UGREEN 20291 / 4-Ports USB 3.0 Hub をサブマシン用に購入

Review
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はじめに

 サブマシンで今まで使用していた USB ハブは設置位置がブロードバンドルーターの真横だった為、ワイヤレスデバイスと干渉を起こして動作の不具合を招く事が目立ってきた。
 そこでもうちょっと手元に近い場所へ設置出来るデザインの USB ハブを探していたところ、手頃な値段で UGREEN 4-Ports USB 3.0 Hub を見つけたのでポチった。
 UGREEN 社製品は以前提供を受けてレビューを行った際、品質や機能に問題も無かったので既存のレビュー内容などを気にせず購入した。

 決め手となったのは正面に 3 ポート、上部に 1 ポートでコンパクトなボディ且つケーブルが 1m あって別途延長ケーブルを用意する必要がない点だった。

 現在 USB の規格では USB 3.0 という表記は無く、USB 3.1 Gen.1 と改名されているが本記事では製品名に合わせて USB 3.0 表記とする。

製品概要

パッケージ

 郵便ポストに投函する形で配達されていたのでパッケージは想像よりもずっとスリムだった。

同梱内容

 USB ハブ本体とクシャクシャだった取説に何かのカードが同梱されていた。端子部分にはキャップが付いていたので細かい気配りがきいていて好印象。
 USB ハブの本体サイズは実測 77.0 x 20.0 x 50.0 [mm] (WxHxD) と非常にコンパクトだった。

製品外観

正面ポート

 正面には USB 3.0 ポートが 3 つ配置。

上部ポート

 上部に USB 3.0 ポートが 1 つと電源 LED がある。LED は通電時に青色で光る。

底面

 4-Port USB 3.0 Hub という製品名で型番は 20291 となる。
 底面には四隅に突起が付いているのみで滑り止め等は付属しないので別途要対処。

背面

 バスパワー駆動では電力が不足する場合に備えて電源コネクタが装備されているものの、電源は別売となっている。
 センタープラス 5V/2A を供給出来る電源を繋げばどうにかなりそうだけど、筆者の用途では電源不要なのでこの辺は使う予定が無い。

ケーブルと端子

 USB 端子は Type-A で 3.0 対応だから青色になっている。
 ケーブルは実測で直径 5.0mm もあって太いので伝送経路へのノイズも余り心配なさそう。太いだけあって開封直後などは癖が強いのでしっかり伸ばし、接続先の USB 端子に負荷が掛からないようにしておくとベスト。

使用するデバイス

 今回本製品を購入した目的はワイヤレスデバイスの USB ドングルをルーターから離して手元に近い部分に設置するということなので、フロントポート 3 つに各 USB ドングルを接続した。
 左のポートから順に「ワイヤレスミニキーボード、Bluetooth アダプタ、Logicool Unifying レシーバ」となっている。
 上部のポートは USB メモリなど何かを繋げるように空けておくことにした。

 USB 3.0 と 2.4GHz 帯の電波を使うデバイスでは干渉を起こして上手く動作しないことがあるので、その様な場合には本製品を USB 2.0 ポートに接続して速度を要さない入力デバイス専用としてしまった方が良い。
 これは USB 3.0 接続時にコネクタやケーブル、デバイス自体から出るノイズが 2.5GHz で、周波数の近い 2.4GHz に干渉してしまうからだそうで仕様上避けられそうにも無い。

USB ハブの設置

 本製品は底面に滑り止めないし相当する加工もされていない為、そのままでは滑るし上部ポートに付けたデバイスを取り外すときに USB ハブ本体が浮いてしまう。
 それでは使いづらいので底面四隅にダイソーで売っている 1mm 厚のアクリルフォーム両面テープを小さくカットして貼り付けた。強力な粘着力だけど剥がすときは綺麗に剥がれるのでかなり気に入っているテープ。

 固定位置を決めたら上から軽くギュッと押し込んで両面テープをしっかり馴染ませた。
 これで本体を手で押さえなくても上部ポートから USB メモリが抜けることを確認した。完璧。

使用感

 正面に 3 つのポートへワイヤレスデバイスのレシーバを並べて接続したが、各々で干渉することも無く、ルーターからも距離をあけたので非常に安定して使用できるようになった。
 以前なら Logicool K270 というワイヤレスキーボードを膝の上に乗せただけで電波が途切れてキー入力が不安定になったが、今回はそう言った現象も見られない。

 また 2.4GHz 帯の電波へ干渉してしまう件に関しては USB 3.0 対応 USB メモリを接続して CrystalDiskMark でアクセスが大量に発生しているときに限りワイヤレスマウスの操作可能距離が著しく縮まる形で干渉が認められた (( 具体的には 1.5m 程の距離でマウス操作が不能になった。 ))。送出される電波が干渉により非常に弱くなってしまっているのだろうかと思われる。
 これは本製品に限らず USB 3.0 という規格上、どうしようもないので USB 3.0 対応の高速なアクセスを要するデバイスと 2.4GHz の電波を使用するワイヤレスレシーバとの併用は避けた方が良いだろう。
 ちなみに USB メモリを取り外した瞬間から干渉は解消された。

 また本製品に USB 3.0 対応 USB メモリを接続しても速度低下など認められず、帯域をしっかり活かせていた。
 ケーブル長 1m という長さであっても伝送損失が少ないのだろうと思われる。
 次のスクリーンショットは左が PC ケースフロントポート接続時、右が本製品経由の接続時に CrystalDiskMark を実行したときの結果となる。本製品経由の接続ではシーケンシャルのみの計測にした。

おわりに

 筆者が常に繋いでおきたいデバイス数と本製品正面ポートの数が一致しつつデザイン面やケーブルも長く延長ケーブル不要と言った感じで筆者が求めていた物を全て満たしてくれる USB ハブだった上に、製品自体に不具合も無く全ポートしっかり動作してくれたから何の文句も無しに良い買い物だったと言える。
 本体設置方法に関しては手持ちのアクリルフォーム両面テープで対応出来たから個人的な不満はないが、手持ちが無い人にとってはちょっと面倒かなと思われるポイントでもある為、滑り止めか両面テープあたりを製品に同梱するのも良い手かと思われる。

著者プロフィール
ぶっち

本格的に PC へ触れ始めてたのは 1990 年位から。
興味は PC 全般。OS は Windows と Linux などを嗜む。
プログラマやネットワークエンジニアを経てフリーに活動している 2 児の父な 40 代半ばのおじさんです。

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