Ryzen 9 5950X 環境でのメモリ調整が完了

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はじめに

 以前の Ryzen 9 3900X 環境では SoC の耐性が乏しく、G.Skill F4-3200C14D-16GFX の 4 枚差しで DDR4-3600 CL16 動作としていた。
 では今回の Ryzen 9 5950X ではどの様にメモリの動作が変化するかなと色々と手探りをしてみたお話し。

動作環境

 使用マシンスペックは以下の通り
 BIOS は 3102β を入れているので AGESA 1.1.9.0 となる。

初回設定

 現環境になった時のメモリ設定は Ryzen 9 3900X を使用していたときと全く同じ動作タイミングを流用し、問題の無いことを確認していた。

 これがその時のセッティング。vDIMM は 1.38V としていた。

クロックを上げてテスト

 次に Ryzen 9 3900X 環境では諦める他無かった DDR4-3733 CL16 動作。

 一応動作しているように見えた vDIMM 1.40V 設定。

 Karhu RAM Test でストレステストをしていたら Coverage 4,295% でエラー発生。実にイヤらしい所でのエラーだ。

 サブタイミングを緩めても対処出来そうな類だろうけどそれは嫌だったので昇圧。
 vDIMM 1.42V まで来た所で Coverage 8,712% ノーエラーとなり、満足行く感じでクリアとした。

うちの環境の限界点

 DDR4-3733 まで回るのは分かったので、それなら「どこまで上げられるか」っていう事も気になる。
 何度も何度も POST に転けて起動せず、セーフモードで BIOS が立ち上がる場面に遭遇しながら分かった動作の限界点は……

 と言うことで DDR4-3866 CL16 動作までとなった。ちなみに vDIMM は Samsung B-die 常用限界の 1.50V に達した。

Samsung B-Die は 1.50V、Hynix C-Die と Micron E-Die は 1.45V を常用上限としたほうが宜しいようだ。

 尚、Karhu RAM Test は 100% 程度しか回していないので、これが安全に使えるかという事までは未検証。1.50V で負荷を掛け続ける度胸が無かったとも言う。

 結果からして分かってしまうと思うが DDR4-4000 はファーストタイミングからして緩めたところで POST 不能だった。

最終調整

 メモリの動作は DDR4-3733 CL16, vDIMM 1.42V とこの点は決定。
 あとは SoC や VDDG, VDDP の電圧を見なおす事にした。

 最終的に SoC を 1.05V から 1.00V に下げ、VDDG IOD を 1.00V から 0.95V に下げることにした。
 Ryzen 9 3900X 環境までなら SoC 1.00V だと低すぎて POST しないか、OS まで進めたとしてもまぁエラー吐くだろうって感じだった。
 しかし、今回の Ryzen 9 5950X 環境ではこれでも余裕で動いてくれてしまったので儲けものだった。

 次のスクリーンショットの通り、Karhu RAM Test も少し軽いかも知れないが Coverage 6,400% クリアって事で完了とした。

 あとは BIOS を弄らず 1 週間前後経過したら念のためにもう一度 Karhu RAM Test を回しておこうと思う。
 過去にストレステストが通っても日が経つとエラーを吐き出すなんていう現象があった為だ。

余談

 サブタイミングを緩めつつ vDIMM も 1.49V まで盛って DDR4-3733 CL14 動作が可能であると分かった。
 しかし、そこまでして CL14 を実現したところで Ryzen DRAM Calculator の Membench を回しても CL16 時より 0.4 秒早くなっているだけだった。
 それならより低い vDIMM で回る CL16 でキッチリ詰めた方が何かと良いだろうと言うことで CL14 動作は無駄かなと思ってしまった。

おわりに

 メモリの動作クロックは DDR4-3600 CL16 程度でも必要十分と思われるが、Ryzen 9 3900X 環境で諦めざるを得なかった DDR4-3733 CL16 動作が安定してくれたのは嬉しい限りだった。
 速度差なんてベンチマークでもしない限り分からない。それでは何故 DDR4-3733 に拘るのかと言えばただの自己満足でしかない。
 それとメモリクロックの速度は 3200 から 133 刻み (3200, 3333, 3466, 3600, 3733, 3866, 4000…..) のクロックが好みなので、DDR4-3800 には興味が無いと言う事もある。
 だからこその 3733 であると。

 今後はこの設定で使っていこうと思うが、色々遊んでいるうちに「16GBx2 の 2 枚差しで遊べるメモリが欲しいな」なんて思い始めてしまった。メモリ容量を増やすわけでも無く、モジュールを 2 枚に減らす為だけにお金を出すのはかなり抵抗があるので将来的に…… だが。
 どうもシングルランク 4 枚だと Gear Down Mode は切れないし電気的に不利があるなぁなんて感じで。

完了したと思ったが……

 1 日が過ぎて何気なしにイベントビューアを覗いたところ、昨日のストレステスト終了後から今までに WHEA-Logger 19 のエラーが 4 つ程出ていた。
 したがって SoC を 1.000V から 1.025V に上げざるを得ない状況に。これでまた様子見と言う事でまだ完了では無かったようだ。早とちり。
 WHEA-Logger 19 に関するエラーは HWiNFO の Sensor のみを常時起動している人なので、最下段にある Total Errors の項目をグラフとして表示させておく事とした。これならエラー出たら直ぐに分かるので楽で良い。

BIOS を更新したら 3733 でエラーが……

 2021/01/13 に C8DH の BIOS 3201β が出ていた。早速人柱にでもと更新し、Karhu RAM Test を回したらエラーが出るようになった。
 この BIOS じゃダメだなーと Stable な 3102 に戻したところ、それでもエラーが発生するようになってしまった。
 そして 2021/01/14 になり BIOS 3202β が公開された。これでも同様にエラーが出てしまい、尚かつエラーの出る場所もまちまちだったりと不安定に。
 最終的に本記事で行った調整を撤回しつつ vDIMM を 1.43V まで上げた所、エラーが出なくなったので、更にマージンとって 1.44V に落ち着いて居る。
 BIOS が変わる度にメモリのテストを行うクセはあった物の、ここまで左右されるような動作の違いは初めてだった。
 なかなかに骨の折れる作業だ……

  • 2021/01/13 23:56
    「完了したと思ったが……」の項を追加
  • 2021/01/15 20:20
    「BIOS を更新したら 3733 でエラーが……」の項を追加
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