WordPress と Nginx の調整再び

WordPress
この記事は約2分で読めます。
この記事は最終更新日より 1 年以上経過しています。
画像やリンクが無効になっている可能性もあるのでご了承下さい。

 先日は Nginx 側のキャッシュ制御を変えてあれやこれやと弄ってみた物の、制御変更によりキャッシュのパージも「Nginx Proxy Cache Purge」というプラグインを改造して対応を終えた。
 そこでふと「PC とモバイル端末でキャッシュを分ける意味」を考えるようになり、結果としてうちでは分ける事を止めようという結論になった。

 そもそも当サイトは Simplicity2 というテーマを使用させて頂いており、レスポンシブ対応の物であるからモバイル端末向けに極端なカスタマイズを施していない以上、キャッシュを分ける意味も薄い。
 とりあえずモバイル端末向けの広告設定を変更しトップページの広告を停止。ヘッダー画像も PC とモバイル端末では異なるので、画像ヘッダーを止めて単色塗りつぶしにした。これにより転送量が微妙に減るのでメリットといえばメリットになる。

 これら設定変更だけで PC とモバイル端末からのアクセスで表示されて目に見える物は全くの同一な物となった。
 故に今度は Nginx 側で FastCGI によるキャッシュ制御からモバイル端末判別を省き、キャッシュキーを変更。再度 WordPress 側のプラグイン Nginx Proxy Cache Purge を弄ってモバイル端末向けのキャッシュをパージする部分を削除した。

 既に PC からのアクセスでもモバイル端末からのアクセスであっても同一のキャッシュをして出力するようになっている。
 これによるメリットはアクセス元の端末に依存せず、キャッシュ済みのコンテンツに当たりやすいという事になり初回アクセス時でも高速なコンテンツ表示が行われやすいという事になる。今回の調整で得られる一番のメリットかもしれない。

 多くの人は WordPress のコンテンツや動作に合わせた Web サーバーの設定を行うかもしれないが、筆者は逆に Web サーバーの動作を簡素化しつつキャッシュを引き当てやすくする為に WordPress も調整するという事を行った結果となった。

著者プロフィール
ぶっち

本格的に PC へ触れ始めてたのは 1990 年位から。
興味は PC 全般。OS は Windows と Linux などを嗜む。
プログラマやネットワークエンジニアを経てフリーに活動している 40 代も後半に入ったおじさんです。

ぶっちをフォローする

コメント

This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.