MSI X370 GAMING PRO CARBON の BIOS 1.90 が来たので早速アップデート

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 X370 GAMING PRO CARBON の BIOS をダウンロードするページは常にタブで開きっぱなしで、日々ベータ版を含めバージョンアップチェックなんてしていた。
 今日も何度目かなーってリロードをしたところで突如 7A32v19 なんて目に入ったので早速ダウンロードしてアップデート。常用 OC 設定で再度ストレステストまでやってみた。

https://jp.msi.com/Motherboard/support/X370-GAMING-PRO-CARBON
MSI X370 GAMING PRO CARBON gaming motherboard supports AMD® RYZEN Series Processors for socket AM4, ...

 こちらのオフィシャル情報によると 1.90 への更新内容は次の通り。

– Improved memory compatibility.
– Update AGESA Code 1.0.0.6b

 メモリ互換性の改善と AGESA Code が 1.0.0.6b になったという事。
 既に筆者は CFD W4U2400CM-8G を 2933MHz まで OC して安定している状態なので、現状はあまりありがたみの薄い所だが時間が取れたら 3066 や 3200 動作に再チャレンジしてみようかと思う。

 BIOS は更新前にデフォ設定に戻し、更新後も一旦デフォ設定を読み込んで反映、再起動後にもう一度 UEFI に入って常用設定を行った。
 筆者は Ryzen 7 1700 + W4U2400CM-8G な環境で次の様な設定変更を行っている。

 AGESA Code の確認は HWiNFO64 で行った。マイクロコードだけでなくバージョン表記の文字列も更新されていた。過去には 1.0.0.6 に更新されたとき、この文字列は 1.0.0.4a のままだった事もあるので一応気にかけてみたまで。

 常用 OC の為のストレステストはいつも通り IntelBurnTest のプリセット VeryHigh で行った。筆者の場合、これさえ完走すれば H.264/265 エンコードや RAW 現像なんかで落ちた事は今のところ一度も無い。

 順序が狂ってしまったが UEFI 上から確認した Micro Code は 8001129 となっていた。

 UEFI 自体、新たになにか項目が追加されたというポイントは目に付かなかったが、OC していても Idle 時には Vcore が 0.5V 台にまで自動で落ちるような挙動になっていた。これはベータ版である V1.91 と同じ挙動だった。Idle 時の消費電力が微妙に下がるハズで尚かつ動作不安定にはなっていないので歓迎したい変更ポイントでもあると思う。

 今回のバージョンアップによる目玉は更新内容の 2 項目全てなので、メモリ動作に悩んでる人は取り敢えず飛びついてみるのも良いかと思う。
 逆に不安定になってしまった場合には無理して最新バージョンを使わず、安定していたバージョンに戻すか改めて安定するパラメータ調整を行おう。

・2017/09/25 9:40 追記
 1.90 へ更新後、OC しつつ CnQ を有効とすることで P0-State への移行がしなくなるとの報告があったので、試してみたら最高でも P1-State までしか上昇する事は無かった。
 つまり BIOS で設定可能な P0-State への移行が無いので Ryzen 7 1700 の場合は 2.7GHz が上限クロックになってしまっていた。
 この現状が起きている状態で K17TK を用いたレジスタ操作を以てしても P-State の移行は行われないし P1-State のクロックも変更出来なかった。
 筆者としてはクロックの変動を抑えたい為に OC 時に自動で CnQ が OFF にされたまま放置してるから問題を被る事は無いのだが、CnQ 併用の OC をしている場合はちょっと適さない BIOS になるかと思われる。

著者プロフィール
ぶっち

本格的に PC へ触れ始めてたのは 1990 年位から。
興味は PC 全般。OS は Windows と Linux などを嗜む。
プログラマやネットワークエンジニアを経てフリーに活動している 2 児の父な 40 代半ばのおじさんです。

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