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この度、Aukey より PB-N42 のご提供を頂いたのでレビューをお送りする。
本製品は 10,000mAh の放電容量を持つモバイルバッテリーで、同時に 2 台までのデバイスを充電することが出来る。LED ライトも装備しているから非常用の光源にもなる製品だ。
製品概要
モバイルバッテリー本体と充電用 MicroUSB ケーブル、マニュアルと保証書が同梱されている。マニュアルには日本語表記もあるので使用上、困る事は無いだろうと思う。
製品外観
バッテリー放電容量の検証
デバイスへの充電及び、本製品の充電の両面から 10,000mAh のうちどの程度の電力が充電に使用出来るのかを検証した。
デバイスの充電に使用出来た積算電力量は 6,700mAh となり、本製品を空っぽから満充電に要した積算電力量は 9,026mAh だった。
ここから計算すると、実際に使用出来る電力量は 3.7V 10,000mAh のセルから 5V 出力で 7,400mAh 換算となり、そのうち 6,700mAh を使用出来たことから DC/DC 昇圧変換効率は約 90% と非常に高い。メーカーが公称する 10,000mAh という容量を非常に効率良く使えていると言う事だ。
本製品充電に要した 9,026mAh は 5V 時の物なので 3.7V に換算すると 12,197mAh になる。つまり本製品への充電自体の効率は少し悪い結果となった。
モバイルバッテリー自体の充電には AC 充電器を用いる物なので、入力の変換効率よりも実際に出力で使える電力量が多い方が良いので大した問題では無いだろう。
この検証から、実際に使う事が出来た 6,700mAh という数値を手持ちのデバイスに搭載されているバッテリー容量で割り算をすれば良い事となる。
例を出すと iPhone7 なら 3.4 回、iPhone7 Plus なら2.5 回。筆者が使用している Xperia X Performance は 2.6 回の満充電を行うことができると言う事である。
数世代前の 10,000mAh モバイルバッテリーよりもいくらか多く充電出来るので、それだけモバイルバッテリー関連の技術も進んだと言う事だろう。
使用感
筆者が使用している Xperia X Performance に対して本製品より充電を行った所、4.95V/1.5A (7.5W) の出力が得られた。5V 入力だと Xperia X Performance はこれが上限なので問題は無い。
また、本製品を 5V/2.4A 出力の AC 充電器で充電を行った場合、5.2V/1.87A (9.724W) となった。仕様上 5V/2.1A (10.5W) 入力なので若干少ない結果となった。0% から満充電に要した時間は 5 時間 9 分となっており結構かかったようだ。
おわりに
10,000mAh という使いやすい容量で重さも 230g と持ち歩きやすい。何より内部的な変換効率がかなり高い部類の製品である為、今まで触れた同容量を持つモバイルバッテリーよりも少し多くデバイスを充電出来るのでお得感もあるなと感じた。
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