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この度、RAVPower より MicroUSB 6 本セットのご提供を頂いたのでレビューをお送りする。
本製品はケーブル内部にケプラー素材を用い、外皮膜に耐火性の優れた TPE コートを施す事で耐久性を高めた MicroUSB ケーブルである。8,000 回の折り曲げテストにも耐えられるとの事で、その耐久性の高さを謳っている。
パッケージ
パッケージを開けると綺麗に仕切られた所に個装されたケーブルが 6 本収められている。取扱説明書と保証書も同梱。
目的の長さのケーブルを一目で取り出しやすくて好印象である。
外観
本製品は 1.8m x2、90cm x3、30cm x1 の合計 6 本からなる製品である。室内利用で 1.8m, 90cm、持ち歩き用として 90cm, 30cm とでもなるだろうか。よく使いそうな長さが複数本ある。
1.8m のケーブルはケーブルタイが付いているので、余った部分を止めておいたりする時にすごく便利。90cm ケーブルにもケーブルタイを付ければ良かったのになと思う。
端子部分をクローズアップしてみると、シールドはメッキ無しでピンのみ金メッキ処理が施されている。
シールド (シェル) に関しては Type-A – MicroB 間にて導通があり、1Ω の抵抗を持っていた。これはどういう事かと言えば、USB で用いられる 4 本の信号線がシールドで覆われており、ノイズに強いであろうという事になる。
製品情報の画像を引用すると、その外観が示す通りであると言う事が分かる。
充電時の品質
本製品でおおよそ仕様通りにデバイスを充電出来るかテストを行った。
使用したデバイスは Xperia Z2 とモバイルバッテリー 2 種 Quick Charge 対応品と非対応品である。
ケーブルは 3 パターン全てに於いて 1.8m ケーブルを用いた。電気抵抗が最も高いであろう長い物を使用することで最低ラインを探る意図を込めた。
USB 充電器は Quick Charge 2.0 対応の Tronsmart TS-WC1Q を用いる事で安定化を図る。
Quick Charge 非対応なモバイルバッテリー
入力 5V/2A のモバイルバッテリーで、残量が 75% 以下になっている物を本製品の 1.8m ケーブルを用いて充電を行った。
最大で 5.32V/1.90A (10.1W) の充電速度を記録した。何ら問題のない充電が可能である。
Quick Charge 対応モバイルバッテリー
入力にも Quick Charge 対応のモバイルバッテリーを用いた。Quick Charge 2.0 相当 12V/1.25A の入力が可能な物だ。
こちらでは 12.2V/1.12A (13.6W) が最大値として記録した。Quick Charge 2.0 で出力される 12V であっても何も問題のない充電が可能である。
Sony Xperia Z2
Xperia Z2 は Quick Charge 2.0 対応であり、9V 入力に対応する。Xperia Z2 のバッテリー残量 65% まで減らし、ディスプレイは消灯した状態に於けるデータとなるので、残量が多ければ電流も下がるし、残量が少なければもう少し多い電力で充電される場合もある。参考までに。
今回は 9.08V/1.05A (9.5W) がピークとなった。Quick Charge 対応スマートフォンの充電に於いても問題皆無。
電源を 5V/2A 出力可能なモバイルバッテリーに切り替えても 5V/1.4A の出力を確認出来た事も付け加えておく。
おわりに
全てのケースで仕様上限に近い電圧/電流で充電を行えた為、品質は高い物であると感じた。特に、電気的にケーブル内のシールドを確認することが出来たので良い経験にもなった。
曲げに対する耐久性も高い物とされているから非常に安心して利用出来る MicroUSB ケーブルであると結論づけることが出来る。
多少なり欲を言うなれば、シールドも金メッキを施して 90cm ケーブルにもケーブルタイを付けてくれると完璧になるかと思われる。
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