余裕があるので、ケース次第ではあるがどの様なタイプの dGPU であっても搭載可能と思われる。
20141210-DSC_0135

 ケースに収めた図。今回は余っていた Zalman Z9 Plus と言う標準的な ATX ケースに収めた。折角の MicroATX マザーなので、ケースも MicroATX 物であったほうが良いと思う。
20141210-DSC_0149

A68HM-P33 の UEFI (BIOS)

 操作はマウスでも可能で割りと滑らかにカーソルが動く。気になる点としては、選択項目を選んでクリック or Enter を押したときにワンテンポ遅れてから選択肢が表示される。また、F12 キーでスクリーンショットを撮影可能だが、表示している項目によっては中々キーを受け付けずにスクリーンショットを保存する確認が出てこない事も多かった。
 画面表示自体はグラフィカルであり、視認性も良いが OC の項目はちょっと詰め込み過ぎな感じが否めず、若干見づらいと言う所感だ。

 以下設定項目で主たる所のみを掲載する。
MSI_SnapShot_05 MSI_SnapShot_06

MSI_SnapShot_07 MSI_SnapShot_08

MSI_SnapShot_09 MSI_SnapShot_10

MSI_SnapShot_11 MSI_SnapShot_12

MSI_SnapShot_13 MSI_SnapShot_14

MSI_SnapShot_15 MSI_SnapShot_16

MSI_SnapShot_17 MSI_SnapShot_18

MSI_SnapShot_20 MSI_SnapShot_21

MSI_SnapShot_23

使用感

 今回は APU として A10-7800 を使用して居るので、OC に関する安定性などはお伝え出来ないが OC するのであれば A88X を載せてるような上位品を用いた方が良いと思う所。
 メモリに関しては CFD W3U1600HQ を本来であれば XMP 1,866MHz までの対応の所、2,133MHz CL13-13-13 動作させて居る。特に問題無く安定すれば儲けものだが、動作保証が得られるわけではないのでこの点は自己責任の上に試すと良いだろう。
 OS には Windows 8.1 Enterprise 評価版を取り敢えず評価用としてインストール。ハードウェアをモニターするにあたり、HWiNFO64 を常用しているが SuperI/O である Fintek F71868A からは温度とファン回転速度のみ正常に表示していた。電圧に関しては 5V, 12V の表示が出来ていない。また、HWiNFO64 上の T1 が UEFI にて表示される CPU 温度に同じであったから、高負荷時の温度が気になる時は T1 を見れば良いハズ。Auxiliary の指す温度が何になるのかは不明。
hwinfo64
 個人的に A68HM-P33 を使用する上で気になる点はこのハードウェアモニター系のみであった為、現時点で何か他に気になるところや悪いなと思うような所は無い。OC せずに運用するのであれば必要充分と思われる。
 欲を言えば HDMI 出力があればなぁー…… と思うが、DVI 出力を HDMI 端子に繋ぐケーブルが普通に使えたのでそれで凌ぐ事とした。

おわりに

 MSI と言えば GAMING シリーズ系で気にはなっていたので、今回 A68HM-P33 を試すことが出来て良かったと思う。
 しかし、UEFI の操作上にてスクリーンショットが効きづらい若しくは効かない場面があったのだけが残念と思ったポイントだ。項目の表示に関しても、小項目間はインデントなり 1 行あけるなりすれば視認性が上がると思う。
 A68HM-P33 全体の印象としては、ローエンドな製品ではあるが APU の K 付きモデル以外を用いる若しくは K 付きであっても OC しない運用をするのであれば、5,000 円台で購入できるこの製品は魅力的であると思う。とにかくイニシャルコストを抑えた構成を望む場合、第一選択肢に入ってくるであろう製品だ。

スポンサーリンク
Review
著者プロフィール
ぶっち

本格的に PC へ触れ始めてたのは 1990 年位から。
興味は PC 全般。OS は Windows と Linux などを嗜む。
プログラマやネットワークエンジニアを経てフリーに活動している 2 児の父なアラフォーのおじさんです。

ぶっちをフォローする
にほんブログ村 PC家電ブログ 自作PCへ
ぶっちろぐ

コメント

タイトルとURLをコピーしました